詩人:どるとる | [投票][編集] |
幸せはいつも人の後ろを歩いてる
だから見えないんだよ だから気づかないんだよ
すぐそばにあることを 人は知らないんだよ 人は忘れちゃうんだよ。
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新しい窓を開けて その先にあるはずの
まだ知らない景色をイメージしよう
まだ知らない音を探しに行こう
君のその声が 僕の耳を通りすぎていく
君の命と連動するように 命が終われば
その声も 二度と聞こえない
夢のつづきのそのまたつづきで
出会おうよと約束をしようよ
忘れないで いつか
感じた気持ちだけ
夢のつづきのそのまたつづきで
終わらない物語を追いかけながら
止まれないスピードで
太陽の雨に降られよう
彼方に浮かんだ 光は
君の命を 照らして
沈みそうな心を
引き上げてくれる
夢のつづきのそのまたつづきで
出会おうよと約束をしようよ
忘れないで いつか
感じた気持ちだけ
夢のつづきのそのまたつづきで
終わらない物語を追いかけながら
止まれないスピードで
太陽の雨に降られよう。
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わからない明日が見えない
僕の瞳は不便で 足元しか見えない
ずっと遠い明日を見つめている
この瞳が探しているのはなんだろう
目を閉じて 想う
まばたきのその瞬間さえ
惜しいと思うほど
あなたを見つめていたい
あなたに見つめられていたい
そう思う僕の心が
まばたきするたびあなたを探して
拗ねたように寂しがるんだよ。
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脈略のない言葉だけ面倒くさそうに片手で抱き上げて
夜明け前には間に合うように心のエンジン蒸かして
誰かが決めた掟とかくだらない
精神論に左右されたくないだけ
ただ何処までも伸びたレール
僕が知りたいのはその先のまだ見ぬストーリー
憧れるだけなら誰にだって出来そうさ
しばらく帰れそうにない長い旅になりそうさ
世界にきらめくための悪あがき
好き勝手輝いてやれ
君はスーパースター
辻褄の合わないことばかりに辟易している毎日
積み重なるのは読みもしないのに買った雑誌の山
海へと続く道は混雑を極めて
窓から滑り込む潮風が心地いい
ただいつまでも終わらない夢
願わくば誇らしい消えない傷跡が欲しいよ
この心をときめかせる憧れは今もまだあんなに遠く離れてはいるけれど
諦めなければ負けることはない
好き勝手に暴れてやれ
破天荒なスーパースター
浮かんで 漂って集まって 離れて
沈んでは 昇る 太陽を眺めれば
なんとなく なにかが始まりそうな
動き出しそうな そんな予感がする
はっきりしないけど特別な気持ちだ
ただ何処までも伸びたレール
僕が知りたいのはその先のまだ見ぬストーリー
憧れるだけなら誰にだって出来そうさ
しばらく帰れそうにない長い旅になりそうさ
世界にきらめくための悪あがき
好き勝手輝いてやれ
君はスーパースター
このだだっ広い 世界に輝く スーパースター。
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眠らない街並みを 僕は遠く眺めていた
宛もなくページはめくられて
先を急ぐように流れる時間
時計の針の音が告げたよ夢物語は
ここらでおしまいだ さあ目を覚ませ
夢の隙間を潜り抜けていくようなロマンス
安い魂で 満たされているなんてどうかしているさ
そろそろ 前に進むべきだ おとぎ話は破り捨てて
夢の国の滅ぶ様を見届けよう。
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日の落ちたあとの街はどこか
静かに僕の目の前に横たわっている
誰かの忘れ物みたいにあちこちに落ちてる
切なさだったり寂しさだったりが
ほらまるで魚みたいに泳いでいます
何ひとつ わからない肝心なことはね
それでも頭ひとつぶん抜きん出たような
たしかな 予感が少しだけ明日を
楽しみにさせている
この夜の 果てまでも
泳いでいこう
時間なら まだたくさんある
終わらないナイトスイミング
朝の光を探して 心は旅に出る
短絡的な思考はやがて 計算することをやめてしまう
不確かな感情でも 割り出せない答えがあって
空欄を埋めるのは「心」でしかないことを知った今では
電卓よりも 今抱いている気持ちを信じて
曖昧でもどこか血の通った温かさにゆだねたい
永遠に割りきれない計算だ
心は数値化できない
細胞のひとつひとつが呼吸して
愛を叫んでる
生きていることの明らかな証明は
言葉を越えた世界とリンクする
僕らは計算を放棄して旅に出る
人の心を知るには
頭じゃなく同じ心だ
ブラウザの波に脅かされて
邪魔くさい バグの藻を潜り抜けた先に
何があるというの
もう やめないか
そんな悲しい旅は
たしかな 予感が少しだけ明日を
楽しみにさせている
この夜の 果てまでも
泳いでいこう
時間なら まだたくさんある
終わらないナイトスイミング
朝の光を探して 心は旅に出る
人肌のぬくもりを求めてシャットダウンする。
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ざあざあと打ち寄せる波
はるかに広がる青
僕は言葉もなくただ眺めている
何もないよ イメージは現実に
塗りつぶされたから
海が ただそこにあるという それだけでいいよ
果てしなく続く水平線が 僕の理解を越えてく
ああ 大きな 手のひらの上の水たまり
神様の手のひらの上の水たまり
この世界のすべての生きる者たちの
心臓の音と 遠くの街の人々の卑しさと
少しの僕のちっぽけな悩みを
なんだそんなことかと笑うように
ただどこまでも広がっていく。
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この街の夜は
ひどく静かなものだ
言葉もなく すれ違う人たちの
寂しさが 見えるようで
そこにある 心は
どこか他人行儀に 人を遠ざけてる
風のように 冷たい 街は 人のぬくもりも寒々しい
帰る場所がある それだけが今の僕の最後の希望さ
ぼんやりとたたずむ街灯が 項垂れているように見えた夜は
夜は。
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さあ終わらない計算をしよう
口先だけで進む途方もない無駄話
奇跡の道筋をたどる
長距離を攻めるような
不確かなロマンチック
空欄を補うだけの 答えならばいらない
僕が欲しいのは この世界をひっくり返すような
驚くほどありきたりなそれでいて既成概念におさまらない答えなの
さあ 未知数を割り出す為の
ばかばかしい会話を続けよう
先人が 落としていったヒントを拾って
今こそ長年に渡って苦しませてきた謎を解き明かせ
太陽系を はずれて宇宙の神秘に迫る
僕が 恋してるのは枠におさまらない でたらめな力
驚くほど こじんまりとした 肩透かしの夢のこぼれかすみたいなものなの
壮大な 宇宙のすべてを解き明かす
魔法みたいな 科学の叡知で
僕らの悩みを かき消すことが出来るなら
きっと 神様も完全否定できるね
空欄を補うだけの 答えならばいらない
僕が欲しいのは この世界をひっくり返すような
驚くほどありきたりなそれでいて既成概念におさまらない答えなの
笑っちゃうほど あきれるちゃうほど 簡単な種明かしなの
きっとそんなもんさ
でも いつまでも難しく考えすぎる僕らには ちょうどいい難題なの
計算ばかりのこの世界は。
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皿の上には いつも
朝が 用意されていて
頼まなくても 太陽が昇ってくれるんだ
それを余計なお世話とか ありがた迷惑だなんて
言葉で形容するなら
この世界であなたが生きる 意味なんてもはや無いね
絶え間なく空っぽの皿の上に
盛り付けられた 時間を消費して
なんとか 調味料で味を変えて
食べてるにしか過ぎない僕らは
いつの間にか甘い幻想に耽って
世界を料理している気になってるの
気になっているだけなの
融通の効かない人たちの計らいで
神様の所在は 空の上に隠されて
天に召します神様に祈りを捧げれば
天は我らを照らし救いの光が降りてくる
それを くだらない迷信と言い切るには
まだ 判断材料が足らないな だから 料理はできない
舌なめずりをしながら 死を待ってるのに 朝は無情にやってくる
わかりきった答えでも隙間を埋める
ちょうどいい 間に合わせにはなるわ
舌をごまかしながら だましながら
なんとか不味い料理でも美味くみせて
無理やり食べてるにしか過ぎない
胃に流し込んでいるだけ
絶え間なく空っぽの皿の上に
盛り付けられた 時間を消費して
なんとか 調味料で味を変えて
食べてるにしか過ぎない僕らは
いつの間にか甘い幻想に耽って
世界を料理している気になってるの
気になっているだけなの
それだけで世界は
ひとつのご馳走にも変わるの
癖になりつつあるのそのへそ曲がりな味付け。