詩人:どるとる | [投票][編集] |
忘れていたことも
あざやかに思い出す昨日は消えない
閉じた瞼の裏に
描いたいつかの場面
雨に 濡れるよ
いくつもの 喜び
同じだけの悲しみ
ひとつひとつ花束みたいに束ねて
今日の雨に歌えば
やさしい痛みだと知る
このほほにこぼれ落ちる涙には名前などなくて
行く宛さえない旅に出て 知らない土地で芽を出すだろう
いくつもの 思い出
あるいはメモリー
何ひとつ 置いていかないよ
雨上がり夜が明けるのをこのまま待ちわびよう。
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明日は雨になるって予報では 出てる
だけど だけど 雨の日もまた楽しい
雨が降るなら 雨の日にしか出来ないことしよう
水溜まり 飛び越えて
あなたに会いに行こう
シャラララ
明日の天気予報なんか どうだっていいよ
あなたが笑えることが何より 一番大切
雨だって 笑える隙があるなら
雨に濡れながら一緒に笑おうよ 約束だ。
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見渡す世界は 果てしなく広がり
どこまでも その手を伸ばしてゆく
わからないことばかりだ
だけど それもまた面白い
泣きそうで 泣かないような
笑いそうで 笑わないような
どっちつかずの気持ちを道連れに
世界を 渡ってゆく
いつか見た 夢を キャンバスいっぱいに
描いてみよう
何かが 変わる 合図
朝焼けの 光
明日が もう待ち遠しいよ。
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答えのようなものを探していたら
とたんに迷子になりました
この世界には正しさや絶対なんて
なに一つないことを忘れてました
ああ 夢の中を疲れはてるまで泳いで
魚になって 波を立てて 目指す
朝の 光に 焦がされて食卓に並んでも
あなたの胃袋に消えても
まだわずかに 希望は消えない。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
笑ったことや 泣いたこと
くだらないことや 大切なこと
ひとつひとつ 胸に刻み込んで
思い出という名前をつけて綴じよう
いつまでも忘れないように
時に押し流されても
あなたの 笑顔はあざやかなまま
瞳の奥のスクリーンに映るあなたの
笑った顔が 何度でもよみがえるたび
なくしたことさえも忘れてしまうけど
夢から覚めて気づくと君はもういない
手探りしても わざとそっぽ向いても
思い出の中でしか君には会えない
好きなことや 嫌いなこと
好きな色 好きな食べ物
何もかも思い出せるのに
何のために 覚えたんだろう
積み重ねた思い出が涙に濡れる
もう一度会えるなら何を話そうかな
そんなことばかり考えてしまう
あの日、君が 言った言葉がある
どうか私よりも幸せになってね
そんな言葉が今では悲しいんだ
だって君がいなければ幸せにはなれない
笑うことさえ うまくできないよ
目を閉じれば 思い出は浮かぶのに
はしゃぎすぎて疲れ果てた夕暮れ
君は 僕の隙をついてキスをした
そんな 場面が何より今では 恋しい
思い出は消えない 消せない
だからこのまま 君の思い出を抱いたまま
僕は生きて行ってもいいかなあ
瞳の奥のスクリーンに映るあなたの
笑った顔が 何度でもよみがえるたび
なくしたことさえも忘れてしまうけど
夢から覚めて気づくと君はもういない
手探りしても わざとそっぽ向いても
思い出の中でしか君には会えない。
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人に感謝できない人になりたくない
ありがた迷惑とか余計なお世話とか
お節介な人に つい言ってしまうけれど
もらった恩はありがたく頂戴するよ
ありがとうと あまり聞こえないこの頃
助けてもらうのが当たり前と思ったら
ありがとうなんて 言えるはずもないね
あなたがいて 私がいて
そうやって いくつもの人が繋がって
誰かが誰かを頼られなくても助けるから
いつの間にか それは地球を囲むくらい 大きな大きな輪になる
人はそれを 愛というよ
誰かと一緒にいることの楽しさに気づいたら
ひとりぼっちでいることの寂しさに気づいた
誰かと笑えば 楽しさも二倍
誰かと泣けば 悲しさも半分
僕は いつも誰かと生きている
支えられてはじめて生きている
あなたも幸せ 私も幸せ
みんなで 幸せになれたらいいね
誰か一人だけが 幸せになる そんな幸せなら いらない
みんなが笑えるような そんな明日が 来ればいいと思う
ささやかなことのひとつひとつ
気づいたら 幸せなんてこんなにすぐそばにあったんだね
ただ僕らが気づかなかっただけで
あなたがいて 私がいて
そうやって いくつもの人が繋がって
誰かが誰かを頼られなくても助けるから
いつの間にか それは地球を囲むくらい 大きな大きな輪になる
人はそれを愛というよ。
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お母さんのまなざしと
お父さんのまなざしが
あなたを 育てたんだよ
あなたを 愛したんだよ
愛はどこにあるのかな
引き出しの中にもない
庭にもない 空にもない
心の中にある 誰もが持ってる 人を思う気持ち
それが愛だよ
お父さんやお母さんがあなたを見つめたように
あなたもいつの日か大人になって
お父さんやお母さんの立場になるとき
あなたも同じまなざしで かわいい子供を見つめてる
それが愛だよ
陽射しのようなまなざしと
雨のようなまなざしで
あなたに優しさと厳しさを教えた
間違ってることや正しいこと
愛を 時に 憎んであなたは 優しさを受け入れられず
余計なお世話と 背を向ける
そして まなざしの届かないところで気づく 愛のあたたかさ
お父さんやお母さんがあなたをしかりつけ叩いたのは
あなたを愛しているから あなたにちゃんとしてほしいから
痛い思いしてまであなたを叩くんだ それが愛じゃなくてなんなんだろう
お母さんと お父さんの間にはさまれて
右手はお母さん
左手はお父さん
手を繋いで帰る夕暮れを 思い出した
いつの間にか いつの間にか 僕の目には涙
なくしてはじめて気づく あの温もり
お父さんやお母さんがあなたを見つめたように
あなたもいつの日か大人になって
お父さんやお母さんの立場になるとき
あなたも同じまなざしで かわいい子供を見つめてる
それが愛だよ。
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ダークで ポップな
気分に陥りたいなら
読もう
ねこぢる
猫なのにかわいくない
猫なのに 愛らしくない
でもページを読む手が止まらない
私の愛読書 ねこぢる。
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泣いたり 笑ったり それなりに忙しい
日々をのらりくらり かわしていく
悲しいことのいくつかと
嬉しいことのいくつかを
抱えたままで 引き続きの旅へ
忘れたような 思い出が ふとまぶたの裏に
まだ あの日の痛みだったり ぬくもりを覚えているから
今 少しずつ 朝へと向かってゆく
この緩やかなスピードに身をまかせて
毎日色を変える季節 急ぐ僕を風が笑う
しゃんとした夜明けまえの心だけ 額からはみ出したまま
底冷えした世界を 見つめてる。