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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[6550] アイデンティティとモンスター
詩人:どるとる [投票][編集]


自我が目覚めて 僕は一筋縄じゃ
いかなくなって親に逆らった

正しいことを疑うことを知って
何が正しいかを見極める目を持って

ちょっとずつ大きくなった僕は
背伸びしなくても大人になったよ

何が僕らを 変えたんだろう
僕らを見る誰かの目が変わった

どっかから借りたような言葉が いつの間にか杖になった

骨組みは いつでも安っぽいプライド

覚めない夢を どこかで待っている

アイデンティティという名の怪物を

飼い慣らすにはまだ僕は手持ちぶさただ。

2015/10/08 (Thu)

[6551] 明日のつぼみ
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夜の中に 隠れ潜む
寂しさがひとつふたつ

闇に紛れ込んで 僕の行く手を阻む

そっと目を閉じて あなたを描くの

もう会えない 人のぬくもりだけでも

手のひらに残されたプレゼント

君がいたことのあかし 枝先にちょこんとつぼみをつけた明日

悲しむことはない
まだ 希望はある
ここにある

許されない罪もやがてほどかれていく

指先にメモリー めくるめくドラマ

七色のメロディ 愛をささやく唇

それは僕が君を愛したしるし 今にも芽吹きそうな明日のつぼみ

果てしない流れの先 を見つめている

未来はそのはるか向こうで待っている

そっと目を閉じて あなたを描くの

もう会えない 人のぬくもりだけでも

手のひらに残されたプレゼント

君がいたことのあかし 枝先にちょこんとつぼみをつけた明日。

2015/10/08 (Thu)

[6552] 遠くまで
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この手が届かない場所なら
いくらでもあるさ
だから探しに行くの

誰かが信じる正しさなんてまやかしなんだ
レールをはみ出したところから本当の旅は始まる

青い空が手招きする 晴れた日に僕は誘われてく

すべてを知りたい
だけど知りたくない
悲しみも 喜びも まだ知らないことだらけ
この世界は 遠くまで ロマンに満ちている

好奇心がひとりでに動き出す
何が決めるんだろう 僕や君の色や形を

絵に描かれたような 誰かが引いたレールのような
道は所詮足掛かり すべてを信じやしない

悪いわね 僕は根っからの疑り深い性格なんだ

すべてが不明瞭
穴ぼこだらけの世界
空欄を埋めているのは出来合いの科学
計算が役にたたなかったら 途方に暮れるよ

僕は知っている その答えを
だから旅に出るのさ わかりきったことでも この目で確かめなきゃわからない

すべてを知りたい
だけど知りたくない
悲しみも 喜びも まだ知らないことだらけ
この世界は 遠くまで ロマンに満ちている。

2015/10/09 (Fri)

[6553] 罪と罰
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言葉を知りすぎた人はやがて
野を耕すことをやめ鍬を捨てた

僕は中身のない歌ばかり歌いながら
いつぞやの栄光に酔いしれている

悲しみよ 僕を戒めておくれ もうそろそろ引き返せなくなってしまう

昨日の後悔が 今日の罪なら それは懺悔という名の罰をうけ

雨の冷たさを この全身で受け止めている強さが最後の希望。

2015/10/09 (Fri)

[6554] 
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神様なんて信じない
見えないものはすべて嘘

つまらないペテンにだいぶ
惑わされている世界は輪郭さえぼやけて
何が本当かを時々錯覚させる

それは いつか誰かを傷つけてしまう嘘になる
その場しのぎで免れても あとになって困るのはあなただ

だから 下手くそな嘘は往生際がわるいからやめなさい

本当のことだけ聞きたいよ
本当のことだけ聞かせてよ。

2015/10/09 (Fri)

[6555] 本当の嘘
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誰かの為についた嘘はやがて
本当のことに姿を変えて君を傷つける

ナイフの刃先に ふれた心が流したのは
赤い血じゃなく 青い涙だった

先を急ぐ僕らの行く手を遮る雨雲 また行き止まりだ

嘘に惑わされて 見えない本当の自分が
割れたガラスに映っていびつに見えた

回るレコード どうしようもなくノイズが走る それらしい優しさで隙間を埋めて

ぬるま湯程度のちょうどいい温度になったらって思ってる。

2015/10/09 (Fri)

[6556] 
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暴かれた 嘘が やがていつの日か
大切な誰かを深く傷つけるとしても

僕は嘘をつくことをやめないだろう
嘘をつくことで身を守っているから

弱い僕たちは 嘘でもつかなきゃ笑うことさえできないの

誰かのことを愛しても
誰かに愛されても
まだまだごまかしたい
まだまだ隠していたい
後ろめたいすべてを嘘で覆ってしまえば
重ねた恥をさらけ出さずにすむから

傷跡は 見えない。

2015/10/09 (Fri)

[6557] コールユアネーム
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悲しいときは 僕のことを頼りにしてね

頼りにならないかもしれないけど

思い出の傘の下で二人はいつまでも

同じことを語らい また話し終えたら

振り出しから また話し出すよ

コールユアネーム 僕の声が聞こえるなら

空に一足先に 旅立った君に伝えたい

もう君の手にふれることさえできない

それでも思いだけはどんな距離も越えてく

僕と君の間には 埋められない隙間がある

それでも、心だけは隣り合わせさ

ほら手を伸ばせば届くほど そばにある。

2015/10/09 (Fri)

[6558] エスエフ
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わからないことばかりの毎日 まだまだ僕は発展途上

都市開発 またひとつ 高いビルができた
僕の街に 赤い夕陽が落ちて夜になったら
不思議なパーティーの始まり

小さな四畳半ほどの部屋の中にも広がる大宇宙

物語が一同に集まって夜通しばか騒ぎを起こす

エスエフみたいな 世界がやって来て
やがて僕のつまらない世界を塗り替える
そんな夢みたいなことが近い未来に
この世界を変えるだろう。

2015/10/09 (Fri)

[6559] 天使のキッス
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数えきれないほど交わした口づけも

やがて 思い出になってしまうならば

今夜、僕は君を 永遠に忘れるよ

もう出会えない つかの間のハピネス

それは夢 泡になって消えたマーメイド

祝福の時 飾るようにあなたの首筋に

突き立てる牙は あなたをいつも求める

甘いとろけるような天使のキッス

忘れられた場所に咲いた花の名を

覚えているのは あなたの勝手です

いつか抱いたぬくもりを愛と見間違う

こんなふうに誰かを好きになるなんて

思いもせずに僕の小さな胸はふるえた

幕をおろそう 一人芝居は終わりにして

君だけの為に僕は宝石の言葉を紡ごう

一度交わせばもう虜 魔法のキッス

許されるなら もう一度 あの日に帰りたい

もう出会えない つかの間のハピネス

それは夢 泡になって消えたマーメイド

祝福の時 飾るようにあなたの首筋に

突き立てる牙は あなたをいつも求める

甘いとろけるような天使のキッス。

2015/10/09 (Fri)
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