詩人:どるとる | [投票][編集] |
今夜はクリスマス 誰もが幸せになれそうな
気持ちを箱につめて プレゼントしよう大切なあの人に
白い雪が つくった道を歩いていこう
もみの木が 風にダンスしてり 並木道
今夜の主役は 子供たちだよ
うれしそうな顔を見ていると
こっちもうれしくなる
サンタクロースはほんとは パパやママ
枕元には プレゼント 箱を開ければ
七色の夢が あふれだす
待ちに待ったクリスマス 朝から大忙し
みんなでパーティーしよう とびっきりのごちそうや
ケーキも食べよう みんなが集まったらパーティーのはじまり
窓の外を見てごらん 雪が降ってる
街には 星が降り注ぎ 誰もが大切な人とこの夜を過ごしてる
ひとりぼっちの人にも今夜は特別な夜
プレゼントは 大人にだって 届くんだ あの雪がそのひとつ
見上げた 夜空に小さな星がひとつ
教会のステンドグラス 七色に輝いた
聞こえる クリスマスチャペル
今夜の主役は 子供たちだよ
うれしそうな顔を見ていると
こっちもうれしくなる
サンタクロースはほんとは パパやママ
枕元には プレゼント 箱を開ければ
七色の夢が あふれだす。
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子供の両手で一抱えもありそうな
プレゼントの箱 抱えた君が走ってく
早く早くって 荷物を抱えた僕を急かしながら
大人の夢のない言葉に汚されたつまらないロマンスはいらない
魔法使いじゃないから 奇跡なんか頑張っても起こせやしないけど
愛してるって呟けば ほら魔法にかかったみたいに
さっきまで泣いていた君も 嘘みたいに笑顔になるよ
僕だけに使えるささやかな魔法さ なんてね
雪が降ってる 大通り 人混みの中
見たい服があるっておねだりするのさ
僕の薄っぺらい財布が 泣いている
夜空を流れる星に願うことは こんな時間が永遠に続けばいいなってこと
サンタクロースになって君にプレゼントを届けよう この世界にただひとつの
僕の心を 君だけに 今夜、愛を誓うよ
この魔法は ずっといつまでも解けない。
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窓の外は 小雨日和 通りすぎてく 景色が次々に移り変わる
振り子のように行ったり来たりの旅程
この目で見たものがこの世界のすべてなら
疑いはますます 深くなる
水溜まりを ひとつ飛び越えて
スニーカーに泥水が跳ねる
慌ただしさに 忙しくしているぶんには
気づかなくていいことばかりだ
生まれたての朝に光がこぼれて
一歩踏み出す君を 言葉もなく見送る
さよならは似合わない 歌いたいのははじまりの歌
列車の窓から 流れてく季節は
色褪せながら また 色づいてく
命あるものだけが 老いていく 永遠のない世界でただひとつ
時間から 逃れた 形なき思いが いつまでも変わらないまま
ここにあることを僕は知っている
水溜まりを ひとつ飛び越えて
スニーカーに泥水が跳ねる
慌ただしさに 忙しくしているぶんには
気づかなくていいことばかりだ
生まれたての朝に光がこぼれて
一歩踏み出す君を 言葉もなく見送る
さよならは似合わない 歌いたいのははじまりの歌。
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今何しているかな
どんな気持ちかな
離ればなれの思いと思いが行き交う
窓から見えるのは星が輝く夜空
仕事も早く 切り上げて本当は
君に 真っ先に 会いに行きたいけれど
僕はあまりに忙しすぎる
もうちょっとだけあとちょっとだけ
待ちくたびれていて
終電には間に合うように帰るから
加速してく両足はスピードを上げて
大切な人の 涙まで走ってく
待たせてごめんね 今すぐ帰るよ
待たせたぶんだけ 罪滅ぼしするから
僕は魚になって 広がった暗い海をナイトスイミング
貧乏揺すりばかりしている頃かな
電話もいいけど 君の顔が早く見たい
寂しさは 一度抱いたら離れない
電車の中には 疲れはてたように
眠りこける 人たち
窓の向こう 月が出てる
ぼんやり 浮かぶ街明かり
あのひとつひとつが誰かを待ってる
加速してく両足はスピードを上げて
大切な人の 涙まで走ってく
待たせてごめんね 今すぐ帰るよ
待たせたぶんだけ 罪滅ぼしするから
僕は魚になって 広がった暗い海をナイトスイミング
変わることのない暮らしの椅子に
ただ凭れて 時どき暇を見つけては
隣をうかがいこっそり遊ぶ
誰かの寂しさとか 切なさを思うと
僕までなんだか同じ気持ちになってしまう
だから、魚になって 飛び魚のジャンプで
飛ぶように帰るよ
下手くそな平泳ぎ
覚えたてのナイトスイミング。
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通り過ぎてゆく 季節は新しい風を待ちわびて
めくられたページは 急ぎ足で 明日に向かう
いくつもの ドラマを抱きしめた
その手ににぎられた未来
快速電車は走る 僕らを乗せていく
変わらないままの景色が
合わせ鏡のように続いていく
どこまで行くのか また振り出しだ
答え合わせばかりしていたら ありきたりな正しさが
きれいごとしか言えなくなった僕をあざ笑う
自問自答はこの辺にして 思い切りだけでやってみよう
快速電車から降りたらそこは知らない駅
どっちつかずの表情をやめられずにいる
見上げた空に助けを乞うようでは
仕方ないよなあって自分に呆れ返る
行きつ戻りつの 旅も
やがて 落ち着く場所を見つけて
何者にもなれない僕も とりあえず
流れに乗って 当たり障りのない
暮らしに 腰をおろし 誰かと似たような色に染まる
そんなんじゃつまらないのさ
快速電車は走る 僕らを乗せていく
変わらないままの景色が
合わせ鏡のように続いていく
どこまで行くのか また振り出しだ
悲しみを抱いた痛みも
捨てきれない優しさも
アタマからひろっていくところから。
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コップから溢れだした水みたいに
ありあまるほどの幸せを手にしてる
にも拘らずそれでもまだ足りないと欲張る
愛を形にするには きっと言葉なんか必要なくて
ただ抱きしめたときの温もりだったり
誰もが持ち得る優しさとかが
言葉以上の 明確な答えになって伝わるんだよ
素肌で ふれあって
温もりを確かめて
ちゃんとここにいるって
大切な人に 気づかせて
僕にも 教えてよ
なにぶん見えないものだから
いちど見失ってしまうと
なかなか 見つけるのに苦労するから
名前のない 気持ちになるときがある
思わぬ 人の優しさにふれたときに
涙が ほほを伝い 僕も人なんだと 気づかせてくれる
大切なものを見つめるときには目を閉じてみるんだよ
そこにあって そこにはないものです
ふれようとしても感触さえないものです
だから、間違いだらけの下手くそな手つきで愛し方を探すよ
答えなんてきっとないんだよ愛には
抱きしめるのも 撫でてやるのも
自分のさじ加減で決めなきゃいけない
愛の所在を 知らないのに知っている
ただ「あなたがいる」それだけのことが
いつも 弱いはずの僕を強くしてくれる
きっと 僕が思うより
この世界の 正しさなんて
それほど きれいじゃない
曲がりくねった道に咲いた
素直な 花が きれいなだけに
この世界は より 汚れて見える
素肌で ふれあって
温もりを確かめて
ちゃんとここにいるって
大切な人に 気づかせて
僕にも 教えてよ
なにぶん見えないものだから
いちど見失ってしまうと
なかなか 見つけるのに苦労するから。
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どこまで走っても 合わせ鏡のように
昨日を転写したような変わらない世界
間違い探しも意味はない 今日と昨日の違いなんて
微々たるものだと 笑い飛ばすだけだ
涙は涙で 笑顔は笑顔で ただそれだけ
そこに果てしない空が あって
僕は 昨日と同じように笑い たまに泣き
散らかった部屋を片付けて 宿題をつぶしてく
日が暮れたなら 夕焼けと同じ色に 心は染まって
お疲れさまって手を振って まっすぐ家に帰る そんな毎日
どこからがはじまりでどこまでが終わりなのか
足跡も残らない 道を 宛もなく歩いている
裏切らない愛を探しながらも惚れたのはわがままな人
自分でも驚くくらい大好きなんだ
悲しみは悲しみのままで 喜びも喜びのままで
今日が終われば日付は明日になる
そんな当たり前なことが時々幸せだと思う
悪いこともする でも必ずいいこともする
優しくなりたいし 嫌われるのなんてまっぴらごめんさ
誰かをいつも愛していたい 誰かにいつも愛されていたい毎日
つぶれた空き缶 蹴飛ばして帰る
言葉になんかならない気持ちになる
ああ 僕は なんのために生きているのか
ああ 僕は 誰のために生きているのか
答え合わせをしようにも答えがない
だから 何が正しいことかはわからない
ただ 流れるように生きる やりたいように生きるだけ
そこに果てしない空が あって
僕は 昨日と同じように笑い たまに泣き
散らかった部屋を片付けて 宿題をつぶしてく
日が暮れたなら 夕焼けと同じ色に 心は染まって
お疲れさまって手を振って まっすぐ家に帰る そんな毎日。
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冷蔵庫が落とすかげろうと
十年越しの謎の種明かし
おおよその見当の行き先は
別れ別れの道をたどる
あいにくの天気で
笑えないことばかりが積み重なってく
窓の外は冷たい雨 煙草も湿気る始末
気づくといつもため息ばかりついてる
君と僕のすべてはただあからさまな
嘘とごまかしに彩られている
嘘をつくなら もう少しマシな嘘をついてよ
最後まで嘘を嘘と気づかせないで
優しさなんていらない
あなたの汚さに 惚れているんだから。
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退屈紛れに誰かを憎んでみた
無駄にありあまった知識を悪用
もて余した 心はねじ曲がっていともたやすく 腐った
誰も愛せずに 誰にも愛されないまま
ただ 毎日はいたずらに過ぎた
365日もの 膨大な日々の中で 僕らはどれだけ泣き笑うのかな
君が生まれた360日の中の1日だけは ずっと忘れないでいるよ
日めくりカレンダーはめくられていく 新しい季節を 連れて
旅をするみたいに自由に生きてたい
生きたい気持ちばかりが先行してる
たったひとつだけ願いが叶うのなら
僕ははたして何を願うだろう
目を閉じても消えない光とかに
いつまでもすがりついてる僕ら
360日を指折り数えて 暦の上に降る数字の雨に濡れよう
鍵盤の上を ダンスする指みたいに 浮き足だっていよう
なるようになっていく 世界はいつも絶えず動いている
胸の中に 閉じ込めた思い出は
360日の たった少しのわずかな場面
それが積み重なって やがて思い出になる
今日も 明日も なんでもないささやかな
喜びが 明日にはもう思い出だ
365日もの 膨大な日々の中で 僕らはどれだけ泣き笑うのかな
君が生まれた360日の中の1日だけは ずっと忘れないでいるよ
日めくりカレンダーはめくられていく 新しい季節を 連れて
砂時計は 落ち続けていく 命の終わりを めざして
数えきれない 今をつなげて。
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針の尖った先で 突き刺す 蜂の形
毒まで 愛してほしい すべてを愛すなら
すがすがしいくらいのおろかさで
何度でも 私を裏切っても
その醜さまで愛すから
曖昧な輪郭を頼りない指先が 縁取る
黒と黄色の ストライプ 光と影のしま模様
官能的な その曲線
腕のラインが そそるね
ああ僕は簡単に
その 魅惑に 引きずり込まれ
吸い込まれたら もう出てこられない
邪魔なはずの痛みさえ安らぎにも変わる
少しよこしまだけどそれもまた愛の形。