詩人:どるとる | [投票][編集] |
瞼の裏に思い出が 灯るとき
通り過ぎた道に咲いた花を
思い出す その形や色を
写真では けっして閉じ込められない
見えない記憶のダイジェスト
あなたのあの笑った顔や泣いた顔を
あざやかには 思い出せないだろう でも
なんとなく かすかに 思い出せる
それくらいが多分 ちょうどいい気がする
あの日、交わした約束は 風に消えた
吹いていた風や 陽射しのあたたかさまで
心は覚えているよ 僕にはわかるんだ
だから、形に残る思い出はいらない
このまばたきのストロボで焼きつける
いつも胸の奥にある ダイアリー。
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はじめてのことばかりだなあ
色とりどりの世界を見渡したとき
僕もそのなかのひとつの色だって気づいたんだよ
なんとなく 楽しいが増えてゆく
いつの間にか 隙間なく満たされてく心
悲しかったり嬉しかったりする
あなたの笑い声や泣き声で
世界はどんな色にも染まってゆく
ときめきのひびき 鳴らしてみよう
生きてることの喜びに気づけるように
生まれたことを心から感謝できるように。
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それはもう 果てしない
壮大な思考 或いは行き過ぎたイメージ
名前もない 宛もない
理由なき ときめきの為 畑を耕す日々
白旗あげるにはまだ負けてないんだ
まだまだ 十二分に 泣ける 笑える
生まれたこの喜びをいつか言葉にして
叫びたいなあ 七色に輝くよく通った声で
夜と朝が逆さまになって
僕の中の時計は 逆立ちしてる
時間の概念は彼方へぶっ飛んで
今日も明日もない
過去も未来もない
天と地程の隙間を開けて眼前に広がる世界
それは神様の仕掛けた罠なのさ
騙されてはいけない 拐かされるな
思い込みや決めつけで世界を見れば
たちまちこの世界はちっぽけになる
色も形もないような世界なら 手にした物差しでは計れない
思いきり伸ばしたところで届くはずもない
その手で何を描こうか 世界はキャンバス
足踏みしながら夜明けを待ちわびる
ドアの向こうに広がるまだ知らない世界
物語の最初の一歩を踏み出すのは君さ
高いとこから飛び込むように ほら
覚めない夢に 酔いしれながら 手放せない命がまたひとつ
暴れるくらいがいい
はみ出すくらいがいい
ちょっとだけ 誰かとは違うやり方で
この世界を 制覇しよう
夜と朝が逆さまになって
僕の中の時計は 逆立ちしてる
時間の概念は彼方へぶっ飛んで
今日も明日もない
過去も未来もない
天と地程の隙間を開けて眼前に広がる世界。
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つま先から 歩き出した
世界の果てを目指して
鳴らしてみよう 命の音を
いつか この身もだえるほどの悲しみを
まぶしいほどの生きる喜びに変えて
変えてやる
神様もいない世界は
今日も たまに
悲しい 酷く流れる血があるのなら
僕は 涙を流すだろう
それくらいしか できない
笑えない 冗談で隙間を埋めても
僕は いつの間に穴ぼこだらけ
思い出が 吹き零れてゆく
忘れてしまったのはいつかのあの場面
手の鳴るほうへ 流されてしまう
引き寄せられていく
命は やがて 来るべきさよならを知る
その場所が終点です。
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何処へ流れていくのだろうか
この風のはるか向こうを見つめてる
旅人は多くを語らず
必要以上の言葉は口にしない
涙の海が いっぱいになったら
溢れ出した気持ちのぶんだけ
泣こうか 空が晴れるまで
いつか手にした 心はいつだって
その先に行きたがる
終わりなんかないような気持ちで
こわれそうな思いを抱えながら
何がそうさせるんだろう
生きる理由を探しながら
宛のない旅は続いていく ページの先へ
愛されることに不馴れなこの身体
愛されたくないと強がるようにできてる
人一倍寂しがりやの心は
来るべき旅立ちの日にふるえてる
たくさんの思い出で満たされたい
溺れてしまうほど満たされたい
望むのは昨日と何ら変わらぬ今日
広がる世界に果てなんかないって
地図を破り捨てる
そんな勇気ある人になりたいと
叫べば少しはマシになれるかなあ
誇れるような傷跡も欲しいよ
「最初の一歩はみんな同じ」
与えられる痛みは誰にとっても同じ色、形
似たような 毎日が
ただ堆く 積み重なってゆくんだ
滑稽だろう 誰も彼も
みんな 頂を目指したがる
僕は 底辺から そんな人たちを呆れたように笑ってる
いつか手にした 心はいつだって
その先に行きたがる
終わりなんかないような気持ちで
こわれそうな思いを抱えながら
何がそうさせるんだろう
生きる理由を探しながら
宛のない旅は続いていく ページの先へ
僕らを動かす憧れてやまない お日さまの下へ。
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伸ばしたその手がつかんだ
いつもと変わらない今日が
いつもとは違う手触りを伝える
五感とか 第六感とか
イマジネーションとかに 付随する光
訴えてくる 受け取ったそのメッセージは入り口
世界に太陽を描く言葉
この四肢に 染み渡ってく陽射し
脳内をかき乱す 色とりどりのイメージ
なんとなく 少しずつ形になって
いつの間にそれがかけがえのない宝物になって
埋まらない隙間を満たしていく
希望という名の生きる喜びが
尊ばしい明日を僕にくれる
オールを離すな 生きる理由は
なんでもいい とりあえず息をしろ
馬鹿でも 大地を踏みしめる足があれば
喜びとか悲しみとかありふれた幸せに
出会えるはずだ 夜明けに間に合うように
今僕らは 旅支度をととのえて 歩き出すその間際
世界に太陽を描く言葉
この四肢に 染み渡ってく陽射し
脳内をかき乱す 色とりどりのイメージ
なんとなく 少しずつ形になって
いつの間にそれがかけがえのない宝物になって
埋まらない隙間を満たしていく
希望という名の生きる喜びが
尊ばしい明日を僕にくれる
舞い降りた光は両手でも抱えきれない
「生きることの意味」をようやく僕は失ってはじめて知る。
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悲しいような うれしいような
どっちつかずの思いを連れて
愛された 日々を思いながら
途方もなく長く果てしない
道のずっと先をこの心は見つめてる
割りきれないことばかりに
心は隙間なく埋め尽くされていく
わからないことがあったほうが
いくらか 生きていく意味がある
いつまでも埋まらない空欄を
間に合わせの答えで埋めたくはない
いつか、いつか 僕は答えてみせるさ
恥じらいもなく 答えてみせるさ
世界が求めてる答えを。
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こぼれ落ちる 涙はまるで雨粒のようさ
どうして 君は泣いているの?
生まれたときからずっと不思議でした
神様は留守の世界に傷跡がこれ以上増えるなら
誰かの悲しみも 僕の悲しみも
もう 花の種にして 涙の代わりに
さみしい景色に 花を咲かそう
争うことなんて もうしなくていいから。
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甘い余韻に浸っていたら気づいたら僕は
いくつもの大切なものを失っていたんだ
少しだけ ふれさせてあなたのそのほほに
いつか 届くだろう この手が空を 抱きしめるとき
僕は僕に恥じないような 強さを持てるかなあ。
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生まれたての心は いろんなものに
惹かれてしまう きれいなもの 汚いもの
さあ幕が上がったら夜明け前に
間に合うように 昨日の涙を片付けて
さよならのタイミング見失わないで
下手なドラマのように都合のいい展開が
君と僕を星座のようにつなげていくんだ
この物語のタイトルコールを叫ぼう
何かあとひとつ 足りない
何が足りないんだろう。