詩人:どるとる | [投票][編集] |
光のスピードで
変わってゆく世界を
遠くから 見つめてる
いくつもの瞳
耳をすましても何も聞こえないし
手を伸ばしても 伸ばしたそばから空回り
いくつもの 問いかけに いちいち答えを出したい僕らは
生きるという問いかけの答えが出せないだけで 途方に暮れる
もう少し マシに 笑いたい
路線図どおりは つまらない
いくらでも脱線してレールから外れて
地図にない 場所に心を 向かわせる
勇気なんて 言われなくてかまわない
風の吹くまま 気の向くままの旅だ
始まったばかりのこの旅は 誰も知らない航路を辿る
風の 足取りを
追いかけていくその先は
昨日とはまるで違う世界だ
閉じた瞼の闇にも 灯る光がある
見えるものだけがすべてと思うな
絵に描かれたような幸せばかりに目を奪われるようなら
きっと 夢なんて見る意味はないのさ
旅しながら 探そう すべての意味を
もう少し マシに 笑いたい
路線図どおりは つまらない
いくらでも脱線してレールから外れて
地図にない 場所に心を 向かわせる
勇気なんて 言われなくてかまわない
風の吹くまま 気の向くままの旅だ
始まったばかりのこの旅は 誰も知らない航路を辿る。
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あした 何が起こるかも誰にもわからない
雨の予報でも 晴れることもある世界だ
あなたは 笑っていますか
たとえばあしたまでの命でも
今日とおなじように笑えますか
僕には 見えない涙が 笑顔が
いつでもこの世界を染めている
僕には聞こえない 産声や 叫びが
いつでもこの世界を動かしている
戦争やいじめがないあしたなら
すぐにでも幸せは手に入れられるね
でもいくら望んでもそんなあしたは
きっとどれだけ待っても来やしない
だから今日できることをするんだよ
一人一人の思いや 気持ちが
誰かの心を 支えている
そこにつけ入る一部の悪が
誰かの心を 踏みにじる
僕は 声を あげるだけ
正しさを 正しいように叫ぶだけ
それしかできない 力もない
だけどみんながおなじように
叫べば あしたからでも平和になる
それを怠ける人たちが 平和を遠ざける
僕には 見えない涙が 笑顔が
いつでもこの世界を染めている
僕には聞こえない 産声や 叫びが
いつでもこの世界を動かしている。
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はじめてのこんな気持ちを
言葉にできずに 立ち止まる
あなたの笑顔が 昨日よりまぶしく
見えるのは気のせいかな
いくつもの思い出が映っては消えてく
季節の終わりに
そっと 咲いた花のように
僕の胸のここら辺に
熱く 灯るのは
あなたが好きでたまらない
そんな単純な でも純粋な気持ち
初恋という気持ち。
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見渡すかぎりの世界は いつかの思い出を抱えて
すべての人の瞳の中で どこまでも 広がって
蟠りを残したまま めくられていくページ
その先には何があるのか誰も知らない
僕はただ いつでも
笑える隙をうかがって
その時に備えるだけ
はるか 向こう岸まで 悲しみでいっぱい
喜びは あまりに小さくて見えない
それでも まだ 希望は溢れるほど
この世界を 照らして
今日も変わらない朝を届ける
幸せというならばこんな気持ちをいうのだろう
僕は意味もなく笑った。
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読みきりの漫画みたいに
その場しのぎのライフスタイル
通りすぎたらもう昔話だよ
関係ないって顔で 笑ってる
今日 明日 明後日 繰り返すデイバイデイ
行ったり来たりでまた振り出しから
単純な日常描写のその先を知りたくて
さあ始めよう少しばかり長い夢の続きを
なんとなく 始まっては終わるような
物語じゃつまらない
生きる痛みごと愛せたらもっと ずっと楽しくなる そんな気がするのは何故かな
わからない わからない 答えは何処に
地図さえもない道じゃ 迷うのも当たり前
だから今さら 情けないも頼りないもない
単純な日常描写のその先を知りたくて
さあ始めよう少しばかり長い夢の続きを
なんとなく 始まっては終わるような
物語じゃつまらない
生きる痛みごと愛せたらもっと ずっと楽しくなる そんな気がするのは何故かな。
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目に見えるものだけがこの世界の全てなら
心や感情なんて 要りません
だから さわれない思いにふれるには
目を閉じて 暗闇や無音の中に光や声を探すんだ
降り止まない 雨に濡れ うつむいたそのほほに差しのべる こんな汚れた手でも誰かを愛せるかな
人を愛することは 人に愛されるということ
人を憎めば憎むほど愛もまた 深まってゆく
僕らは人を愛さずにはいられない
だって心や感情が僕らをいつでもその場所に留まらせるから
忘れられたような場所に咲いた花の名前を
覚える意味のなさにもある意味
そんな優しい 言葉をくれるならば
誰も孤独になんかなりたいとは思わなかっただろう
気づいたよ たくさんの人の幸せと同じだけ悲しみもあること
僕は願う「今日出会った人と明日もまた会えますように」
人を労い 敬うこと 或いは人を慈しむこと
そんな当たり前なことすらもどこか冷めている
僕らは 生き物の中でもひときわ頭がいい
だからその賢さで誰かを思いやるのも決して無駄じゃない筈だ
そして気づく 僕は一人になったとたんに不安になる
誰かといると 心強い こんなにも弱い僕は 強がることしかできないけれど 強がるのにも誰かがいなければ強がれない
人を愛することは 人に愛されるということ
人を憎めば憎むほど愛もまた 深まってゆく
僕らは人を愛さずにはいられない
だって心や感情が僕らをいつでもその場所に留まらせるから。
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順調に見える毎日だけど
不安の色が見栄隠れ
まだら模様の心が今にも泣き出しそうだ
ああ どうして 僕は僕なんだろう
それさえもわからない 曖昧な輪郭がより一層ぼやけた
雨の終わりは 虹の架け橋を 風が渡り
その向こうへと 続いて道は 伸びている
夢の終わりは味わい深いまどろみに舌鼓
悲しい報せに 涙がまたほほを伝わっても
いつかの 思い出が慰めている。
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言葉にしなければわからないほど
僕らの心の距離は離れてしまったのかな
考えていることを顔を見ただけで分かりあえたのに
きつく結んだはずのリボン結びがほどけかけてる
愛してるとか 大好きだよとか
いらないから ただ寂しいときにそばにいてほしい
でもそれが一番難しいのもわかってる痛いほど
あなたの 寂しさと僕の寂しさを 重ねて
同じだと気づいたら少し目が覚めた
何も 変わらない 肝心なことは
いつまでも きっと変わってしまったのは僕らのほうだ。
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変わらなくちゃと思う 何かを変えなければ
僕は額からはみ出せず 傷つくのも嫌がる
愛されることに不馴れで いつまでも開けない窓
くたくたに疲れ果ててしまう夕暮れ
沈んでく 夕日の眩しさで目がくらんだ
愛されたいのに 愛されたくないなんて
すれ違い行き違う 気持ち 無い物ねだり
僕は一体 何が欲しいのだろう 何も欲しくなんてない
ただ 寂しいだけだ
飲み干すだけのスープに 味や具材なんていらない。
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本当嫌になるねアメリカ被れのビーナス
ホットドッグ片手に 夢を語る
熱線が アスファルトを焼いて
フライパン張りに熱くなってる
簡単に セックスに
身を 溺れさせてしまう
薬で頭が ぼんやりして
アメリカの昔の映画が テレビに映る
ボロボロの車で夢を追いかけてる
少年少女の出てくる青春映画だ
その点、僕は 何色でもない。