詩人:どるとる | [投票][編集] |
生きていることそれを確かにするのはなんだろう
ここにいるだけではどうやら何もわからない
ちゃんと悲しみに泣いて
ちゃんと喜びに笑って
雨にもうたれて 陽射しに照らされて
はじめて生きていると気づく
僕は 何のために今を生きているんだろう
そんなことはもうどうでもいいのさ
時にいのちあることを幸せに思い
時にいのちあることを呪いながら
それでも 生きていくことをやめずに
明日も生きていく 簡単には死ねない
だって生きていれば何度だって笑えるから
行き交う人の中にポツンとたたずんで
色ちがいの幸せの形を見つめていた
穏やかに流れる時間が景色を抱きしめている
悲しみなど見えないように
見ないようにしているように
僕は誰の為に生きているんだろう
理由や意味がないと不安になるよ
時にいのちあることで救われて
時にいのちあることで深く傷ついて
それでも ただひたすらに生き続ける
生きること 多分それ以外に選択肢はない
だって生きていれば誰かを愛せるから
愛する誰かが愛してくれるから
僕は孤独というにはあまりに
愛され過ぎている だから僕は一人なんかじゃない
幸せは いつも 気づかないだけで
僕のすぐそばにある
僕は 何のために今を生きているんだろう
そんなことはもうどうでもいいのさ
時にいのちあることを幸せに思い
時にいのちあることを呪いながら
それでも 生きていくことをやめずに
明日も生きていく 簡単には死ねない
だって生きていれば何度だって笑えるから
だって死んでしまいたいと思った今日も
明日には 生きてて良かったと笑ってるから
そんな気がするから。
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命の音に耳をすましていた
とくとくって脈打つ心臓の音に
愛されたぶんまで 僕は君を愛せるかな
言葉では伝えられない悲しみや喜びを
たとえば目には見えないぬくもりや
優しさが その代わりを果たすよ
何もないように
穏やかに流れる時間が
景色を優しく抱きしめている
すべての命あるものに
注がれる陽射しの雨
君が生きていることが何より大事だと
笑ってくれるあなたがここにいる
それはなんて幸せなことなんだろう
押し花にした思い出の数々
引き出しの中にしまった音や光
愛することなんて当たり前なことと
あなたは笑うけど申し訳ないのです
だからせめてちょっとずつ返していこう
返しきれないこの感謝を
ありがとうじゃとても足らないほどの気持ちを
もらった愛以上の愛で返したい
君が笑えばただそれだけで僕も笑える
そんな当たり前なことが今は宝物
キラキラと輝いて思い出を染めてる。
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下手くそになったもんだな 笑うことさえ
嘘っぽくなったもんだな
咲いてしまえば あとはただ枯れるのを待ちわびるだけだ
悲しみはずっと僕の中で形を変えずに
悲しみのまま だけど幾分 僕のほうが慣れた
さよならが 当たり前になって
そのために出会うつかの間のふれあい
寂しかったり 悲しかったり切なかったり
繰り返す感情の浮き沈みに逆らえない
ずる賢くなったぶんまで素直になったそんな気がするの
画用紙からはみ出すほどのダイナミックで
大袈裟な身振り手振り
嘘を紛らせて 心を見せずに おどけてみせれば
言葉なんてものでは 自分の心の3分の一も
まともに表現できないことを知っている
さよならが 当たり前になって
そのために出会うつかの間のふれあい
寂しかったり 悲しかったり切なかったり
繰り返す感情の浮き沈みに逆らえない
ずる賢くなったぶんまで素直になったそんな気がするの
だから、素直に泣いて 笑って 今では
何も隠さずに ありのままの自分で
間違った正しさを 否定できる
まっすぐな愚かさを愛せるんだ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
この道の先には何があるんだろう
それさえ行ってみなくちゃわからない
行き止まりかもしれないし 道はまだ続いているのかもしれない
それさえ行ってみなくちゃわからない
ちっぽけな貝殻や花を集めて 宝物にしていた
あの頃の僕らは 空を見上げては
いろんな空想で胸を満たしていた
色とりどりの夢でつまらない退屈な世界を染めて
僕だけのコスモ 際限なく果てしなく広がれ
手のひらに落ちた涙 それはまるでシューティングスター
あこがれとかロマンとか うまく言えないけど眩しい光
物語のはじまる前から ドキドキしていたよ
どんなあらすじが僕を楽しませてくれるのかな まだ未開封の未来
開けてびっくり 玉手箱
思い出を忘れないように 写真やビデオに残しても
どうしても それだけでは心もとないのは 思い出には形がないから
ジャングルジムのてっぺんに登って
見上げた夜空を星が流れていく
あの日見た 夢のような光景が思い出ならば
僕の瞳が見た景色 僕の耳が聞いた音そのすべてが思い出だ
時間の中に 灯る明かりは 灯台のようだ
船が迷わないように行き先を照らしてる
思い出はいわば日々絶え間なく移り変わる
毎日を 退屈させない為の簡易式の灯台
あめ玉が溶けてしまわないうちに
覚えていこう さっきまで味わってた甘さや苦さを
色とりどりの夢でつまらない退屈な世界を染めて
僕だけのコスモ 際限なく果てしなく広がれ
手のひらに落ちた涙 それはまるでシューティングスター
あこがれとかロマンとか うまく言えないけど眩しい光。
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所詮、僕らは細胞の塊だよ
どんなに愛を叫ぼうと滑稽だろう
人を愛することも人に愛されることも
子孫を絶やさないための繁殖行為だと理論上では語れる
だけど人には心や思いなんてめんどくさいものがあるから
計算や論理だけで計りきれない 部分が少なからずあるのです
「宇宙から見た地球はどんなふうに見えているのだろう」
たとえばこの地球に生きる僕ら一人一人が星ならば
ちっぽけでもささやかでも生きて輝くことに意味があるのだろう
どんなに小さな星でもどんなに遠い場所からでも あなたの光は届くから
取り分けるように紐解けば 血と水が大半を占める生き物さ
何で 僕らは誰かを愛したいんだろう
何で僕らは誰かに愛されたいんだろう
理由も意味もあいまいだけど心がそうしたがる
心なんてものがあるために 悪者にもなりきれず かといえ
正義に忠実になることもできない僕らはどっちつかず
地球は回っているのにどうして僕らは気づかないんだろう
僕らの目に見えているあの星は今流れている星じゃない
ずっと昔の光景を僕らは目にしているんだ 不思議だろう
ちっぽけでもささやかでも明日も笑って泣いてみせてよ
衛星は今日も回る あなたの知らない世界で 僕らの知る世界はあまりに小さい
下世話な話 くだらない 下半身の話
そんなものに 心は動かない
そんなものに 心は揺るがない
「宇宙から見た地球はどんなふうに見えているのだろう」
たとえばこの地球に生きる僕ら一人一人が星ならば
ちっぽけでもささやかでも生きて輝くことに意味があるのだろう
どんなに小さな星でもどんなに遠い場所からでも あなたの光は届くから。
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そっと眺める街は たくさんの人の暮らしを抱きしめている
悲しいことやうれしいこと いろんなことがあるんだろう
今あなたに僕が抱く思いも優しく抱きしめている
瞳に浮かぶ景色が 穏やかな時間を包み込んでいます
眼下を流れる川は どこへ流れていくのだろう
夕陽にキラキラと反射して 光の欠片が宝石みたいに舞っている
名もなき夢の 終わりはきっとこんな
静かな時間の中に咲いてる幸せのような
叶わぬ夢とあきらめたなら 少しだけ泣くんです 泣き止んだら
新しい 明日を探しに旅に出る
川の終わりは 夢の終着駅 せき止められた水はここで途切れるけど
その先にも 物語は続いていく
空が終わりを知らないように 川もまた終わりを知らない
ごらん 街も空も見上げれば ずっと先まで続いている
だから、この長い夢もまだ覚めない
もうしばらくは終わらない。
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早口言葉のように捲し立てる
饒舌な罪人の恐るべき陰口が
あの曲がり角の向こうから 蔑んでる
隙あらば 誰かの弱味につけ入って
それを理由に あなたの傷口を広げるの
あなたは なぜか 暗闇を 恐れない
だけど代わりに 太陽の光を嫌悪する
差し込む月明かりは唯一の良心なのに
あなたはそれにさえ背中を向け
怖じ気が走ると 鳥肌を立てる
ありもしないような月光恐怖症
それはまるでコインの裏表
手のひら返すような悪魔の素顔
優しさなんて知りたくない
悪意のある 優しさなんて知りたくない
計算高い 優しさなんて知りたくない
だから僕は光に背を向ける
月明かりなんて最も嫌いだ
僕をよけてくれ僕を照らさないで
いつか 裏切るように この手を離れる
月明かりなんて嫌いだ憎むべき対象だ
だから永遠にさよならだ。
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たとえば誰かを傷つけて その誰かが
傷を負ったとしたら僕にはその傷痕が見えないとしたら
それは厄介な傷痕だ 目に見える傷ならまだ治る でも心に負った傷は消えない
後遺症のように あなたをいつまでも
悲しみの中に置いてきぼりにするくらいなら
傷つけた僕に そばにいさせてよ
一生かけて 償わせてよ
償いきれないその罪を 理由に君を愛してもいいですか?
僕は いつの間にか君を忘れられなくなっていました
いつの間にかあなたはその傷痕を愛してしまっている
歪んだような 曲がったような
平行線を 引きながら 真っ直ぐに歩いてるつもりでも レールから逸れた
地平の向こうから朝陽が街を照らした
答えなど 知らない 空欄はいつまでも埋まらない
絶え間ない答え合わせに疲れたなら
思い出してよ いつかあなたをわざと傷つけた僕を
あなたが忘れられないくらい 深い傷痕を心に刻みたい
それは間違った方法なのかもしれない
でも 正しさなんて探したところでも何処にもない
だから間違いも正しさもない
いつの間にか僕らは間違いに 気づきながら その余韻に浸ってた
ああ あなたがつけた傷痕は やがて
僕の中で 大切な大切な後遺症になって
このまま忘れたくないくらい 永遠のない世界でも永遠のものにしたくて
あなたがわざと傷つけたようにわざと愛すんだ
僕はずっと素直にでも下手くそに君を 愛していたんだよ
傷つけた僕に そばにいさせてよ
一生かけて 償わせてよ
償いきれないその罪を 理由に君を愛してもいいですか?
僕は いつの間にか君を忘れられなくなっていました
いつの間にかあなたはその傷痕を愛してしまっている。
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人いきれの街並み 通り過ぎていくのは
いつか ここにあった幸せのかたちだろう
思い出と呼べるものを僕も この街でつくったよ
下手くそだけど 不器用だけど 見てほしい
きっと 君が見たらあなたらしいって笑うかな
そこで泣いている誰かの
涙は 目には見えない
だから あなたの傷痕にふれたいんだよ
ただなにもせずに 見ているだけの人には 死んでもなりたくない
「傷つけるかも知れない」なんてそんな
台詞を吐けるほど僕は出来たやつじゃない
だから、かまわず君の心に立ち入るよ
目を閉じても 消えないんだよ 誰も皆 それぞれに苦労していて
様々な迷いや悩み 僕が知り得ないような悲しみに 苛まれているのだろう
おざなりだけど 優しくさせておくれよ
此くらいしか 出来ない僕だけど 許してね
いつも 裸足のままで 自分のことなど気にもせずに
誰かのために 涙を流してる君を見てる
君のすべてを知っている訳じゃない
だけど知っていることもたくさんある
だから知っていることだけで いつも君と向かい合うから
傷つけることもあるし救えることもある
君が傷つくなら 僕も同じように傷つきたい
君が雨に濡れるなら僕も同じ雨にうたれよう
いつでも大事なのは君と同じ気持ちになること
君になったつもりで生きること
僕と君は違う人だからすべてをわかりあえない
そんなことは百も承知さ
だから 知りたいと思う
知らなきゃいけないとも思う
そこで泣いている誰かの
涙は 目には見えない
だから あなたの傷痕にふれたいんだよ
ただなにもせずに 見ているだけの人には 死んでもなりたくない
「傷つけるかも知れない」なんてそんな
台詞を吐けるほど僕は出来たやつじゃない
だから、かまわず君の心に立ち入るよ
裸足のままで 君の心に お邪魔するよ
間違いなくそれを愛と思い込んで。
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薔薇色のイメージ 赤 青 黄色の パレード
心の余白を染めるような そんなイメージ
楽しいことを ただ やりたい やりたい
心がさわぐような ことをただ してみたい
そんな 汚れのない思いが 世界を染める色になる
世界というキャンバスに
好きな色の絵の具で絵を描くような
そしてその出来上がった絵を
色づけるようなそんなイメージで
僕は 芸術家 生き方は自由自在
決まりなんかない
好きなように染まればいいだけだ
この世界はイロトリドリノセカイ
モノクロを塗りつぶせ。