詩人:どるとる | [投票][編集] |
たとえば僕が 流れ星になったら
宇宙の果てまで 飛んでいこうと思った
でもすべてを見届けたそのあとどうしようか
そんな想像で胸を満たしたら
夢の終わりは 静かにおとずれる
誰の 書いた物語だ
シナリオは破綻してるぞ これでは救いようがない
誰もが幸せなんて あり得るわけもなく
今日も優しい瞳をした人たちから
先に死んでゆく
たとえば この世界から色をなくしたら
不釣り合いなほど喜びは興ざめです
悲しみもモノクロでは涙さえシックで
それはそれで 素敵だと笑ってみせたよ
先人が書き記した小説の結末はわからずじまい
青や黄色の流れ星 遠くから見たらきっときれいなんだろうな
流れ星になった君へ伝える言葉は品切さ
今日もあらすじを裏切って
レールからはずれてゆく
ハロー イエスタデイ
とうに過ぎ去ったページが
ひらひらと風に蝶のように舞うから
思いがけず 思い出に心うばわれてしまう
でも、僕は 時間に抗えない
誰の 書いた物語だ
シナリオは破綻してるぞ これでは救いようがない
誰もが幸せなんて あり得るわけもなく
今日も優しい瞳をした人たちから
先に死んでゆく
そして新しい命がこの世に 生まれ落ちるとき
にぎやかな産声が 希望を連れてくるから。
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ひらり 君のスカートが風に踊る季節
自由すぎる午後の陽射しが突き刺さる
明くる日の 夢に期待してるんだ
だって今朝見た夢はたのしかったから
ワンツースリーでステップ
常識に とらわれないでボーイミーツガール
フレンドリーなように 見せかけて
舞台裏では 喧嘩ばかり
そんな僕らを 神様は どう思ってるのかな
そんなこんなで二人の恋の物語は取り急ぎ続く
見れば見るほど愛らしい おっぱいは ふたつついてるし
それほど 忙しい訳でもないのに急かされて
時計よりも せっかちなうるさいあの人
ホップステップジャンプのリズムで
腰をふりふり 魅惑的な下半身
隠しだまは まだまだたくさんあるんだ
侮っちゃいけません
敵に回したら けっこう恐いやつです
唇まであとなんフィート? 滑走路みたいに テイクオフ
ここからはすこしばかり遠い春を
思い起こさせる歌 歌っておくれよ
エッチな風にスカート なびかせて
うふふなんて 笑いながら歌いながら
ワンツースリーでステップ
常識に とらわれないでボーイミーツガール
フレンドリーなように 見せかけて
舞台裏では 喧嘩ばかり
そんな僕らを 神様は どう思ってるのかな
そんなこんなで二人の恋の物語は取り急ぎ続く
多分この世界の終わりまで。
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空が透き通っている 目の覚めるような青です
遠い春を届けるようなそんな歌をくださいな
物語のページを 染めるたくさんの色
ひとつの色から 何通りにも枝分かれするように
色は色でもいろんな色がある
ただ真っ白いページに色が降る
世界を染めるように悲しみの喜びの
何もない世界に 命が花のように咲いた
ほら魔法のようにいつの間にか
色が雨のかわりになって
花や空を染めるから
こんなにもこの世界は色あざやかなんだ。
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それは命という カタチのない贈り物
体というちょうどいい箱の中に
たくさんの 思い出があるように
隙間もなく 満たされているよ頭のてっぺんから爪先まで
命を 見つめる瞳が一生懸命に見つけた光
それは本当も嘘もまぜこぜの命がけのドラマ
「まだまだたくさん生きたい」
それが 何よりの願いのはずなんだ
そして今日も 朝は
プレゼントをくれる
昨日と寸分変わらない世界を
僕の下手くそな 歌声は君に届くかな
巡りめぐって血は受け継がれてゆく
今日までの日々があるのなら
明日も 今日と同じように笑わなくちゃ
終わらない夜を飛び越えて朝を目指す
「生まれなければ」そんな取り返しのつかないことを
言っているならまだマシなほうさ
ほら空に手が届く日も近いぜ
指先が 今 陽射しの欠片をつかんだ
それは希望によく似ていた
ときめきの予感
何か楽しいことがありそうなそんな予感
命を 見つめる瞳が一生懸命に見つけた光
それは本当も嘘もまぜこぜの命がけのドラマ
「まだまだたくさん生きたい」
それが 何よりの願いのはずなんだ
そして今日も 朝は
プレゼントをくれる
昨日と寸分変わらない世界を。
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なんとなく 悲しくて 君の名前を呼んでみた
通りには 雨が降り 傘の花が 咲き乱れているの
ちょっとした 悲しみのせいで
うまく笑えない こんな気持ちどうすればいいの
甘く切ない味わい それはカフェオレ
僕の心を マイルドに染めるミルク
あと半分は ほろ苦いビターコーヒー
でもちょっとだけあとひく味わい
それが
甘く切ない味わい それはカフェオレ
僕の心を マイルドに染めるミルク
あと半分は ほろ苦いビターコーヒー
まるで人生のようだねと君が言う
飲み干してしまえばもうないのって
いつの間にかその味の虜になってる
そういうものさ そういうものさ
飲もうよカフェオレ
飲もうよカフェオレ
最後の一滴まで
苦さまで 愛せたら
上出来さ。
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あー 物語のエンディング
目指し走るならば
あー 急がば回れ
先は 崖っぷち
誰かが 言っていた
「昔はよかった」
過去に 心うばわれて
先に進めない
あなた後ろ向き
あれも欲しい これも欲しい 贅沢な時代に生まれたもんだ
釈迦の説法 馬の耳に念仏 地平に穴が空いたように 抜け落ちていく言葉
さよなら さよなら
地獄で会おうぜ
さよなら 死んだらまた酒でも飲もうぜ
生きる前から 生きる気力がない
さよなら さよなら
血の池 泳ごうぜ
さよなら 地獄の鬼相手にドラハチ 麻雀
テンパって候
いざ、勝負 マゼマゼ。
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ああ 風が そよそよと お話ししてる
楽しそうに 笑いながら
ああ 空は ただ のんびりと 雲を漂わせて
わけもなく 笑いたくなる
どうしてかなあ
春を呼ぶ 声がする
「もういいよ」
隠れん坊してる
あの花を見つけに行こう
春の匂いを 追っかけて
スタコラサッサ
スタコラサッサ。
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マゼロ マゼロ
リー リー リー
シーパイ シーパイ
汚い 中華屋
油の浮いたラーメン
水っぽいチャーハン
焼きすぎた餃子
愛想のない店主
嫌みな奥さん
しょっちゅう喧嘩ばかり
水曜日は店主が競馬で休業
固定客 テンテン
幽幻なんとか
シーパイ シーパイ
そんなことよか
シーパイ シーパイ
テンパってるよ
リーチ リーチ
マゼロ マゼロ
今日も徹夜だ。
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どこからか そろそろ冬の足音がきこえる
ジングルベルが鳴り響いて 白い雪が降り出せば
サンタクロースが来るのを 待つだけさ
プレゼントも 用意したし ツリーも去年より大きいのを買ったよ
あとは君に伝える 愛の言葉があれば 準備はオッケーなんだけど
舞い降る雪の音はないけれど 言葉にすればしんしんかなあ
仕事を早めに切り上げたら 家まで走って帰ろう
今夜は 誰もが幸せな気持ちになれる 約束のクリスマス
さあ 声をそろえて言葉にしたのは
もちろん あの言葉 メリークリスマス
子供のときはその日が来るのが待ち遠しかったんだ
吐き出すため息が白く煙れば
なんとなくウキウキしたよ
朝から 準備に大忙し あれは買ったかな これは買ったかな
プレゼントは内緒 なんて 知らないうちに買ってるくせにさ
駅前広場に サンタクロースのおじさん セールの看板持ってる
誰も彼もが 笑顔だよ キラキラ 眩しい街の中を駆け抜ける
素敵なパーティーのはじまり クラッカーを鳴らそうよ
さあ ケーキを食べよう そっちのほうが僕のより大きいぞ
目を閉じたら 静かな 白い道が のびてる
明日の朝には 積もるだろう
今夜は 眠れないよ だって サンタクロースを出迎えるんだよ
起きてられるかなあ なんて言ってるうちにいつの間にか夢の中
舞い降る雪の音はないけれど 言葉にすればしんしんかなあ
仕事を早めに切り上げたら 家まで走って帰ろう
今夜は 誰もが幸せな気持ちになれる 約束のクリスマス
さあ 声をそろえて言葉にしたのは
もちろん あの言葉 メリークリスマス
靴下の中の プレゼント はみ出してる
ずっと忘れないさ今日のこの思い出を。
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夕暮れの街は 切ない色に染まって
帰り道を 遠くする 畦道に 陽炎
幻だろうか いつか空に飛んだ君がそこにいる
笑ってるの それとも泣いているの 教えてよ
見えない心の中を 今君を染めている色を
聞こえない心の声を 今君を濡らす雨を
何一つ わからない ただひとつも知らない
自分がなぜここにいるかも誰も知らない
いつか愛したあの歌が 空の色と融けて 浮かんでる
悲しいの それともうれしいの
教えてよ 今君を染めている色を
聞こえない 心の声は夜の闇に 消えた
されど寂しさは 消えずに いまだ僕を
孤独が包み込む 今日も遠い 帰り道
迷う道でもないのに立ち止まる
立ち止まる
笑ってるの それとも泣いているの 教えてよ
見えない心の中を 今君を染めている色を
聞こえない心の声を 今君を濡らす雨を
その涙の かたちを
僕も同じ気持ちになりたいから
僕も同じ色に よごれたいから。