詩人:どるとる | [投票][編集] |
目を閉じた暗闇の中に君を描いて
消えないように イメージごと抱きしめた
忘れながら 思いながら 浮かんでは沈む
あなたの輪郭を 指でなぞっていた
あなたは 笑っていた
悲しいときさえ 僕を心配させまいと
でもそんな心配ならいらないよ
あなたが悲しいのに僕が笑うわけにはいかない
ほんの少しのまばたきも惜しいくらい
君をずっと見ていたい
だから 頼りないこの僕のそばにいて
光を灯すように 足元を照らしてくれないか
迷わないように。
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面倒くさいことは それはもう早めに
きっぱりと諦めてしまいまょう
逃げ出すことも勇気だと知らない奴は
勇ましい背中を指差し笑うのです
ああなんのために生まれたのか
それは 考えるまもなく明白だろう
それは生きるためだ
生きるために 悲しいのであれば
生きるために 邪魔なのであれば
諦めることもまた正しい選択。
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心地いい揺れに酔いしれてるのもいいが
たまには毒のある言葉をもっと浴びたい
ほどほどに傷ついて
ほどほどに癒されて
快楽と痛みの瀬戸際をゆらゆらとさまようの
私がもしも神ならば天に唾を吐き
正しさを踏みにじる
少しも汚れていない正しさなどない 嘘ばっかりの正義はきれいごとでごまかし
ちゃっかりしてて本音と建前 使い分けている
私の目の前から すぐ消し去ってよ
世界をわかす一斉風靡のキラーチューン
この侘しさを見事に歌い上げてくれ
世界は平行を保てずに斜めっていく
少し歩いただけでいつの間にか振り出し
くたくたに疲れても
むらむらと昂っても
光と影のギリギリの境で 踏みとどまってる
私がもしも神ならば天に唾を吐き
正しさを踏みにじる
少しも汚れていない正しさなどない 嘘ばっかりの正義はきれいごとでごまかし
ちゃっかりしてて本音と建前 使い分けている
私の目の前から すぐ消し去ってよ
世界をわかす一斉風靡のキラーチューン
この侘しさを見事に歌い上げてくれ。
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何気ないふりをして笑ってはいるけれど
本当はいつも感謝の気持ちでいっぱいなんだ
でも素直になろうとすると照れくさくって
ありがとうって言葉にできないんだよ
君のその 存在が僕のすべてだったこと
つまりは 僕がなぜ幸せだったのか
その理由のすべてを君が担ってたことに今さら気づいた
君がただそこにいるだけで それだけで
雨降りの心がいつの間にか晴れ渡っていく
それはまるで魔法のような 二人だけにわかるフィーリング
そばにいるよってささやいている
心と心につないだ見えない糸電話
聞こえるかい?僕の愛してるって声が
いくつの季節を通り過ぎただろう
思えばあんなこともあった こんなこともあった
喧嘩してしばらく口を聞かなかったこともあった
でもあとで寂しくなってすぐ仲直り
気づけば 喧嘩する前よりずっと仲良くなってた
君が いつも笑ってくれるように僕も笑うよ
特別なことはできないけど 君のためなら頑張れそうさ
それはまるで魔法のように 言葉にしなくても伝わる想い
そばにいるよって励ましてる
泣き虫のくせに 強がりのしかたない人
どうしてだろう 君の前では弱い僕を
見せたくなくて悲しいのに笑っていた
でももうそんな必要もないね だって
二人は 嘘なんかつきあう仲じゃないから
君がただそこにいるだけで それだけで
雨降りの心がいつの間にか晴れ渡っていく
それはまるで魔法のような 二人だけにわかるフィーリング
そばにいるよってささやいている
アイラブユーって歌っている。
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電車に揺られて どこへ行くの
窓から見える景色が流れ去っていく
だんだんと空も暮れてあかね色
君の街まで あとなん駅でしょうか
思い出を 少しばかり残しすぎたなあ
色あせていく 懐かしい景色を
捨て去るための勇気が欲しい
君の街まで このまま止まらぬスピードで
いつまでも頑なな心を 運んでいこう
もう 一人では上手く笑えそうにない
ひとつ ひとつ
明かりが消えてくのを数えながら
変わってく 街並みを眺めていた
涙の向こうににじんで浮かぶ
色あせていく 懐かしい景色を
捨て去るための勇気が欲しい
君の街まで このまま止まらぬスピードで
いつまでも頑なな心を 運んでいこう
もう 一人では上手く笑えそうにない
愛される喜びを 痛いほど知ったから。
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耳をふさいだ 世界にも音は咲いていて
目を閉じた世界にだって光は瞬いて
まぶたの裏のイメージでも
曖昧なぼやけた蜃気楼でも
ちゃんとここにあって 笑ったり 泣いたりしているよ
目に映る ものなどこの世界のほんの少しの一端だ
僕を僕たらめしているものを
君を君たらめしているものを
指先で 星をつなぐように確かめる
レールを引くよ 点と点をつなげるように
今日と明日に橋を架けるんだ
ほら やってごらん
案外、簡単だよ
少し世界を違う角度から見るだけ。
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目を閉じた世界の中で
耳をふさいだ世界の中で
僕は闇に目を凝らした
無音の中に音を探した
一握の光が 夜空を流れていく
弧を描くように 闇を切り裂くよ
冬の星座 瞬く夜の
ささやくような物語
風がくれたやさしさ
そっと持ち帰るよ
ありがとうと
愛してると
言葉にしなくても
僕には 見えるよ
僕には 聞こえるよ
ここにいるんだね
まぶたの向こうの光
舞うように降りる陽射し。
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まぶたを閉じてみるとき いろんなことがまぶたの裏浮かんで
例えば昨日のこともまるで嘘のよう
時計が回る 僕は置き去りの笑顔を
取り戻すことが出来ずに今日も泣いていた
だんだんと季節は移ろいながら僕を大人という呼び名にふさわしい体にしてゆく
ほつれていく時間がまたひとつ何かを僕から奪ってゆく
いくら走ってももう追い着けず振り返れば手の届かないものばかりだな
気づいたんだ 生まれたときから生まれていたほころび
僕はいつか終わる物語を読んでいる
口をそっと閉ざすとき見えなかったものが見えてくる
忘れていたことも鮮やかに今、思い出す
夜が朝になる 朝が夜になる
その繰り返しの先で僕は消えてしまうんだね
だんだんと知りたくないことも僕の体をかえして老いというものを伝える
遠ざかってゆくものを僕は何も出来ずに見送るだけ
それだけでもう一分一秒さえ戻らない
振り返ればあっという間すぎて夢のようだな
気づいても気づかなくても ほころんでゆく命を背負ってる
僕はいつか途切れる道を歩いてる
ほつれていく時間がまたひとつ何かを僕から奪ってゆく
いくら走ってももう追い着けず振り返れば手の届かないものばかりだな
気づいたんだ 生まれたときから生まれていたほころび
僕はいつか終わる物語を読んでいる
僕はいつか終わる物語の中で生きている
僕はいつか終わる物語を読んでいる。
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どこへ流れていくのだろうあの白い雲は
宛もなく風の吹くまま旅する旅人の背中で
訳なんて聞かないでくれ とたんに涙が
ほほを伝って強い僕を優しくするから
花は咲き乱れ 河の水は流れるままに
誰も生きる意味などわからぬままに
ここにいるよ 笑って泣いて 生きているよ
溢れる人混みに迷わないように
つまらぬ色に染まらぬように
雲よ 聞こえるかい?僕のこの歌声が
どこか遠くの街でまた会えたらいいな
懐かしい思い出に あの日咲いた笑顔に
過ぎ去ってゆく風の残したあしあとをたどれば
いつの間にか この道にも終わりが見える
花が咲く理由などどこにもない それでも朝が来れば あなたに会いたくなる
嘘で汚れたなら洗えばほら元通り 昨日の自分を悔やむなら 新しい自分になる
歩いて行くよ どしゃ降りの中でも平気さ
誰かの声に惑わされないように
同じ色した掟に振り回されぬように
空は 今日も天高く 目の覚めるような青
僕の瞳を染めて 悲しいことなど忘れた
会いに行こう いつかなくした宝物に
誰かが どこかで口笛吹きながら
いつ 終わるともわからない
旅をしているなら 僕も何かを探す旅人
夢やロマンのために費やす時間も 人生を色鮮やかに染めるための大切な色のひとつ
立ち止まってる時間が勿体ない 歩き出そう道などなくても
踏み出せばそこに道が延びていく
ここにいるよ 笑って泣いて 生きているよ
溢れる人混みに迷わないように
つまらぬ色に染まらぬように
雲よ 聞こえるかい?僕のこの歌声が
どこか遠くの街でまた会えたらいいな
懐かしい思い出に あの日咲いた笑顔に
先に行くよと旅立った綿毛のような君に。
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僕の瞳の中に 映る青 どこまでも 染めて
悲しいことなど忘れたように笑っている
この街に 予報にない雨を降らした
笑ってくれないか?悲しい 嘘で 作り笑いするくらいなら
泣いてくれたほうが楽だから
忙しい街並みに 流れる時間は ゆっくり生きようとする僕らを急かすように責めるように 向かい風ばかり吹く
雨が洗い流した思い出が ひとつまたひとつ
花びらのようにこぼれて 目を閉じた闇の中に いつかの笑顔を映すんだ
帰れない 人混み 夕暮れはとうに過ぎ
悲しい青が きれいな夕焼け空を汚してる
もういっそ 思い出ごと忘れられたらいい
笑ってくれるなら こんな惨めな僕の
弱さを 嘲ってくれたら 少しは前に進めるかな
夢を追いかけるようにして たどり着いた
理想の街は 今日も悲しいくらい きれいなのに 夢を忘れたような人たちがいる
夢を叶えるために いくつ涙を流せばいい
どれだけ 人を裏切れば 空に手が届くんだろう
今日も空はあんなに近く 手が届きそうなのに あと一歩で届かない
忙しい街並みに 流れる時間は ゆっくり生きようとする僕らを急かすように責めるように 向かい風ばかり吹く
雨が洗い流した思い出が ひとつまたひとつ
花びらのようにこぼれて 目を閉じた闇の中に いつかの笑顔を映すんだ。