詩人:どるとる | [投票][編集] |
いくつの言葉を 繰り返してきたかな
映画のように ハッピーエンドを
期待していた訳じゃないけど
悲しくもないのにね涙がほほを伝う
さよならを眺めていた 小さな橋から
夜の 優しげな風に抱かれて
このまま何処に行こうか 宛もないけど
赤 青 黄色の光 小さく瞬いてる
遠ざかれば遠ざかるほど 美しく見える光
もう 二度とふれられない優しさだ
でも 最後にありがとうを言わせてね
愛してくれて どうもありがとう
寄せ打つ波の形に少し似ているよ
何ひとつこれといった収穫はない
すぐには笑顔にはなれそうもない
思い出していたよ君が好きだった歌
いつの間にか歌っていた この下手くそめ
くたばりやがれ 寂しさがこたえる冬
逆らわずに落ちていく闇の中へ
昨日 今日 明日 指折り数えてももう
その日を待つ理由も見当たらない
もう二度と 重ねることもない唇
でもまだ君から 目をそらせない僕が
君の面影をさがしているよ
目を閉じても まだ忘れたつもりの思い出が浮かぶ
どうしていつも 手放そうとすると 胸の奥が 痛むんだろう
持っていてもしかたない思い出なのに
さよならを眺めていた 小さな橋から
夜の 優しげな風に抱かれて
このまま何処に行こうか 宛もないけど
赤 青 黄色の光 小さく瞬いてる
遠ざかれば遠ざかるほど 美しく見える光
もう 二度とふれられない優しさだ
でも 最後にありがとうを言わせてね
愛してくれて どうもありがとう。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
今年一番の積雪らしいです
この街にまた君と笑いあえる季節が来る
ちょっとしたいたずらを考えているんだ
君を困らせてばかりいるけど
困らせたくなるような君が悪いんだよなんて
勝手なことを言ってみては君をまた困らせている僕です
この街に雪が降ったら 君に出し惜しみしている
愛してるの言葉を届けよう
たいしたプレゼントは用意できないけど
約束するよ 僕は君が好きなんです
魔法が使えたら手っ取り早いのに
あいにくと僕は魔法使いじゃない
橋から見える夕日が 今まさに
君の背中で 沈もうとしている頃
僕の企みは君にすぐバレてしまったよ
顔に出るから あなたの企みなんてお見通し
この街に 雪が 降ったら 誰もが空を見上げるだろう
あなたの瞳には何が映るかな
何もかもを白く染める雪のせいで
この手を離せない どうしてくれるんだ
次の言葉が出てこないのは なぜだろう
ポケットを探ってもまばたきしても
答えはいつもたったひとつしかない
君が気づくよりも先に僕は気づいてしまう
この街に雪が降ったら 君に出し惜しみしている
愛してるの言葉を届けよう
たいしたプレゼントは用意できないけど
約束するよ 僕は君が好きなんです
誰よりも 何よりも
僕は君が好きなんです。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
いくつ季節を数えたら 思い通りの明日にたどり着けるだろう
たくさんの人を今まで傷つけてきました
同じだけ たくさんの人に愛されてもきました
僕はへそ曲がりだから感謝の気持ちを
言葉にできないのです 悪く思わないでねごめんね
こんな気持ちをつまらない
バラードにはしたくはないので
ささやかながら 皮肉っぽく語るよ
あなたに出会えて少しは変われた
あなたに出会えてちょっとは変われた
だからってありがとうなんて言わないけど
その先は あなたの想像にまかせるよ
曲がったコンパスで描く心を察して
いびつだけど ちゃんと心の形をしてる
いくつ人の涙を見送れば春にたどり着けるだろう
君が思う愛と僕が思う愛は違うけど
それでも愛には違いなくて 多分その辺が僕らの距離だよ
君に見せてあげる歌がまた出来たら
持っていくよ 譜面とギターを 歌声に乗せて
こんな気持ちをつまらない
バラードにはしたくはないので
ささやかながら 皮肉っぽく語るよ
あなたに出会えて少しは変われた
あなたに出会えてちょっとは変われた
だからってありがとうなんて言わないけど
その先は あなたの想像にまかせるよ
曲がったコンパスで描く心を察して
いびつだけど ちゃんと心の形をしてる
のろまだけど 少しずつ世界をそこに描いてる
幸せへの道筋を そこに描いてる。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕を連れていってくれないか?
さよならの街まで
この寂しさを ぬぐえるように
この切なさを 捨て去れるように
愛することは とても痛いし苦しいことだ
愛してみなけりゃわからないことだ
でも愛することは素晴らしいことだ
だから失った痛みは相当なものだ
それは愛を知ってしまったから
僕を連れていってくれないか?
すべてを忘れられるさよならの街まで
明かりを 消してく風
街は 死んだように静かだ
冬がため息まで凍らせる 涙まで凍らせる
ああ 行き場はなくても 居場所が欲しい
だから
これ以上 悲しまなくてもいいように
連れていってくれないか?
さよならの街まで
さよならの街まで。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
回り続ける 惑星よ
今しばらく その足を止めて
世界を 見渡してみて
流れる川の先を 転がる石のかたちを
ただずっと見ていたいのに
仕事仕事の毎日に忙殺されている
周回軌道は 平常運転
まるでそれが当たり前のように振る舞う
回り続ける 惑星よ
今しばらくその足を止めて
世界に生きる 人たちの声に耳を傾けて
耳をすまさないと聞こえない小さな足音
ささやくように脈打つ心臓の跳ねる音
風に揺らぐ木々のざわめき 川のせせらぎ
営みの中に生まれる いくつもの光
終わらぬ夜に眠らないで
光を あげるよ ここから弓を放つ
夜明けのサーチライト
世界よ笑ってくれないか
今までのすべてを
愛すように 抱きしめるように。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
ルッタッタルッタッタ
言葉が声に重なって
声が言葉に重なって
朝が夜を抱きしめて
夜が朝を抱きしめて
いのちの種を蒔きましょう
寂しい大地に まずは2、3個
木こりは ノコを引き
民は祭りの準備に大忙し
兵士は 砦を守るだろう
王様は気位高くあれ
姫君よ この薔薇は
あなたにこそ ふさわしい
ルッタッタルッタッタ
塔をつくろう 火を囲もう
夜明けに間に合うように世界を構築
神様は それはもう大忙し
明日から 賑やかになるだろう
いのちの種はすぐに芽を出し
最初のいのちが産声上げた
おギャーと泣いた
おギャーと泣いた
世界は やがて
七色に染まった。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
ここから そこまで
歩いたら もう
あとには 引けません
世界をまたにかけて
命を捨てて歩いてる
たまには歌を口ずさみ
たまには窓を拭いたり
肉や野菜を食べながら
日がな1日 歩いてる
悲しみは 雨となり
喜びは 陽射しになり
田畑にさんさんと降り注ぐ
神様は いない
目印もない
指示もない
僕らは まるで 宇宙漂流者
見えない壁で 隔てられた永遠の世界には
すべての終わりが僕らを待っている
どこまで歩いたら
その日は来るの
涙は 止まるの
今日も歩く ただ 歩く
あしたも歩く ただ 歩く。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
優しい人には 力なんて必要ないよ
固めた拳は 自分を殴るためにある
戒めてみよう 狡くなろうとする自分を
優しさは いつも厳しさの足元に咲いてる
気をつけないと 誤って踏み潰してしまう
優しさと甘さは違うように
厳しさと痛めつけるのとでは雲泥の差がある
人を愛することに 戸惑いを感じたとき
僕は愛されることの本当の意味を知る
痛みをもってでしか 生きていることはわからない
涙はまっすぐほほを伝うだろう 優しさに気づいた心が
人の愛にふれて ふやけるように融けていく。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
よこしまなる願いが波紋のように夜に広がった
どれだけの人たちの涙や笑顔を 一身に抱いている
この街の片隅に咲いた ちっぽけな命は 宛もなく生きる
泳ぎ疲れたら たまには弱音も吐きなさい
そんな優しい言葉を本当は聞きたいんだ
誰だって 悲しみを 1つくらい抱えてて
身を捩らせるような思いで 生きてるんだ
水面に差す光 それを希望と呼ぶには
些か 不用意
不確かな推定は 終わらない 息継ぎをするまもなく朝が来てしまう
絶え間ない流れに 舟は逆らえず 行き着く夜明け
答えがあるなら それは イエスかノーだけのつまらない解答
空欄を埋めたり補うだけの答えなら心はいらない
感情のない動作でとっとと終わらせる
色のないはずの世界でもきれいに咲く花
命は命のあるべき姿のままそこにあって
体のいい箱なんかにおさまらないんだよ
計算の行き届かない世界の話をしよう
常識からまず目をそらして
電気を消そう 暗闇の中で交わす会話
見えない筈の心が呼吸している程近く
目を閉じたような世界の中にも光が
耳をふさいだような世界の中にも声が
あるようで
誰だって 悲しみを 1つくらい抱えてて
身を捩らせるような思いで 生きてるんだ
水面に差す光 それを希望と呼ぶには
些か 不用意
不確かな推定は 終わらない 息継ぎをするまもなく朝が来てしまう
このまま世界が終わってしまう。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
この世界を ひとりじめ
楽しいこと 探しに行こう
常識や掟なんか 放り出して
今すぐ笑えること それだけが道しるべ
忙しなく 流れる 人波
足りないのは優しさ
誰も彼もみんな疲れたような顔をして
生きることを楽しむこと忘れてる
キラキラとまたたくように
ばらまいておくれよ 星屑
そしてこの世界をもっと 輝かせて
夜明けが待ち遠しくて仕方ないくらいに
いつも、何かに心を揺らしていたいんだ
この世界を 染める色とりどりの色
どんな色に染めようか 明日の世界
すべてを裏切ることはできないけれど
正しさだけではなにぶん都合が悪いのです
絶え間なく 行き交う 足音
雨みたいに アスファルトを打つ
雑音みたいな 汚い言葉に紛れ込むいたいけな誰かの泣き声に聞き耳を立てろ
キラキラときらめくために
悲しみにさえも汚れてやる
僕の心は何色にも染まるのさ
もう待てない心がはちきれそうだ
追い風より向かい風に吹かれていたい
「希望 絶望 願望
羨望 要望 渇望」
きりもなく 生まれては消えてく 願い
でも流れ星に 祈るのは いつも 小さな願い
手の届かないものを欲しがる 愚かしさを知ってる僕は
星なんて 望まない
幸せなんて 望まない
晴れなくても 雨が降らなければ それでいい
キラキラとまたたくように
ばらまいておくれよ 星屑
そしてこの世界をもっと 輝かせて
夜明けが待ち遠しくて仕方ないくらいに
いつも、何かに心を揺らしていたいんだ
いつも魅力的な何かに心を奪われていたいんだ。