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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[6922] 明日この街に雪が降るなら
詩人:どるとる [投票][編集]


クリスマスなんか嫌いだよ
君はそう言ってそっぽ向いてしまう

贈り物をするなら どんな物がいいだろう
ずっと君の心に残るプレゼントがいい

誰もが その夜を待っていると思っていた
僕は 君の心がわからない

悲しいことは言わないで 受け取っておくれよ

何もかもが 全部 嘘みたいだから
ほっぺたつねった確かめて夢かどうか

明日この街に雪が降るなら
僕にはそれが何よりのプレゼントだ

さあ リボンを紐解いてごらん
箱のなかの プレゼントは何かな。

2015/11/30 (Mon)

[6923] ひらり
詩人:どるとる [投票][編集]

君はひらり かわしていくいたずらな風を ゆるい坂道 いくつものカーブの向こう
雨上がりはもうすぐそこだよ さあ 奇跡のかけらをつかんで

朝を待たずに 君は駆け出してゆく
七色の陽射しを手のひらにこぼれるほど
抱きしめて 君は笑う

何一つ どれひとつ 正しいことなんか
ないと知ったら
君の世界は きっと明日から少しだけ 輝いて見えるさ

君はひらり かわしていくいたずらな風を ゆるい坂道 いくつものカーブの向こう
雨上がりはもうすぐそこだよ さあ 奇跡のかけらをつかんで

落ち葉が地面に落ちるまでのスピード
ストップウォッチも役には立たない

砂時計は何度でも 逆さまになって
新しい時を刻んで君を明日にいざなうから

もう悲しむ暇は与えないって僕は笑う
ラララ プレゼントをあげる
ラララ プレゼントをあげる。

2015/11/30 (Mon)

[6924] 明日この街に雪が降るなら
詩人:どるとる [投票][編集]


雪の気配が 静かにこの街を
ゆっくりと 白く染める頃

アリとキリギリスの話みたいに
僕は冬支度をととのえる

キリギリスみたいにはならないさ
忙しくしていれば悲しみさえも紛れていいだろう

窓から 眺める 街並みと 広がる星空は
まるで プラネタリウムみたいに見えます

星降る夜にだけもしも たったひとつだけ願い事が叶うなら誰の幸せを願うだろう

誰かにとっては いつもと変わらない
1日も クリスマスというだけで特別な日

明日この街に雪が降るなら それが何よりのプレゼント

残された想いは きっと言葉になるその時を 待っている

なぜだろう いつもの君の笑顔が いつもより輝いて見える

遠い昔に聞いたおとぎ話にあるような
夢みたいな景色だ七色に染まる朝

ポストに届いた押し花の絵はがき
僕はその花の名前を知らない

絶え間なく流れる時間のほんの
少しのあいだだけ この街は いつもよりにぎやかになる

物語をはじめよう 誰かが刻んだ足跡をたどるように わだちに沿って続く道

どんな色をしているのかな君が見てる空は 僕と同じならいいなとふと思う

赤や緑に 染まった街並みが 夜の訪れを待ちわびるように そわそわしてる

たとえばこの世界に 奇跡なんてものがあるならば

それはきっとこんな気持ちみたいにささやかなドキドキ

どんな価値ある宝石より かけがえのない待ち遠しさだよ

まだ雪かきされていない道に ふたつつけた足跡

先も見えないくらい高く積もっている

でも あっという間にとけてしまう

明日この街に雪が降るなら それが何よりのプレゼント

残された想いは きっと言葉になるその時を 待っている

なぜだろう いつもの君の笑顔が いつもより輝いて見える。

2015/11/30 (Mon)

[6925] 北風小僧からの手紙
詩人:どるとる [投票][編集]


風に乗り旅をする葉っぱの気持ちで

画用紙みたいに真っ白な季節の街をお散歩だ

絵はがきの中にある景色や
君が 好きな花 まだ知らない土地の空

知りたいことは山ほどあるんだ

もっと もっとこの世界の すべてを教えて

北風小僧からの 少し早い 手紙が届いたよ

ビューっと 冷たい風に襟を 立てる並木道

空が淡いオレンジ色に染まる 夕暮れに

抱いた切なさは いつまでもナイショさ

誰にも教えない ぽろり流れた涙のかけら

笑わないで 他人事みたいに言わないで

でも、そんなにじっくり見ないで 恥ずかしいから

昨日見た夢の続きや 行き場のない 想い 指折り数えた誕生日

思い出なら僕にだって沢山あるんだ

空っぽなんかじゃいられない 誰もみんな

北風小僧からの 少し早い 手紙が届いたよ

ビューっと 冷たい風に襟を 立てる並木道

空が淡いオレンジ色に染まる 夕暮れに

抱いた切なさは いつまでもナイショさ

誰にも教えない ぽろり流れた涙のかけら

それはきっと笑顔の種
明日には まちがいなくきれいな花を咲かすでしょう。

2015/11/30 (Mon)

[6926] 恋する気持ち
詩人:どるとる [投票][編集]


おもちゃ箱をひっくり返したような

片付かない 散らかった気持ちに咲く

小さな 勇気 そっと花びらを赤く染めて

ひらり 風に舞う 木の葉を染める色に

重ねてる たとえば命懸けの恋のように

好きだ それだけでどこまでも走っていく

止まらない想い 道なき道を進む

ゆるい坂道もまるで断崖のよう

羽もないのにはるか後方に飛ぶ景色

あのカーブの向こう には新しいページ

すり減った スニーカーも愛らしいな

「恋をしてる」だけで変わる世界を見届けよう

どんなふうに形容すればいいかな

ふわふわでぽかぽかする恋する気持ち

一生ぶんの勇気 使い果たして手にいれた

君のスカートが 風に踊る季節に出会う

間違い探しはもうしなくてもいいんだ

好きだ それだけで世界はいくらでも変わる

ページを飛ばし読み 結末を早く知りたい

急ぐ僕の手をぎゅっとつかんだ小さな手

伝わるぬくもりが 僕の血をたぎらせる

行きたい場所があるんだ 君も来るかい?

おざなりのはずの日々もなぜか新しい

「恋をしてるだけ」で僕は 今日も生きている

歯車は 回る 地球も回る 観覧車も回る

すべてのありとあらゆる 動植物のサイクル

それは、早かったり 遅かったり いろいろだけど

どれも輝きながら 今を 必死に生きている
そんな 当たり前なことに
恋をしてから 気づいたよ
なぜだろう世界がまた昨日より輝いて見える

好きだ それだけでどこまでも走っていく

止まらない想い 道なき道を進む

ゆるい坂道もまるで断崖のよう

羽もないのにはるか後方に飛ぶ景色

あのカーブの向こう には新しいページ

すり減った スニーカーも愛らしいな

「恋をしてる」だけで変わる世界を見届けよう君と。

2015/11/30 (Mon)

[6927] ひらり
詩人:どるとる [投票][編集]


恋わずらい 花うらない 薄紅色の気持ち

過ぎ去りし春を 呼ぶ声は 高らかに

青い空を 突き抜けて 雲の間を 飛行する

春の歌 口ずさむ 唇が 呟くの ひらり

それはまるで 花びらが舞う音に似てる

シャララ シャララ

言葉の意味を知らなくても 楽しいだけで

世界が 日に日にあざやかに変わる

時々 ほほに降る雨も小さな まつげの屋根に つぶらな瞳隠して
ちょっとしばらく雨宿り

悲しみは 忘れたふりをするのがどうやら手っ取り早い解決法

春の歌 口ずさむ 唇が 呟くの ひらり

それはまるで 花びらが舞う音に似てる

シャララ シャララ

言葉の意味を知らなくても 楽しいだけで

世界が 日に日にあざやかに変わる。

2015/11/30 (Mon)

[6928] アゲハ
詩人:どるとる [投票][編集]


たとえば夜は

羽を広げた蝶の形

光と影のまだら模様の

アゲハの形

輪郭線をなぞるたび
連れ去られるよ不思議な世界へ

世界の端から端まで線を引いて歩く

世界に果てなどなくても終わりなき

宇宙でも 暗闇でも光の線で囲むのさ

そして出来上がった僕だけの世界

そして出来上がるのは君だけの世界

一人に一つのあなただけの世界

存在するすべては

よく見れば面白い形

空も雲も人の心も

変わった形

たとえば夜は

羽を広げた蝶の形

光と影のまだら模様の

アゲハの形

見知らぬ世界へイメージだけが飛んでいく。

2015/11/30 (Mon)

[6929] ガールフレンドファンタジー
詩人:どるとる [投票][編集]


長いまつげの 屋根の上に ちょこんと座る
小さな 希望が たちまち隙間を塗りつぶす

最先端のあくびも 全自動のガールフレンドも

絶好調の余裕も ついえない運も
多分僕には似合わないから 手にいれたそばからもて余す

さらばの 向こうへ

消え去る何者かの影

逃げ足の羽ばたき

よそ見の博覧会

けなげな品評会

世界の本質は 張りぼての無修正

ダチョウの地団駄

先入観が邪魔する世界

モザイクの雨を

どしゃ降りの夜を

駆け抜けて 手にいれたいその唇

愛なき世界に もう一度

情熱を たぎらせて。

2015/11/30 (Mon)

[6930] 陽射しの降る場所
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今日と明日を行き交う人たちが

見つけた 小さな希望は光り輝いて

行く道を照らすだろう

恋い焦がれた季節はいつかの風を呼ぶ

そっと よみがえらせる あの日のシーン

この雨の終わりを知っているなら

出口もなければ入り口もない世界に

せめてあたたかい居場所をください

陽射しの降る 南向きの窓辺に描く幸せ。

2015/11/30 (Mon)

[6931] 世界に太陽を描く言葉
詩人:どるとる [投票][編集]


はみ出した想いが ひとりでに旅をしてる
宛もなく風に吹かれて知らず知らず誰かの愛に抱きしめられて

あらすじなんて いらない この物語には
矢印なんてなくてもどちらに進むかは自分のこの足が 決めるから

雨が降る日は 相合い傘ができる
陽射しが眩しい日は洗濯物が干せる

気持ちしだいで 世界はあざやかに変わるほらね つまらない毎日も嘘のように

君が笑えばほらね悲しみなどどこ吹く風

「愛してる」 特別でもないそんな言葉は

まるで 僕の世界に太陽を描く言葉

聞き耳を持たない 心が絶望を 笑い飛ばす
同じ雨に 濡れて 同じ痛みを知った心が優しさに変わるとき

僕が見ていた世界は 昨日より ずっと 見晴らしが良くなって
見えなかったものが見えてくるよ

悲しくてたまらない日には 雨模様

うれしいことがあった日には 晴れ模様

心も空と同じなんだね 天気みたいに雨や晴れに変わる

歩いていこう 道がないなら道を作れ

「大丈夫」 君が言うだけで励まされる

魔法もない世界に 太陽を描く言葉

目を閉じてごらん物語は目を閉じたその向こうに

終わらない道が続いている 笑いすぎて 疲れた今日と同じ

いつもと変わらない一日が 会わせ鏡みたいに重なってる

雨が降る日は 相合い傘ができる
陽射しが眩しい日は洗濯物が干せる

気持ちしだいで 世界はあざやかに変わるほらね つまらない毎日も嘘のように

君が笑えばほらね悲しみなどどこ吹く風

「愛してる」 特別でもないそんな言葉は

まるで 僕の世界に太陽を描く言葉

君の手と 僕の手が世界に太陽を描くんだ。

2015/11/30 (Mon)
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