詩人:どるとる | [投票][編集] |
眠れない夜には 涙があふれてしまうよ
いつの間にか悲しいこと考えてるから
今日あった 涙を流したぶんだけ
悲しくなった 笑ったぶんだけ嬉しくなった
ああ 風さえも泣いてる 気がする そんな夜には
高架下で 電車の走り抜ける 音を聞いて
風をよけるように 缶珈琲で体を暖めて
道草する 言い訳にしようなんて 笑う
月があまりにきれいだから見とれてしまうよ
ちょうどいい言葉なんかいらない
ため息ひとつ 冷えた風が体の熱を奪っていく
ああ 夢さえも 見れない つまらない夜には
路上で歌う誰かの歌が身にしみてくる
「誰でもいいから愛しておくれ」
なくした愛の所在を求めるように歌う
案外、愛して欲しかったんだよ
愛して欲しいと思っているんだよ、僕も
高架下で 電車の走り抜ける 音を聞いて
風をよけるように 缶珈琲で体を暖めて
道草する 言い訳にしようなんて 笑う
笑う ふりして こっそり一人で泣くのさ。
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夕暮れが 僕の影を 追い越して
すっかり 薄暗くなった街には
名前のない優しさが広がってた
商店街の 寂れた感じが好きなんだ
いつものあの店の売れ残りのコロッケ
変わらない味がした
帰り道 気づくと一人はぐれて町外れ
赤トンボを追いかけているふりをして
いつも孤独や寂しさを戯れに紛らせた
でも気づくといつも泣いていたんだ
本当はそんな僕を愛してくれる
夕暮れみたいな優しさが欲しかったんだよ
夜は案外 好きなんだよ
都合の悪いすべてを 見なくていいから
悲しいことまで思い出とは呼びたくない
だから、こっそり道端に捨てたい
だけど なぜか捨てようとするんだけど涙がきれいに見えた
捨てるに捨てられずやむにやまれず 持ち帰る
月のあとを追いかけていくけれど
いくら追いかけても追いつけないのは
遠くにあるからだよって気づいたときに
月はあんなに広い夜空に一人でいて
寂しくないのかなとって ふと思ったら泣けてきた
わけなどなく生きてます
意味など知らず生きてます
答えも出さず生きてます
それでも生きていていいだろう?
この涙が明日の僕を笑顔にしてくれると信じてるから
赤トンボを追いかけているふりをして
いつも孤独や寂しさを戯れに紛らせた
でも気づくといつも泣いていたんだ
本当はそんな僕を愛してくれる
夕暮れみたいな優しさが欲しかったんだよ
夢を追いかけているふりをして
希望を追いかけているふりをして
悲しみのあとを追いかけていたよ
気づいた僕は一人ぼっちだった
僕は一人だ 気づいたとき 僕はやっと孤独だと気づく。
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夢を描いてみた子供の頃の夢を
だけど 何を夢見てたのか忘れてしまったから 画用紙は真っ白
空に夢を描いてみた 音符のかわりに星を譜面に並べてみた
一人の夜にろうそくを並べてみた
何をやっているんだろう僕は
どんな夢を 描いていたのだろう
あの頃の僕だけが知ってる。
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遠い物語の伝説にある
いまだ誰も知らぬ桃源郷
遥か西を目指せ さすれば
旅の果てで天竺の扉は開く
僕らは行く どこまでも
雲の向こう 険しい山河を越えて
僕らは行く 仲間と行く
ありがたいお経を授かりに
ここからすべては始まる
いつか この旅路を誰かが語るだろう
誰も知らないのに誰もが知ってる遠い昔々の物語
木々には甘い実がなり蝶が舞を踊る
七色の夢が あなたを待っているのです
いつか 夢見た憧れのシャングリラ
奇々怪々妖怪変化を打ちのめし
僕らが目指すのは 光の国 天竺
三人のお供を従え三蔵は行く
お経は 心で読めばわかるんだ
意味など きっとないのだろう
夜明けとともに 朝陽が希望のように
屋根に 光の雨を降らせる
遠い未来でいつか誰かが読み聞かせる素敵な物語
いいかい? この物語はもしかしたら
本当にあったのかも知れない
でもなかったかも知れない
それは きっと誰も知らない
だけれど天竺への道は心の中に 続いていく
辿れば その先に あなただけの物語
僕らは行く どこまでも
雲の向こう 険しい山河を越えて
僕らは行く 仲間と行く
ありがたいお経を授かりに
ここからすべては始まる
いつか この旅路を誰かが語るだろう
誰も知らないのに誰もが知ってる遠い昔々の物語
誰もが 求めるのに誰も行けない幻の都 千年前の物語。
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雨の冷たさを こぶしの痛みを
知っているのならそれは愛の残した
けっして消えないあたたかな傷痕です
ありがとうとか 愛してるとか
もうそんな言葉では伝わらない
僕はそっと言葉を胸にしまって
ただあなたの ぬくもりにうずくまる
学んできた事が何も役に立たない
そんなときは 頭でっかちの知識は捨てて
ただ心のままに全身で抱きしめるの
あなたの海に 肩まで浸かる僕はもういない
愛をくれてありがとう
厳しさをくれてありがとう
優しさをくれてありがとう
たくさんのことをあなたは教えてくれた
笑っちゃうくらい下らないこと
泣いちゃうくらい大切なこと
それがすべて私の欠片
浜に上がった貝殻のように
きれいな七色に輝いてる
陽射しのあたたかさは人肌の温もりだ
冬の空に吹く風は戒めるようだ
優しさだけを欲しがる大人にならぬよう
無償の愛を教えるために お金の無意味さを教える
どんなに たくさんのお金も心の貯金箱は満たせないと あなたは言う
小手先の言葉で すべてを綴らぬよう
簡単でも心のこもった言葉を知るよう
読み始めた本の間に小さな栞を挟むのさ
慰めてくれて ありがとう
情けをかけてくれて
信じてくれてありがとう
あなたが教えてくれたすべてを覚えてはいない
でも覚えてるだけのことを胸に秘めて
これからの長い道を生きていきます
だからどうか見守っていてください
遠い空の向こうから
愛をくれてありがとう
厳しさをくれてありがとう
優しさをくれてありがとう
たくさんのことをあなたは教えてくれた
笑っちゃうくらい下らないこと
泣いちゃうくらい大切なこと
それがすべて私の欠片
浜に上がった貝殻のように
きれいな七色に輝いてる。
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生きていてもいいですか
不器用だから 間違えてしまいます
それでも生きていたいのです
人に笑われることには
慣れていたつもりなのに
いざ笑われるとやっぱり胸が痛いんだ
生きることが時々ね なんだかよくわからなくなる
生きているはずなのになんだか 自分の体が自分のものじゃないみたいだ
生きていてよかったと思える瞬間を
何度でも積み重ねる それが生きるということ
それが生きているということ
悲しいや 寂しいや切ないや痛いや
たくさんの辛いことがあるのにね
悲しみに出会うたび僕は 生きる意味を知る
たったひとつだけ こんな僕にもありました
最後まで生きること
それが僕の目標だ
大切なのはいつでも太陽を見失わないこと
それが明日を探す手がかり
明日を生きる僕らのしるし。
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すぐに泣いてしまうよ 悲しいことがあったときには
顔に出やすいんです 素直なだけですほっといて
昔から変わらないそんなとこだけは
頑張れ 泣き虫くん
ゴールまであと少し
一番になれなくてもいい 最後まで走るきること
これはやぶれない自分との約束だよ
途中で間違えちゃってもいい
なんだそんなことかと笑い飛ばしたら
また 歩き出せば 泣き腫らした空も
ゆっくり 暮れていく
ほら見てごらんきれいな オレンジ色です
嘘をつくのが下手くそでごまかすのが苦手
本当のことしか言えない 損な性格です
真面目すぎるのはそんなにダメですか?
頑張れ 泣き虫くん
膝小僧 擦りむいても
一番になれなくてもいい 昔誰かが言っていた言葉
子供はいいよね なんでも誉めてもらえる
大人ならそうはいかない 間違えたらすぐさま怒られる
でもね大人は子供よりずっと 自由気ままな生き物です
給料で好きなものをたくさん買えるんだ
今日も何か いやなこと あったような
顔をしてうつむく君に歌うよ この能天気な僕の歌 どうか
ほんの少しでも君の心が救われますようにと祈る
一番になれなくてもいい 最後まで走るきること
これはやぶれない自分との約束だよ
途中で間違えちゃってもいい
なんだそんなことかと笑い飛ばしたら
また 歩き出せば 泣き腫らした空も
ゆっくり 暮れていく
ほら見てごらんきれいな オレンジ色です。
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大人ってなんだろう
本音と建前 使い分ける ずる賢い人を大人と呼ぶなら 僕はそんなものになりたくない
大人ってなんだろう
大人がよく言う言葉で いい大人になりなさいのいい大人って一体なんですか
世の中のために無心で働いて ただ心を空っぽにして
思いやりや気遣いよりも 計算で生きるような
そんな大人になるくらいなら 僕は子供のままでいい
優しさや愛を忘れて何よりも自分を優先するような
大人にはなりたくない
だから大人が言う大人になれなかった僕たちの言い分は
間違っているけれど正しい答えだよ
よく考えてみればわかるんだ
子供の心残してるから
大人ははじめて大人になるんだと思う。
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愛してるなんて 口が裂けても言いません
だって愛は言葉で届ける物ではないから
言葉に出来ぬその思いはこの手のぬくもりが伝えるよ
特別なことは何もできないけれど
君のそばにいつまでもいられないけど
いつかは君を一人にさせてしまうけど
覚えていてこの手に燃えるぬくもりを
それが僕から君への宛名のないラブレター
抱きしめたときの体が恥ずかしがるのは
いつからでしょう 大人になった証だね
憎しみは涙でふやかして優しさに変えてしまえばいい
喧嘩しながら答えを見つけるんだよ
お互い愛されたり愛することに不慣れで
いつだって正直には向き合えないけれど
忘れないで僕と君が重ねるこの時間を
価値ある宝石をちりばめたダイアリー
欲しくても買えない
あなたと過ごした時間
笑った日 泣いた日
喧嘩した日 いろんなことがあったね
それもいつか思い出になるのかな
今は手の届く場所にいてもいつかは
ふれられなくなってしまうのかな
なんてことを思ったんだ
特別なことは何もできないけれど
君のそばにいつまでもいられないけど
いつかは君を一人にさせてしまうけど
覚えていてこの手に燃えるぬくもりを
それが僕から君への宛名のないラブレター
そっと封を切って読んでみてくれないか?
僕のほんとの心がそこに書いてある。
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時が止まったような夜の静けさもまるで
行き交う車のライトがまぶしくて台無し
リピートで流れてるあのヒットソング
忙しい人は誰かを待ちくたびれて
そわそわする頃に見上げた空に
星がひとつ すーっと流れた
早く会いたい気持ちが 胸のリズムと
重なって 生まれる七色のメロディ
この街の色に染まるのもわるくはない
ただなんとなくそんなことを想いながら
さっきまで君のことを 待っていたよ
予定より少し 数分遅れの待ち合わせ
「ごめん」の一言で片付ける彼女の笑顔
容易く許してしまう僕も大概だなと思う
クリスマスの陽気な気分にあてられて
少し早い雪の気配を敏感に察した心
君と手をつなぐために手袋をわざと脱ぐ
こうしてつないでればあたたかいから
愛してるだなんて言葉にしたくなるよ
どうかしてるなこんな気持ちにさせるのは
一体誰の仕業だろう 不在の犯人探し
なんとなく入った店を冷やかしながら
君の仕種や表情を盗み見る僕なのさ
遅れて来たことなんてもう忘れた顔
なんでもない こんな時間が
積み重なって やがて思い出になって
やがて いつか 振り返るその時
その場所に君は まだいるかなあ
そんなことを考えながら僕は君を見てる
ああそれなら未来の二人と待ち合わせだ
何度 会っても足らなから何度でも出会いたい だから僕らは待ち合わせる
早く会いたい気持ちが 胸のリズムと
重なって 生まれる七色のメロディ
この街の色に染まるのもわるくはない
ただなんとなくそんなことを想いながら
さっきまで君のことを 待っていたよ
予定より少し 数分遅れの待ち合わせ
今夜も 来るか来ないか 今か今かと待ち合わせ。