詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕たちは へとへとになって疲れるまで 遊んだ
公園の砂場に 二人でつくった 砂の城
明かりに照らされて きれいだったな
君のママが迎えに来た 手を振る君に
僕も 小さく手を振った
そんな 記憶があるよ
涙の中にいろんな 思い出が 光る
笑ったことも 泣いたことも
何もかもが 昨日のように思い出されるよ
それは血の通った生きたドラマみたいだ
僕は 君のヒーローになれたかな
ちょっとドジでかっこつかないくらいが
私にはちょうどいいわって笑ったから
今日も僕は君の隣で泣くよ 笑うよ
そしてたまには 見事なくらいに転ぶよ
そんな僕を見て君は笑うよ 泣くよ
そしてどんなときも僕を愛してくれるよ
僕も愛しているよって君に囁くんだよ
それは 万華鏡に映す一瞬の芸術
もう二度と 同じ景色は 映さない 映せない
僕は 君のヒーローになれたかな
ちょっとドジでかっこつかないくらいが
私にはちょうどいいわって笑ったから
今日も僕は君の隣で泣くよ 笑うよ
そしてたまには 見事なくらいに転ぶよ
そんな僕を見て君は笑うよ 泣くよ
そしてどんなときも僕を愛してくれるよ
僕も愛しているよって君に囁くんだよ。
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庭で子供が遊んでいる お父さんとお母さんが
肩寄せあってる 微笑ましい日曜日
多くの言葉はいらない ただ あたたかな眼差しが言葉以上の愛を語るよ
愛している 愛している 何度言葉にしても足らない
愛している 愛している 明日も 明後日も
夜も朝も 何曜日でも
君が 僕のことを嫌いにならないかぎりは
庭いっぱいに花が咲いたよ 君が植えた種が芽を出した
ほらごらん なんて名前の花かな
ギターを 引っ張り出して 下手くそな歌を歌うよ 名前のない歌 君に 歌うよ
愛している 愛している 君の心に染み込むまで
愛している 愛している 何気ないとき 何でもない場面
クリスマスもお正月も お盆でも こんな日曜日の朝でも
愛が 言葉にならない僕の代わりにしゃべるよ
お日さまいっぱい浴びた君の笑顔はまるで太陽だね
愛している 愛している 何度言葉にしても足らない
愛している 愛している 明日も 明後日も
夜も朝も 何曜日でも
君が 僕のことを嫌いにならないかぎりは
僕が 君の前からいなくなったそのあとも
気持ちは変わらない 同じ色のままさ。
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喧嘩してしまった いつもの僕の言い過ぎが
君の心を深く深く傷つけてしまったみたいだ
君がいなくなった部屋は 僕一人には広すぎて
寂しさが 込み上げたよ
君がいなくなって気づいたことがたくさんあるんだ
洗濯物もまともに たためないし
料理も下手くそで 何がどこにあるのかもわからない
帰ってきてよ ごめん 僕から素直に謝るから
ちょっと言い過ぎたよ
なんて また上から目線かな
なんてことを考えながら いつの間にか
泣いていたよ 君の笑顔がないとどんなに楽しいことがあっても 喜びは半減さ だから お願いだ
君が残した置き手紙を涙ながらに読んだ
「寂しさに我慢できなくなったらいつでも電話して」
君は 喧嘩しても僕の心配してくれるんだ
気づいたよ やっぱり僕は君を愛してる
けんかのあとで気づいたんだ
いくつもの 謝罪の言葉 チラシの裏に書きまくって
どんなふうに謝ろうか 考えていたら零時を過ぎた
面白いテレビもやってないし ちょうどいい気晴らしもないし
あとは眠るだけだ
夢の中でも君のこと考えていた
夢の中でも 君は優しくて 僕を愛してくれる
帰ってきてよ 結局は いつもそんな答えに行き着くんだ
君がいない寂しさほど 耐えきれないものはない
愛を知ってしまったから 僕はもう愛されずには いられない
君が残した置き手紙を涙ながらに読んだ
「寂しさに我慢できなくなったらいつでも電話して」
君は 喧嘩しても僕の心配してくれるんだ
気づいたよ やっぱり僕は君を愛してる
けんかのあとで気づいたんだ
そして君が 電話に出た よく知る
優しい声に 涙声でもしもしって
呟いたら 君は 笑って大丈夫?って言ったのです
もう僕をとっくに許してくれてたみたいです。
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星空輝く 街を包む夜
静かな 水面のように 広がる 夜
あなたに 会いたい気持ちが膨らんで
そんな気持ちにあなたもなるのかな
誰にだって 大切な人がいて
その人にも 大切な人がいて
誰にだって 守りたい思いがあって
そんな思いをひとつひとつ繋いでいくと
星座みたいに 形になる
たとえば 君の牡牛座みたいな
眠れぬ夜に思うことが ふと 宙をただよい
煙草の煙に のって夜空に 消えてく
湯気を立てる珈琲 心地いい風がほほを撫でた
一番星見つけたよ 君も見ているかな。
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見慣れた駅の見慣れた改札口
水彩画みたいに 淡い景色が 広がる
描いていく 雨の水玉もよう
ふるさとの街は 少し変わってしまった
なんとなく 街を歩くと見慣れた景色に出会う
レールを辿れば 思い出は道の向こう
同じ空と空でつながっている
何が変わっても 変わらなくても
帰る場所はひとつ いつでもここにある
いつでもここにある。
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昔々 どこかにクリスマスのない国があったという
その国には当然サンタクロースなんてものも信じられていなかった
聖なる夜には 雪が降るのに 子供たちは
寒がって 外にも出なかったというよ
でもあるときそれを不憫に思った
神様がクリスマスのない国に魔法かけた
いつの間にか クリスマスがない国に
クリスマスの日ができたというよ
サンタクロースはプレゼントを配るのに大忙しだ
クリスマスのない国はこれで世界にひとつもなくなったという
サンタクロースは来年も来るねと 鈴の音を鳴らして
サンタの国へ帰りましたとさ
めでたし めでたし。
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表通り 駆け抜けていく プレゼント小脇に抱えた家族連れ
子供は 早く早くと お母さんとお父さんを急かすように呼んだ
あとからお父さんとお母さんが 困った顔で子供を追いかける
そんな シーンが 微笑ましく見えた
クリスマスの夜にはどんな子供も同じ気持ちだよ
サンタクロースが いないことくらい
みんな知っているけどないしょだよ
夢がなくなっちゃうからね
だからサンタクロースの格好して プレゼントを枕元に置いてるのも
知っているけど 昨日サンタクロースが来たんだよって
お父さんを 悲しませないように笑うの
そんなクリスマスがもうじき 雪とともにこの街にやって来る
緑と赤のクリスマスカラーに染まった 街を 恋人たちが歩く
いつか私も カッコいい恋人と歩くのかななんていう娘にどうかなってお父さん
ちょっとムッとしたような顔で マセタ娘に焼きもちやいてる
そんなこと毎年やっているのに毎年新鮮な気持ちになるのはどうしてかなあ
誰にも子供の頃にはクリスマスは楽しみだったはずだよ
毎年25日には大きなツリーとケーキ
みんなでそろって パーティーをするんだ
その夜だけは夜更かししてもね 怒られないの 特別な夜だから
でもね零時には 寝なさいってお父さんが言うんだ
ないしょで見てたの
お父さんがサンタクロースの服に着替えてるの
全く毎年 わざわざよくやるよねって見てたけど
泣いちゃうくらい本当はとても嬉しかったりするの
だから後ろ向いてる背中にありがとうって小さくつぶやいた
来年もよろしくねお父さん
私だけのサンタクロース。
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昨日の夢の続きで 僕らはまた歩き出す
描かれた空が画用紙のように
既製品のような世界を果てまでも広げていく
さわがしい夜が 眠れない 夜がやって来そうなかすかな気配
枝豆の ひとつひとつにもあるいのち
小さな部屋に 大きくふくらんだ夢
絵空事だと鼻で笑うのなら
君にはもう教えてあげないよ
僕だけの夢は 僕がひとりじめ
恐がりの前足で 地面を蹴りながら進む
はるか太古の風の匂いを連れてくる
あの日見上げた空に浮かんでた雲の形を思い出す
にぎやかな未来が まばたきもできないほどの未来だよ
味わって食べよう 食べ頃の熟した幸せ
目の前の世界を描き出していく作業
ありふれた日常を閉じ込める風景描写
シャッターチャンスを逃さないで
君だけの夢は 君だけのものなのさ
いくつもの 悲しみも
いくつもの 喜びも
数ある 幸せも
やがては 青い空に溶けて消えてく
幻のように ずっと先の遠い未来では夢物語だ
枝豆の ひとつひとつにもあるいのち
小さな部屋に 大きくふくらんだ夢
絵空事だと鼻で笑うのなら
君にはもう教えてあげないよ
僕だけの夢は 僕がひとりじめ。
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途方もない 道のりを歩いてきました今まで
どこまでも続いているこの道はどこまで続いているのかな
笑っていた思い出も
泣いていた思い出も
何もかも 忘れたくないよ
だけど忘れてしまうのなら
すべて 忘れたいよ
ただ 僕の目の前に広がる星空には
何の迷いもなく 少しのよどみもない
あの紫がかったような 闇には
いくつもの物語が 星になって輝いてる
僕は言葉もなく ただ立ち尽くすしかなかった
星に願いを 言う暇も ないくらい心うばわれてた
はるかな時代のいろんな出来事を イメージしていたんだ
出会いも別れも
愛されたことや愛したことも
思い出と呼べるものがたくさん 僕にはある
ほらまぶた閉じれば 星のように輝く
どんな 言葉も 必要ないね あの星空には
ただきれいだという 思いがひとつあれば
花のように光のようにきれいに映るから
それを受け止める心を少し研いてみる
そうして見えるものを愛してゆきたい
願うことはただひとつもない 生きている ただそれだけで
もうそれだけで
願いは 叶ってしまっているようなもの
ただ 僕の目の前に広がる星空には
何の迷いもなく 少しのよどみもない
あの紫がかったような 闇には
いくつもの物語が 星になって輝いてる
僕は言葉もなく ただ立ち尽くすしかなかった
星に願いを 言う暇も ないくらい心うばわれてた。
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物語の 最初の一歩ともいえるページを
今まさに踏み出せばきれいなメロディ
遠い遠い昔話を思い出すと 広がる
あのときめきの本の向こうへ旅に出る心
自分の物語なら誰もが主人公になれる
だからね この物語は君が主役
世界には人の数だけたくさんの物語
だからその物語の数だけ主人公がいる
イソップ童話の毒気を 吸い込んだ世界が
ほらね魔法のありかをきれいに隠した
だから僕らは魔法を信じることはあっても
けっして魔法の力をわがままに使えないの
遠い昔からの約束さ。