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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[6661] はやぶさ
詩人:どるとる [投票][編集]


行け はやぶさ 君のそのイメージは世界を染めて

どこまでも広がる

僕は ただの冒険者 あとは何もすることなどない

たちまち夜は口を開けて 光を飲み込む

屋根より高く 飛びたい
そんな気持ちが 先を急いでる
はやる気持ち抱いて

行け はやぶさ 君のそのイメージは世界を見違えさせる。

2015/10/24 (Sat)

[6662] 生まれ変わるよ
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小さなときめきを抱いて

歩き出した旅はもう次の季節を連れて

名前のない切なさを手渡すだろう

何ひとつ 変わらない街並みに

今日も 待っていたように朝焼けが

生まれ変わるよ 心も体も昨日までとは

まるで違う 僕になって 君に会いに行く

生まれ変わるよ ページを破り捨てて

まっさらなページに再び舞い降りる

ペン先が 描き出すのは

昨日と何も変わらない世界だ。

2015/10/24 (Sat)

[6663] チェリー
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この生えそろわない羽でどこまで 飛べるかな

何もいらない 肝心なことは置き去りのままさ

くちばしに幸せを運んできておくれ

僕は相変わらず 空っぽさ

甘い 甘い チェリー 二つ寄り添いながら

枝先にぶら下がる あなたの胸みたいに

たわわに膨らんだ その赤い実にかぶりつきたい。

2015/10/24 (Sat)

[6664] ブルーバード
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雨降りの駅は 憂うつを抱いて佇んでる

僕は 肩先についた雨粒をはらっている

持ち合わせた優しさは所詮嘘だから

すぐに 醜さがはみ出してしまう

通りすぎた雨の余韻がまだ

幸せの青い鳥を 追いかけていた

そこにあるのに手を伸ばしても

けっしてつかめない光

笑ってくれよ せめてこんな僕の醜態を

愛に紛らせて なんだってきれいに見える

そんなつまらない工作はもうやめるべきさ

絡まってしまって糸がほどけない

こんなにも僕らはいつの間にか

変わってしまったのは僕らだろう

時間は悪くない 空も水も同じ色なのに

僕らの心が それを愛せなくなったんだ

不意に立ち止まる道の途中で

振り返る 僕の瞳に君の涙が見えたけど

僕は追いかけることが最後までできなかった

通りすぎた雨の余韻がまだ

幸せの青い鳥を 追いかけていた

そこにあるのに手を伸ばしても

けっしてつかめない光

笑ってくれよ せめてこんな僕の醜態を

たった一人の人さえ愛せない僕を。

2015/10/24 (Sat)

[6665] ジンジャーエール
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坂道は まだまだ続く この悲しさも

寂しさは しつこく僕につきまとう

おどけた調子で 涙を流すふりがうまいね

君をだますつもりはないけど

愛嬌見せたい

なんとなくいつの間にか
だめになってしまう
動かない僕の心

こんな 女々しい気持ちは

炭酸水で流し込んで

すぐさま 忘れたい

もう 後戻りできないことも知っているから。

2015/10/24 (Sat)

[6666] 生まれ変わるよ
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色鮮やかな未来と待ち合わせしているんだ

楽しいことばかりの未来なら誰も泣かないのに

世界は なにかが いつもねじれていて

僕の頭でもわかるくらいおかしいぜ

ねえ今、約束しよう 僕は生まれ変わるよ

少しだけ 誰かを思いやれる僕になって

誰かに優しくしたい
誰かを気遣いたいな

そんなありふれた気気持ちが いつも大事なことなぜか忘れてしまうんだよ

光り輝く 未来なんてくだらないし夢のまた夢だろう

いつか僕もそんなふうに ロマンを笑うようになった

世界の正しさは僕の正しさとは

少しだけ形が違うことに気付いて

それは何年後かにやっと果たされる約束だ

少しだけ 世界と折り合いが悪くなって

それでも信じるべきものを信じたくて 愛したくて

光と影が 混然としたこの世界で 僕は僕である以上 僕を見失わない

いつまでも埋まらない空欄を

埋めるために 用意された間に合わせの

代用品ならばいらない 僕は僕の手で探すよ

この世界の本当を
裏でも表でもない
その真ん中にある答えを

ねえ今、約束しよう 僕は生まれ変わるよ

少しだけ 誰かを思いやれる僕になって

誰かに優しくしたい
誰かを気遣いたいな

そんなありふれた気気持ちが いつも大事なことなぜか忘れてしまうんだよ

故意に見逃されてしまうだよ。

2015/10/24 (Sat)

[6667] この手がおぼえているすべて
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手を伸ばして つかめる場所に愛はあって

でもいつの日か別れの時は必ず来てしまう

そしてどんなに愛しいと思うあなたでさえも

僕の腕の中から君をさらっていってしまう

それまでの 数十年程の時間の中で
どれだけ 思い出をつくれるだろう

あなたが笑っている今は いつか

僕の中で思い出になってしまうよ

それならせめて楽しい思い出であるように

あなたと笑える今を精一杯 生きたいと思う

明日 何があるかもわからない世界だ

だから、繋いだこの手を

もう一度確かめるように ぎゅっと握った

ふれるかふれないかの微妙な距離感で

君の匂いだったり声を 感じている

ちっぽけなこの手でなにができるだろう

たとえばあなたの明日の笑顔の種になるなら

こんな僕でも少しは役に立つ
同じ速さで一歩ずつ歩いていくんだ

あなたがいたことは誰が忘れても

僕のこの手がおぼえているからね

あなたと泣いた日のこと 笑った日のこと

そんな当たり前な日々こそ大切にしたい

悲しみばかりにとらわれてしまわないように

繋いだこの手のあたたかさが

今ここにある愛を教えているんだよ

ばかばかしいこと くだらないこと

笑っちゃうくらい 恥ずかしいこと

そのすべてをおぼえていたいと思う

愛されたことも愛したことも

けっして 嘘にならないように

もう望んでもふれられない今日を迎えても

あなたが笑っている今は いつか

僕の中で思い出になってしまうよ

それならせめて楽しい思い出であるように

あなたと笑える今を精一杯 生きたいと思う

明日 何があるかもわからない世界だ

だから、繋いだこの手を

もう一度確かめるように ぎゅっと握った

握り返してきた その力強さが 僕に明日を生きる元気をくれる。

2015/10/24 (Sat)

[6668] 孔雀
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すべての言葉はエゴ丸出しのかたち

ほらね 意地が汚いくせに嘘が下手くそだから

すぐに 白いお尻が 前にはみ出すの

扇状に羽根を広げた孔雀みたいに

あなたはこんな雨の中で 笑ってみせたの

イメージの羽根でも空くらいは飛べるわ

気まぐれな歌で 天にも昇るような 気持ちにさせてね

エキセントリックな歌で酔わせてくれ

一度迷い込んだら出てこられない迷宮に心を迷わせたい

数ある正しさの中からたった一つを選べ

七色にわかれている虹みたいな羽根は

あなたの悪戯な笑顔に酷似しているわ

つまらない世界がいともたやすく あざやかに見違えたわ

言葉にならない気持ちにさせたあなたに

言い尽くせないありがとうを言わせてね

扇状に羽根を広げた孔雀みたいに

あなたはこんな雨の中で 笑ってみせたの

イメージの羽根でも空くらいは飛べるわ

気まぐれな歌で 天にも昇るような 気持ちにさせてね

この世界が もう二度と あなたを嫌いにならないくらい

心を愛であふれさせてね。

2015/10/24 (Sat)

[6669] 春を待つ花
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春の目覚めを待っている冬の花たちが

雪にうずもれながら互いに肩を寄せあう

そんな姿はまるで在りし日の僕たちだね

暖かい春の日も暑い夏の日も 木枯らし吹く秋も 凍える冬も
気づけば隣にあなたがいたよ

「愛している」 そんな言葉ではもう伝えきれない

思いがあふれだしそうで 僕の胸は蕾みたいにふくらんでる

あきらめきれない心があなたのぬくもりをまだ探している

まだ解けない雪が歩道に残っている

あなたは口に手をやり息を吐き出した

もう今は見れないその当たり前な仕種

雨の降る日も 風の強い日も 晴れ渡る青空の日も あなたがいたから僕も笑っていられたんだね

この街の何処かで 誰かを思う人がいる

そしてまたその人を思う人もいる

そんな他愛ない毎日がここにあること
なんて幸せなのでしょう

自分の幸せが 見つからないだけで
人を憎み妬む人もいる中で

そんなことお構いなしに誰かの幸せを
願う人がいることを僕たちは忘れてはいけない

だから僕はひたすら春を待つ花になる

「愛している」 そんな言葉ではもう伝えきれない

思いがあふれだしそうで 僕の胸は蕾みたいにふくらんでる

あきらめきれない心があなたのぬくもりをまだ探している

そしてそのまなざしの先に 新しい春を探しに飛び立つ翼は
もう僕の背中に生えている。

2015/10/24 (Sat)

[6670] あいのうた
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ひとつ ひとつ数えてる

誰かを思う 気持ち

両手の指でも 足りないほどに増えていく
人が人を思う気持ち

当たり前なんです でも特別なんです

なんでもない日も記念日にして

あなたを 愛してもいいですか?

そんなこと当たり前だと思うくらいに

誰かを思うことが 日常になったらいいな

そして、誰もが笑えるような毎日なら

言うことはないのに

愛は 飾り付けたりするものではなく

何処にでもあるものだからね

ほらあなたも 誰かを思うだけで
知らないあいだに口ずさんでるあいのうた。

2015/10/24 (Sat)
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