詩人:どるとる | [投票][編集] |
静かな夜の岸辺へ 二人で散歩しよう
月の明かりが足元を照らしている
悲しいことは今だけは見えない そういうことで
くらげみたいな星の光に心うばわれて
夢見心地なの 宙に3センチ半ばかり浮いた気持ち
時のレールをはずれて 二人だけで散歩しよう
笑うことに理由などいらない
楽しいことに意味なんかいらない
はみ出しそうな涙は知らんぷりさ
くらげみたいな星の光に心うばわれて
夢見心地なの 宙に3センチ半ばかり浮いた気持ち
世界に僕ら以外 いなくなってしまったみたいだなあ。
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意味のあることばかりじゃない
意味のないこともあってもいい
たとえば 繰り返す波のような
あるいは降っては止む雨のような
そんな そんな
無意味の意味を探しながら 行こう
そんな そんな
無意味の意味に惑わされながら行こう
このままのまま。
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何ひとつ わからないけれど
映画のような出来具合
雨の終わりはいつかの涙を
彷彿とさせるような余韻
僕の中でずっと 回り続けるフィルム
映写機みたいに映し出すよあの日を
そこに咲いていた花の名前を
その色や形まで
覚えていたい 覚えていよう
忘れないように痛みまで刻み込んで
ひとりぼっちで寂しくないのかな
宇宙の闇に浮かぶあの木星は
瞳の奥に 沈んだままの記憶は
まるで出来損ないのロードショー
あらすじのない散らかったストーリー
途切れ途切れに続いていく
そこに生きていた 人たちの営みは
遠くから見た星のように
小さく瞬いて
それでもはっきりと見えるよ
雨宿りをしよう 夜明けに朝をさがして
何処にもない 宛さえない この
不確かな 世界で 命のある意味など
悲しいくらい 見つからないけど
それでも、命はここにある それだけで
意味のあるものだと思うんだ だから
そこに咲いていた花の名前を
その色や形まで
覚えていたい 覚えていよう
忘れないように痛みまで刻み込んで
せめて 雨の終わりに 間に合うように。
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猫はあくびをひとつ よく晴れた青空
悲しいことなんてひとつもない
旅に出ようよ 鞄に夢を詰め込んで
椿のような優しさで 真っ赤に心を火照らせて
ありったけの涙で憎しみをふやかしたら
誰かを愛せそうな
椿のような奥ゆかしさで
景色の中にそっと咲いて
赤く色づく そんな人に
なりたいと思った
雨上がりの午後。
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脈略のない 言葉で継ぎ接ぎだらけの
物語と物語をつなぎあわせていく
意味も理由もないただまっすぐな
平行線を二人で刻みつけていく
道なりに進めばこのまま辿り着く夜の終わり
オーロラのようなカーテンが風になびいて小さな隙間からこぼれる光
目覚めたら外は雪 一面の銀世界
近年まれに見る 積雪です
真っ白い雪と戯れている 君の笑顔がキラキラとまぶしくて
僕は少し 幸せにめまいをおぼえたよ
何処までも終わらない一本道を引こう
真っ白な道に刻む曲がりくねった線路
淹れたての熱い珈琲に舌を火傷して
おっちょこちょいって君が笑う
目指す宛もない旅なら急がなくてもいい
いつもと変わらないはずの朝の街に
雪がくれた はずむようなときめきのプレゼント
僕は手袋もせずに とるものもとりあえず外に飛び出した
夢のようだねって 僕が言ったら 大げさだよって君が笑う
なぜだろう 寒いはずなのにこんなにも暖かい
溶けてしまう雪は跡形もなく
来週くらいにはもう影も形もない
だけどそれでもいい そのほうがいい
形には残らない大切なものは いつでもこの胸の宝箱にしまってあるから
オーロラのようなカーテンが風になびいて小さな隙間からこぼれる光
目覚めたら外は雪 一面の銀世界
近年まれに見る 積雪です
真っ白い雪と戯れている 君の笑顔がキラキラとまぶしくて
僕は少し 幸せにめまいをおぼえたよ
幸せ過ぎて 笑い顔がなおらないよ。
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メトロノームのように行ったり来たりする旅の行程
メトロの迷路みたいな 路線図には明日の行き先はあるかい?
繰り返される日々の所々に 涙々のドラマがある
棘のように 突き刺さったままの
あの痛みに いつかさよならする日を
待っているような気がする
旅に出るならば 悲しい思い出も
鞄に詰め込んで 明日に連れていって
いつか遠い街で 懐かしく紐解けるように
新しい季節のはじまりはなぜかそわそわしてしかたない
大好きだったあの歌を道連れに次の目的地を目指す
割りきれない計算ばかりしていたら 大切なことを忘れた
どっちつかずの表情のままで
風にさらわれるように飛び出した街
思い出をもう振り返るのはやめた
心を染めるのは新しい色です
ふれたことのないぬくもりを訪ねて
いつか遠い街で 空を見上げながら
今日の涙を 今日の笑顔を思い出すだろう
小雪混じり始発電車に飛び乗って
曇りガラスの向こうで泣きじゃくる人を
慰める言葉は今の僕には思いつかない
またいつか会う日には 今の僕よりずっと
強くなるよ この約束は誰かを傷つけてしまう
でもきっといつか 君を笑わせるよきっとね
棘のように 突き刺さったままの
あの痛みに いつかさよならする日を
待っているような気がする
旅に出るならば 悲しい思い出も
鞄に詰め込んで 明日に連れていって
いつか遠い街で 懐かしく紐解けるように。
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機械仕掛けのようなこんな世界で
人肌にふれて気づくことがあるよ
冷たい機械よりも僕は人が好きです
いつも 僕のこと心配してくれる
あなたのまなざしが今日も
お日さまみたいにさんさんと僕を照らしている
ありがとう どういたしまして
いやいやこちらこそ 終わらない
感謝の押しつけあい
まるで僕ら 押しくらまんじゅうしてるみたいだ
心があったかい ぽかぽかするよ
人を嫌いになって 人を好きになって
たまには喧嘩もするしキスもする
それはまるで魔法のように
悲しいことなんて忘れちゃうほど
君が笑うと僕もいつの間にか笑ってる
不思議だね でも種も仕掛けもないのさ
愛しているよ 僕も愛してる
そんなささやかなやりとりが
明日の幸せを描くから
今日もまた僕らは誰かを思い 気づかず誰かに思われてる
それは愛じゃなかったらなんなのかな
ラララ ラララ
ラララ ラララ
言葉なんてね ただの会話をするための
ひとつの手段だよ だから 心を込めないでは
伝わらないのはそのせいです だから心を込めて
アイラブユー おまけに アイニードユー
ありがとう どういたしまして
いやいやこちらこそ 終わらない
感謝の押しつけあい
まるで僕ら 押しくらまんじゅうしてるみたいだ
心があったかい ぽかぽかするよ
幸せになんて 簡単になれてしまうよ
君のせいだよ おかげさまで
心は幸せでお腹いっぱい。
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誰もがその日を待っている
誰かがその日を待っている
カレンダーとにらめっこして
まだかな まだかなって待っている
約束だよその日は一緒に過ごそうね
街はもうクリスマス一色
まばゆいくらいにキラキラ輝く星飾り
通りには たくさんの人 みんな幸せそうに見えるよ
ケーキも予約したし プレゼントも準備した 準備バンタン
ぬかりはない
誰もがその日を待っている
誰かがその日を待っている
カレンダーとにらめっこして
まだかな まだかなって待っている
今か今か 待っている この街のどこかで
待っている 奇跡も起こりそうな
今夜は約束のクリスマス
一息ごとに 白いため息 ふーっと
両手に吹けば あたたかい
待ち合わせ 早く来ないかな 君にもらったマフラー巻いて
いつもの店先 見上げれば小雪混じりの空
誰もがその日を待っている
誰かがその日を待っている
カレンダーとにらめっこして
まだかな まだかなって待っている
約束だよその日は一緒に過ごそうね
お願いだ今夜だけは世界中の人が
笑顔でみんな幸せでありますように。
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僕の心は 優しさに 染まればほら 優しい色になる
汚い色なら 汚い色にも染まる
嘘をつけば 汚れたような色に染まる
何色に染まろうか 景色と同じ色かな
何色に染まろうか 風や空の色にしようか
目には見えない 思いの絵の具が
僕の心を染めるなら
悲しみにさえ染まるだろう
喜びにさえ染まるだろう。
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あらら 不思議だね
人間ってだけで
自由な気になって
世界だって手に入れたような気持ちになる
驕りたかぶって 百獣の王にでもなった気になって
世界の中心で愛を叫んだって死を望んだって何も変わらない
昨日の延長線上に今日はあって
今日が明日ってだけで続きのストーリー
晴れもあっという間に天気がくずれて
世界の終わりも近いね あり得ない話じゃないね
だから油断をするな もう二度と 容易く死にたがらないで
深追いをするな 時間は逃げないさ 追いかけっこはもうおしまいおしまい。