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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[7013] 猿の惑星
詩人:どるとる [投票][編集]


僕らは向かい風に 吹かれて

宛もなく さまよう 旅人

空に 星が 輝く夜には
流れ星を探して 願い事 言葉にするんだ

愛しておくれよ

君はいつでも 僕を困らせる

愛されておくれよ

ずっと昔から変わらない

太古の昔から 積み重ねてきた日々を

受け継がれたDNAを 同じ色の血潮を

からだ中浴びて もう一度猿に戻って

どこかに置き忘れた心を取り戻そう

今。

2015/12/13 (Sun)

[7014] 365日
詩人:どるとる [投票][編集]


積み重ねていく日々の中で 僕らは
いくつの笑顔と涙で思い出を 染めることができるかな

砂時計は 落ち続け
やがて 僕らは
時間の果てで この世界にさよならを言うよ

365日もの ありあまるほどの幸せを 僕らはどんな思いで過ごすのだろう

誰かに思われたり 誰かを思ったりしながら見つけた光を 明日を生きる力に変えて

今日も 僕は たくさんのあなたたちに支えられながら生きている

ありがとうさえ 言えずにいるけれど
本当を言えば言葉にすることもできないくらいなんだ

言葉にすれば 簡単だけど僕が君から
もらったものはそんなちっぽけなものじゃない

たとえば明日僕の命に終わりが 来ても
きっと 積み重ねた思い出があれば

泣いちゃうくらい笑っていられるから 今ある命をかみしめながら生きるんだ

明日を信じる気持ち それがあればどんな強い雨の中でも笑っていられる

行こう 行こう まだ知らない季節の色や
空の表情を 探しに

行こう 行こう なくしたあの気持ちを
ここにあったのが当たり前だったすべてを

365日もの ありあまるほどの幸せを 僕らはどんな思いで過ごすのだろう

誰かに思われたり 誰かを思ったりしながら見つけた光を 明日を生きる力に変えて。

2015/12/13 (Sun)

[7015] 空の飛びかた
詩人:どるとる [投票][編集]


翼に風をうけて 空を飛ぶ 鳥を見た

空ひとつ飛べない僕らは風の中で

「どうして飛べないのだろう」とただ立ち尽くして

空の飛びかたを考えている

うまい具合に 人間だからと言い訳しても
悲しくなるだけさ だから笑え

運命ある この世界に花を咲かせて

薔薇色の季節まで連れていってよ

ああ 僕らは今日も風が吹いても

空の飛びかたひとつわからない

こんなにも当たり前なことなのに

不思議でたまらないのはなぜかな

名前のない 疑問が隙間をつくる。

2015/12/13 (Sun)

[7016] ダンデライオン
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風にたてがみ揺らして君はダンデライオン

夏の王様さ 青空に咲く 黄色い太陽

愛しておくれよ 噛みつきゃしないから

愛しておくれよ 引っ掻いたりしないから

鈴を鳴らして 町中を自転車で駆け回る

夏の大冒険 しぶきを上げて まだ見たこともない

景色を見たい まだ出会ったこともない誰かに会いたい

そんな気持ちが はじけそうに 打ち上げ花火のように

ラムネの気持ちが 胸の中で うずいてる

雄叫びをあげて 蝉時雨の中 歌う青春

照れ隠しに隠した恥じらい 赤く頬染めて

愛されてみよう 痛いくらいに抱きしめて

愛されてみよう 君になら何をされてもいい

夢を翼にして イメージを膨らまして飛ぶ

夏の大冒険 噴水みたいに 高く空に手を伸ばす

夜空に輝く星 海で拾った貝殻 押し花と絵日記

きらめくような思い出ばかりが 胸の中にあふれて

今にも飛び出しそうなこのドキドキ どうすればいい

画用紙いっぱいに書いた 海と青い空

海猫が鳴く 金色の砂浜とサーフボード

誰もが思い描くような景色の向こう側へ
君の手を引いて 行こう 今すぐ

夏の大冒険 しぶきを上げて まだ見たこともない

景色を見たい まだ出会ったこともない誰かに会いたい

そんな気持ちが はじけそうに 打ち上げ花火のように

ラムネの気持ちが 胸の中で うずいてる。

2015/12/13 (Sun)

[7017] 愛しているのない愛の歌
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涙を流せば 心が熱くなってくるだろう

誰かの痛みが こっちまで伝わるよ

その頬に流れる 真っ白な涙に歌うよ

優しくなろうとする気持ちに
愛は咲いているのでしょうか

今 君の胸に僕は投げる 拳くらいに固めた 涙を

受け止めてくれないか?
愛しているのない愛の歌
涙を流すたびに 今日の痛みを思い出して
君に会いたくなるそんな歌になればいい

愛することを忘れた訳じゃないのに

心の天気はわがままですぐに変わる

辞書を広げても載っていない愛しかた

不器用な手つきで描いた優しさは
人という形をしていました

ときには叩くときもある だけどその痛みは私の痛み

愛することばかりが愛じゃないこと
愛していると言い過ぎる歌
街にあふれているから間違える
優しさは厳しさあってのものなんだ

偉そうなことは言えないが
私もまたあなたと同じ人だから
人として伝えたいよ 正しいこと 間違ったこと

あなたが もしも 道を外れるようなときは
拳を固めて あなたを殴るけれど
僕が殴るのはあなたの中にある悪だから

受け止めてくれないか?
愛しているのない愛の歌
涙を流すたびに 今日の痛みを思い出して
君に会いたくなるそんな歌になればいい

誰かを愛したくなるそんな心持てればいい。

2015/12/13 (Sun)

[7018] 手のひら
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道の片隅に落ちている涙の落とし物
誰も見向きもしないこんなに人がいるのに

空き缶ひとつ拾えないその手は なんのためにある
私が落としたゴミじゃないから 私には関係ない

そんな人にいつからなったの
君の心はいつからそんなに汚れたの

通り過ぎてくいくつもの 涙の目の前を
平気で素通りできる人にはならないで

あなたが泣いているなら私はあなたのために
何もできない代わりに涙を流すでしょう

弱い人の 背中に そっとおかれた手のひら
それは何より強い支えになって あなたを守るだろう

優先席の前に立つ お年寄りがいた
優先席を埋めているのは若い学生たち

しゃべるばかりでちっとも譲ろうとしない
お年寄りは諦めて前の車両に移った

そんな寂しい人にいつからなったの
いつから人より自分を優先する人になったの

いつでも優しい人でいろとは言わない
だけど優しさを使うべき時を見逃すな

あなたが誰かのために涙を流さなくても
あなたのために涙を流してくれる人がいる

誰かがあなたに教えてくれる 優しさをくれる
心が熱くなるのは あなたの中にも心があるから

言葉を 使わずに愛を伝えたいけど
伝えるには どうすればいいかな
今はそれを探す 旅の途中
空は 昨日よりどこか澄みきっている

通り過ぎてくいくつもの 涙の目の前を
平気で素通りできる人にはならないで

あなたが泣いているなら私はあなたのために
何もできない代わりに涙を流すでしょう

弱い人の 背中に そっとおかれた手のひら
それは何より強い支えになって あなたを守るだろう。

2015/12/13 (Sun)

[7019] シューティングスターライドマーチ
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口笛の矛先に 消えてく誰かの産声

ささやかな魔法のように降る陽射し

七色に輝いて 夜明けを呼んでいる

君に今すぐ会いに行くよ

ささやくように つぶやくように

祈った星の夜 魔法のステップで

かけ上がった 見えない階段

つかまえようシューティングスター

渦巻く銀河 流れる星の川 銀河鉄道

夜空いっぱいに 敷かれたレール

君となら 何もこわくない

花にうもれて 笑おう

奏でるように 歌うように

ばらばらの音をつなげていく

下手くそな歌だけどきらめいてる

ほうき星のしっぽを追いかけろ

目をつむり 広がる闇
宇宙は 語りかける

おまえの中にあるのだ イメージが君の世界を 広げてく

ささやくように つぶやくように

祈った星の夜 魔法のステップで

かけ上がった 見えない階段

つかまえようシューティングスター。

2015/12/13 (Sun)

[7020] エブリデイ
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うす紫色の空に 星が輝いて
無愛想な人は言葉もなく背を向ける

飲み干した ワインをぶちまけたような夜
このまま抱いていて僕の寂しさごと

ゆらゆら 揺れる
花びらのような形
唇に咲いた

明日のその向こうでまた出会おう

他愛ない話も くだらない出来事も

相変わらずの毎日も 片付かない部屋も

過ぎ去っていく 窓の向こうで

あとは夜が明けるのを 待てばいい。

2015/12/13 (Sun)

[7021] 星を探す
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トムソーヤや ロビンソンクルーソーに憧れてた
少年の日に 僕は 一人旅に出た

寂しさに気づいて 自分が一人じゃないと気づいたとき

僕は 世界の果てに行っても一人になんかなれないと気づいた

星ひとつない夜に 輝く
胸の中の ほうき星
僕の涙を さらっていく
その時の僕に言葉はいらなかった

ピーターパンや 不思議のアリスを読んで
空想を広げたよ あの頃は魔法も使えたんだ

痛みなんて見えるはずもないのに 誰かの心に自分と同じ
傷痕を見つけたとき僕はいつの間にか君を抱きしめていた

降るように 流れる星の雨
見とれてしまう 願い事も忘れてしまうほど
ありあまるほどの幸せはもういらない

こんなに 星はたくさんあるならひとつくらい くれたっていいのに
どんなに手を伸ばしても つかめない
ああ今日も この街の夜を照らす星を探すよ
ペダルを前に踏み出して

星ひとつない夜に 輝く
胸の中の ほうき星
僕の涙を さらっていく
その時の僕に言葉はいらなかった

星はきっと遠くにあるから きれいなんだよ。

2015/12/13 (Sun)

[7022] 夜明けのうた
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今は夜の中まぶたの裏描いた太陽は
ポケットの中にしまっておこう

行き交う車も 途絶えることのない人足も
やがて静かに なり
あとはただ星がささやくだけ

しんと静まり返った真夜中には
誰かの願いを抱いた星が流れる

この夜を誰かが 待ちわびているとしたら
そわそわしながら ドキドキしながら

胸の中の引き出しを開けたり閉めたり
落ち着かない気持ちを煙草でなだめながら

遠い夜明けを 眠れずに 待ち焦がれてる

ずっと昔に聞いたおとぎ話の続きが
ふいに気になってしまった僕は

イメージをふくらまして夢の中に旅に出る 空想力がためされる
ありったけの想像力を総動員

珈琲で時間をやり過ごし 壁の時計とにらめっこしてる

この夜を誰かが 必要としているとしたら
なんでもない寂しさもまた味わい深い

夜明けの空は 僕らに何かを言いたげで でもそれは何かはわからなくて もどかしさだけが残る

光が街を照らせば カーテンがオーロラみたいに輝く

ふいに目をつむるととたんに やってくる闇に
僕らは 何を恐がるのか
こんなにも 優しい夜が
今まであったでしょうか
僕は 今まで見えなかった世界に気づく
ほら 耳をすませば聞こえる おはようの声

この夜を誰かが 待ちわびているとしたら
そわそわしながら ドキドキしながら

胸の中の引き出しを開けたり閉めたり
落ち着かない気持ちを煙草でなだめながら

遠い夜明けを 眠れずに 待ち焦がれてる

待たなくても必ず明ける夜なのに

朝を探して 一足先に羽ばたく翼。

2015/12/14 (Mon)
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