詩人:どるとる | [投票][編集] |
なんとなく生きることが最近
義務のようになっている気がする
生きなきゃいけない理由なんてさ
どこにもないってわかってるのに
人はいつも誰に聞いても真っ先に
死ぬより生きることが正しいように言う
でもそれは 生きることを楽しめてる人の勝手な言い分だと僕は思うのです
頑張らなきゃいけないって自分に
重たい責任を背負わせていませんか?
だからたまには深呼吸して ずるくなってもいいじゃない
頑張れるときに頑張ればいいと思うよ
頑張れないときにはまず何よりも休むことだよ
それもできないのに頑張るなんて笑わせるなよ。
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夢を見たんだ 君がいなくなってしまう夢を
目覚めたら まず君におはようって言うんだ
眠るときには 君におやすみって言うんだ
そんなことは当たり前なことだと思っている僕は間違っていた
ありがとうとか 愛してるとか
たまには言葉にしないと
届かない気持ちもあることを知ったから
昨日より明日は君を愛せそうさ
どこへ行くにも君がいないと迷ってしまうのは
君が僕の行き先を左右する道しるべだからだろう
わざと困らせてみたりすることもあるよ
でもそんな微笑ましい毎日がここにあることを僕は幸せに思う
僕の下手くそな思いを歌にしたら
こんな感じかなあって迷いながら
君の心に届くように綴るラブレター
宛名を書き忘れた間抜けなラブレター
そんなとこまでまるごと愛してほしい
その人らしさとか 見えるような
照れ笑いに隠された本当の思いに
気づいたらその時 二人は今よりもっと二人になれる
ありがとうとか 愛してるとか
たまには言葉にしないと
届かない気持ちもあることを知ったから
昨日より明日は君を愛せそうさ
そして何十年かあとには君をもっと 幸せにできそうさ。
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繰り返される終わらない ループ
昨日の 罪は 許されないままで
裁きの時を待ちわびる
ページを目で追うように
流れるように過ぎる時を見逃さないように
いくつもの 悲しみと
いくつもの 喜びが
思い出を染めている
記憶の中に咲く花
いつかの おろかさを映す
トラウマになってしまうよ
多分僕は 知りすぎた
この世界の本当を。
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さよならの場所を探して旅に出るなら
鞄には 忘れられた夢を詰め込んで
風の先を 見つめていたらまどろんでいた
随分 僕もあれから歳を重ねた気がする
別れ別れの道だからどうか名残はないように
薔薇色の日々だったよ 愛されたこと 愛したこと
笑いあった昨日 泣きあった今日 いろんなことが過ぎてく
たとえようもなく ただわき上がる感情にまかせて
幸せだなあなどとほざけば簡単に笑顔になんてなれてしまう
僕は今日も足りない言葉を探している
余白を埋めるための言葉を探している。
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言葉なんかはもはや役に立ちません
考えも及ばない世界の話をしようよ
よく出来た出来合いのイメージで
僕らは 見えない光に導かれて行きたい
さよならのない物語期待するならば
想像しだいで 背中の羽で空も飛べる
自由気ままな夜間飛行さ 星の間をくぐり抜けて 雲の天辺で世界を見渡そう
さあ恐がらないで。
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スローの景色が 目の前を流れていく
移ろうような季節が雨のふりをする
夕暮れの優しい色を真似てみても
空振りするように風が笑うだけ
迎えに行こうよ この雨が止んだら
気が済むまでわがまま言ったら
忘れていたことも思い出すだろう
すっかり日も短くなったよ
寒いねって呟けば手をつなぐ理由になる
さっきまでのさみしさはあっという間に
木枯らしに消える 冬の並木通り。
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こっちにおいで 君を招待するよ 楽しい世界へ
浮わついた 気持ちだけ
はみ出したまま 心臓はもうトレモロ
飛び出しそうなほど脈打ってる
手の鳴るほうへ さあ鬼さんこちら
夕暮れの中を 走る風になれ
子供は風の子 元気なだけが取り柄
さあさあ お入んなさい 輪の中へ。
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なんて気持ちのいい心地よさだこと
僕は酔いしれてしまうその魔法に
悲しまないでまだ宵の口
くたばるには早いよ
ドミノがくずれてくように 階段をかけ上がってゆく
足並みのそろわぬ不協和音が なぜか癖なってく
もっと もっと 欲しいよ君が
もっと もっと 感じたいよ世界を
言葉をください 足りない僕の心に。
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気をつけなきゃね すぐに崩れてしまう
アンチテーゼなの それはなにがしかの
つまりは はぐらかされて 置いていかれて
後の祭り 水の泡 みる影もない
さよならの街に 灯る思い出が
今日もさみしそうに誰かの帰りを待ってる
僕はおしゃれをする元気もなく 干からびたミイラ。