詩人:どるとる | [投票][編集] |
誰かの涙を 見つめていました
僕のこの瞳が
降りしきる雨音を聴いていました
僕のこの耳が
世界は黙っていても悲しくて
どこかしらうれしくて
優しくて
だから言葉にできない 気持ちになる
ふいに周りの音がやんで 静まり返る時
僕は あなたの声を探す
僕は あなたの笑顔を探す
すぐそばにある ぬくもりのかけらを
寂しさをごまかすように
そこにある花に手を伸ばして
甘い香りに 君を 思い出す
ああ 夢から覚めたら
もうそこは夜の水底
かえらない夢の終点
さよならを言う為に
おはようを交わしては
待ちわびたあの笑顔に
咲いた 希望が 照らす 場所まで駆けていく
僕は あなたの声を探す
僕は あなたの笑顔を探す
すぐそばにある ぬくもりのかけらを
寂しさをごまかすように
そこにある花に手を伸ばして
甘い香りに 君を 思い出す
懐かしい 手ざわりに君を 描いてる
フラワー。
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輪郭線を かたどる
ぼやけた イメージが
なぞってゆく 引かれたレールの上を
誰が 決めたのか
ルールは 出来合い
どこか 人為的で
作為的な 味わい
そうして 踏み出した
世界に 僕の涙が 落ちて
しだいに波紋のように広がり
未来を染めてく
見渡したら なんて
思い違いした世界だろう
僕はとたんに すべての意味をなくす
平均台の上を歩き
低俗さを競い合う
優しいだけの場所で陽射しを分け合う
アイデンティティは死に
心にモザイクをかけた
こんな場所で満たされて
スパイスで ごまかされて
いつしか 変わり果てた世界に
僕の 血潮が こぼれ落ちる
さっさと今日を平らげて
胃袋をいっぱいにしたら
頭も冴えてきた
出来損ないの 世界には
こんなこけおどしが ちょうどいい
言葉は いつも口先だけ
僕は 何ひとつ本当を語らない
罪悪感に突き刺さる スピードスター
慌てて 出口を探す
突破口は ない
絵に描いた世界には
救いはあっても生きがいはない
そうして 踏み出した
世界に 僕の涙が 落ちて
しだいに波紋のように広がり
未来を染めてく
見渡したら なんて
思い違いした世界だろう
僕はとたんに すべての意味をなくす。
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月が照らす 道を口笛吹きながら 歩く
いやなことも今だけは忘れられるよ
空も飛べない 僕だけど
魔法も使えない 僕だけど
それでも 大切なものを その胸に
誰もがひとつだけ抱えてる
この夜は 明日をもっと
楽しみにさせるよ
心まで ウキウキ
ドキドキの さなか
何も いいことなんて
ひとつもない けれど
わるいことも ひとつもない
言い換えればそれは
順調な毎日ということです
そろそろ おひらきにしましょうか
幕を降ろして おやすみのキス
さよなら また明日
光の幕が 開くまで
夢から覚めた僕は 看板に惑わされてしまう
正しさという概念にとらわれてる
赤信号を渡れない
僕だけど
融通の利かない僕だけど
それでも 信念に似た気持ちを
いつも忘れないように抱きしめてる
この夜は 悲しいことも
うれしいことも 隠して
笑ったり 泣いたりすることも
明日にならなきゃわからない
だから僕らは 明日が楽しみだ
だけどそのぶん不安は募る
明日は 晴れですか
雨でしょうか
気になるよ 眠れない
夜更かししよう
寝てるなんてもったいない
目を閉じて スリーツーワンで
世界は昨日より少し変わる
もっと楽しくなる
もっとにぎやかになる
たとえば色がひとつ足されるように
昨日は知らなかった
楽しいが 音になって
色になって 瞳の中に広がる世界
この夜は 明日をもっと
楽しみにさせるよ
心まで ウキウキ
ドキドキの さなか
何も いいことなんて
ひとつもない けれど
わるいことも ひとつもない
言い換えればそれは
順調な毎日ということです
そろそろ おひらきにしましょうか
幕を降ろして おやすみのキス
さよなら また明日
光の幕が 開くまで
明日が楽しみで今日も眠れない。
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浅い夢から覚めた僕は
ひとりきりだった
宛もなく 意味もなく ただ ただ
窓の外の憧れは
ただ 夕日の色に染まって
続きの物語 ページの向こうへ 逃げ去ってゆくあらすじ
ひたすら待ちぼうけの毎日だ。
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やわらかな陽射しが包む
庭の畑に咲いたひまわりの花
そよそよ風に揺れている
僕は 見上げた空をあおいでる
今この時の幸せをかみしめてる
あなたがいて 僕がいて
それだけで 幸せなんて
両手でも抱えきれないほどあふれてくる
笑ったり 泣いたりしながら
積み重ねるたくさんの思い出は
畑に咲いた花のように
少しずつ 土だけの心に
色鮮やかな花が 咲いて
にぎやかになる 僕だけの庭になる
振り返るその場所にいつも
広がる 思い出が咲く場所。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
大切なものをなくした
あなたのいない部屋に
流れる時間は永遠に埋まらない
胸にぽっかり空いた穴を開けた
君の笑顔 君の仕草や表情の一つ一つ
何ひとつ忘れてないよ
誰のせいにすればいいかな
なんのせいにすればいいのかな
何度忘れようと笑っても
作り笑いしか浮かべられない
もしも願いが叶うなら
もう一度だけあなたに会いたい
干上がった涙の川
もう降り止んだ雨
だけれど晴れた空に見えるのは
むなしさばかりでため息をつくよ
君の好きだった場所や色 何もかも 昨日のことのようさ
もう聞こえない君の声
もう見れない君の笑顔
君を幸せにすることが出来なかった
それだけが僕の生きがいだったのに
空のない街に降る涙より冷たい雨
一分一秒が胸に突き刺さる
もしも叶うなら
言えなかったありがとうを伝えたい
愛してるも
誰のせいにすればいいかな
なんのせいにすればいいのかな
何度忘れようと笑っても
作り笑いしか浮かべられない
もしも願いが叶うなら
もう一度だけあなたに会いたい。
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瞳の奥に 沈む思い出が
涙に濡れるとき よみがえるあのシーン
静かに幕は開けて
笑っていたことも泣いたことも
忘れられない
何もかも 覚えていたい
でも忘れたいこともある
それは まるで朝焼けのようだ
レーザー光線が 海から街並みを照らして
幕が 開けるその時を 待ちわびていたように
ああ 堪えていた君の涙が 押し寄せてくる
スクリーンには 見えないドラマが
いくつもの 結末を 用意してても
あなたが決めるのはひとつの結末だけ
ほら たどり着きたいのは ハッピーエンド
手招きして こっちにおいでよと
幸せが 笑ってる この余韻に浸っていたい
暮れゆく街が地平線に沈む
悲しいときも うれしいときも
生きている
それだけのことが うれしくて 悲しくてたまらない
それは まるで 夜明けのような
めくるページの先 目で追うあらすじ
どんなことが待っているかは明日に聞け
楽しみで でも不安で
それでも明日はやってくる
花が咲いたら 枯れるまでが物語
雨に濡れる日もまた素敵だね
幸せばかりでも 味気ないんだ
昨日の続きで 今日も 遠い道から続いている
ひとつのレール 辿れば いくつもの思い出が見える
レーザー光線が 海から街並みを照らして
幕が 開けるその時を 待ちわびていたように
ああ 堪えていた君の涙が 押し寄せてくる
スクリーンには 見えないドラマが
いくつもの 結末を 用意してても
あなたが決めるのはひとつの結末だけ
ほら たどり着きたいのは ハッピーエンド。
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いつも 僕は 情けなくてだらしなくて
駄目なところばかり見せてしまうけど
あなたのことを好きなことにかけては
誰にも負けないつもりでいるんだ
ロマンチックのかけらもない僕は
汚いベランダで 洗濯物を干しながら
ごまかすように 君に好きと言った
君は 洗濯物の間から顔をのぞかせて
笑って言ったよ 「私も」と
多分 似た者同士の二人だから
好きなものも 嫌いなものも似ていて
少しくらい 不格好でも笑って許せるさ
これからの時間は あなたのために
たくさんの思い出をつくっていこう
いつか歳を重ねて 今日を思い出すとき
プロポーズの言葉なんて霞んでしまうくらい
カッコ悪い僕の顔が思い出の中に 見えたなら
それはかけがえのない宝物になるでしょう
積み上げた 思い出は 倒れそうなくらい
高い高いタワーになって 昨日を見下ろす
くだらない会話で 死ぬのを待ちながら
暮れゆく空を 見上げていよう
デリカシーなんて持ち合わせてない僕は
外食も 近場の安い飲み屋だ
焼きそばくらいがちょうどいい
好きなだけ 焼き鳥を食べよう
多分 似た者同士の二人だから
好きなものも 嫌いなものも似ていて
少しくらい 不格好でも笑って許せるさ
これからの時間は あなたのために
たくさんの思い出をつくっていこう
いつか歳を重ねて 今日を思い出すとき
プロポーズの言葉なんて霞んでしまうくらい
カッコ悪い僕の顔が思い出の中に 見えたなら
それはかけがえのない宝物になるでしょう。
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人生を楽しむコツはどこにあるのかな
楽しいだけじゃつまらないから
たまには 辛いこともあればいいな
予報にない雨に降られる日には
わがままに誰かをうらんだり
憎んだりするけれど
歌を歌えばほらね
いつの間にか
曇り空も晴れて 雨に濡れるのも
なかなか おつなものさ
なかなか 味があるさ。