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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[6450] あの日見た夢の続き
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胸の窓に映るのは
いつか忘れた誰かの涙

君が乗ってたパジェロが 駐車場に停まってる

なんとなく気晴らしに夢の続きを見たくて

昼間から昼寝と洒落込めば いつの間に夜でした

君は ただ 僕を心底愛していて
僕も ただ 君を同じように愛していて

でもそれが なんだかうまくいかなくなった

さよならと言ったのは 僕からだった

君は泣いていたけど僕はあんまり泣かなかった

もう何もかもが嫌になってしまった

気づいたら随分いろんなものをなくした

気づいたら長い間寂しさに縁がなかった

通り過ぎたら 懐かしくもなるさ温もりも

君が好きだった 花を窓際に飾ってみたよ

勝手なことくらい知ってるから言わないで

あの日見た夢の続きが見たくなった ただそれだけで

君が あの頃よりずっと愛しくなってしまう
でもそれは僕のわがままだろう

適当にあしらって欲しい

愛は いつもあとになってから欲しくなる

数えきれないくらいしたキスの味も思い出せない

愛していたのはただ僕のエゴだったのかな

気づいたら随分体重も 軽くなってた

気づいたら悲しいほど涙もろくなってた

優しさなら 腐るほどあるのに 無意味に膨らんでいくよ君への愛が

さよならと言ったのは 僕からだった

君は泣いていたけど僕はあんまり泣かなかった

もう何もかもが嫌になってしまった

気づいたら随分いろんなものをなくした

気づいたら長い間寂しさに縁がなかった。

2015/09/06 (Sun)

[6451] 産声
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午前23時君は生まれた
元気な産声上げて

まだ開かない目を しばしばさせてた

小さな手にふれるとぎゅっと指を握った

生まれてきてくれてどうもありがとう

でも、残念なお知らせ パパは不器用だから

愛をうまく伝えられるかはわからないけど

君を思うままに 愛したいと思うから

遠回りしながら 寄り道しながら

たくさん 君に教えたいことがあるよ

これから楽しみだ。

2015/09/08 (Tue)

[6452] スプーン
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宛もなく探したよ 君の笑顔を

空の中 引き出しの中 胸の中

大切なものはいつもたくさんあるのに

見失ってしまう 忘れ去られてしまう

だから君の手を 離さないという強さが

意地にも似た 強がりが僕を光らせる

ああ もう少しこのまま 意地を張らせてよ

つまらないプライドを守りたい僕を

見守っていて。

2015/09/06 (Sun)

[6453] だから死なない
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置き去りにされた自転車置き場の傘
無造作に壁に立てかけられただけの人生

誰かの代わりは誰も出来やしないから
痛みを肩代わりしてあげられないよごめんね

あくびする猫 路地裏 枯れた鉢植え

焼けたポスター 滴る蛇口の水

どれもこれもどうだっていいような

でもだからこそ大切なような

思い出の中にある 貸すかな小さな光

まだ やりたいことがたくさんある

間違っても死ねない
だから 死なない。

2015/09/07 (Mon)

[6454] ハッピーエンドがやって来る
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いつも何が正しいかを 僕らは
判断しながら生きている

同じ世界にいくつもの生態系を築く
人も動物も隔たりなんかないんだ

答えなんて物に惑わされたくない

道に迷うときはそっと目を閉じて

あなたを呼ぶ声を探して 見つけて

たどり着いたその場所で

あなたは幸せそうに笑いかける

あたたかな陽射しのようなぬくもりが

まるで約束されていたようにあなたを包む

まぶたを閉じれば何も見えないよ
でも確かに世界はここにあって

悪あがきするあなたを置き去りに
流れ移り変わる季節を連れている

正しさ それこそ道に迷う要因

生きるっていう簡単なことを少しばかり

難しく考えすぎていた僕がいた

何気ない風景やなんでもない会話に

幸せは人懐っこく寄り添っているから

気づいてよ 隠れん坊してるその幸せに

少しだけ見ている世界を いつもとは違う角度から見ればいい

朝が来て 夜になって
目覚めたら もう夕方だった
暮れゆく空に 雲が流れて わけもなく切なさに包まれる

道に迷うときはそっと目を閉じて

あなたを呼ぶ声を探して 見つけて

たどり着いたその場所で

あなたは幸せそうに笑いかける

あたたかな陽射しのようなぬくもりが

まるで約束されていたようにあなたを包む。

2015/09/08 (Tue)

[6455] スマイリンブギ
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この胸を躍らせる

喜びに笑いましょう

遠慮なんかいらない
準備なんかいらない

どうして笑わないの
恥ずかしい訳でもないのに

笑え子供みたいに

手を 叩いて喜ぶ君の顔が見たいから

この世界は もっと

面白くなっていく

昨日より今日より
楽しい明日

今日の今日よりも
楽しい未来

今までよりもこれからが楽しくなる

スマイリンブギ!

2015/09/08 (Tue)

[6456] アイラブユー
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昨晩降った雨が 残した足跡
記憶の中に 刻まれた 傷跡のように

何気なく さりげなく 通りすぎるだけの
時間は雨のように 痛みさえ昔話にする

そして僕の中には涙のかけらだけが残る

愛してるやアイラブユーじゃ

誰かを 幸せにすることはできない

あなたは 笑ってくれるだろうか

こんな僕の不甲斐なさや情けなさまで

愛して欲しいのさ 本当のとこはね

いくつもの 命が紡ぐ物語
どんなに長く思えても 永遠じゃない

下らなくてありふれてて それでいて
特別な何かを僕らはひとつ持っている

それを手にしたときから人生ははじまる

ただいまやおかえりが当たり前に聞こえる

そんな場所でいつも誰かの体温感じていたい

あなたは 教えてくれたよね

誰かに愛されること誰かを愛すること

その喜びや悲しみまで

ほら なんでもないって顔でもわかるよ

君が 今にも泣きそうなこと

巧妙に弱いとこ隠して強がっても

僕にはばれてしまうんだ お互い様だね

愛してるやアイラブユーじゃ

誰かを 幸せにすることはできない

あなたは 笑ってくれるだろうか

こんな僕の不甲斐なさや情けなさまで

愛して欲しいのさ 本当のとこはね。

2015/09/10 (Thu)

[6457] 
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夜の中に そっと紛れ込むように
誰かの寂しさが 見え隠れする通り

涙を流すことを 恥ずかしがる人たちは
涙を流すことを 弱さのあらわれだと笑う

間違いだらけのあなたの正しさは
なんて悲しい色をしているんだろうか

目を閉じて 耳をすまして

見えるものや聞こえるもの

ひとつひとつ ちゃんとふれてごらん

そこにあるなんでもないような

毎日の片隅にそっと咲いている花に。

2015/09/10 (Thu)

[6458] 願い星
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なくしたものが多すぎる

生きていくたびになくしていく

そして残った見えないものが

やがて名前のない思い出になって

あなたの晩年を黄昏に染めてくれる

何を願おうか

この星に生きるたくさんの人の幸せを願うには

僕はあまりに欲張りすぎるから とりあえず願わずに

今は星を見送ろう。

2015/09/12 (Sat)

[6459] 夜明けのイメージ
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流れるままに 歩いていたら
行き着いた未来は あの頃イメージしてた
未来とは少しだけ 色が 違っていた

変わりゆく世界でいつまでも変わらないものを
探すけれど道に迷ってばかりだ

今にも泣きだしそうな 今にも笑いだしそうな
君の顔を ただ見ているだけで楽しい

そこに咲いている花も 吹き抜けていく風も 何かが違っても僕らはきっと
僕らにはなれなかった

そんな宛もない想像で 胸を満たして いつの間にか 長い夜がまたひとつ明けている

昨日出会ったたくさんの人たちと
また何処かで出会えますように祈る
引き出しの中の終わらない夢の下書き

昨日僕が見ていた世界は 今日の世界と同じはずなのに
雨が止んだだけでこんなに違って見える

勝手気ままに描いている夜明けのイメージは群れをなす鳥たちが羽ばたいていくような

同じ陽射しに照らされながら同じ雨に濡れていても
感じる気持ちや見聞きするものが違うよ

だから僕らの心はいつまでも ひとつにはなれない だけどひとつにならないからおもしろい

ふいに 目を閉じて

耳をすませば ほら

なんとなく どことなく

誰かの笑い声

その向こうに ある

生きているってささやくように

脈打つ 無数の音

そこに咲いている花も 吹き抜けていく風も 何かが違っても僕らはきっと
僕らにはなれなかった

そんな宛もない想像で 胸を満たして いつの間にか 長い夜がまたひとつ明けている

新しいページから 一日がはじまっていく。

2015/09/13 (Sun)
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