詩人:どるとる | [投票][編集] |
イメージしていた夢の欠片がやがてただのゴミになって
未来の扉をひらいた僕に偶然を装い突き刺さる
あの日、描いた夢
今はもう 遠い夢
だけれどまだ心のどこかで諦められずにいるんだ
真っ白な画用紙に描いた未来の想像図
走らせたペン インクみたいな自信がなくなるたび 世の中のせいにして 他人のせいにして
未来地図に描いた
あの日確かに描いた
未来はもう幻だろう
だけれどまだ諦めきれない何かが僕にはあるんだぜ
未来はもうはじまっている
後戻りなんかできないんだ
前に 前に進むしかない。
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慢心でも自惚れでも
つねに自分のうたが一番だと思っていたいのさ
美しい 日々
美しい 日常
孤独でも輝けることならできる
いざ 行け
いざ 描け
自分だけの世界を
イッツ・ビューティフルライフ
ネクスト・ビューティフルライフ
目映く
目映く
輝いていけ
運命など振り切って
全てを塗りつぶせ
イッツ・ビューティフル
ネクスト・ビューティフルライフ
これが僕の今の思いだ。
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ひとりぼっちのこの僕には失うものなど何もないのさ
だからいつでも死ねるよ
ただその勇気がないだけ
それがないだけで
僕は明日も目的も何もなくうつろに生きている
そんな僕たちの言葉を何も知らない他人はいつもおそまつな言葉で打ち落とす
僕だってもし死ねたらこの月明かりの下で今すぐ死にたいくらいさ
守るものも
愛する人も
行きたい場所も
叶えたい夢も
掴みたい明日も
何もない僕には
もう死を待つしかないだけなんだ
今も死ねないまま照らされてる月明かりの下で
踏みたくもないステップ踏みながら
僕はひとり眠る
今日もただ眠る。
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いつか時の流れ途中で解き放たれた光
今もこうして消えそうでもちゃんと輝いてる
目に見えるもの
目に見えないもの
いろんなものに囲まれながら今日もまたとない1日をかろうじて生きる
さあ 生きなさい
どこかで僕に命ずる声
従うわけじゃないけど
僕は生きてゆくよ
今 大きな足跡を明日に刻み込んで行こう
回り続けるこの地球の片隅で今日も明日も生まれる光に出会うため 描いてゆくのさ 奇跡という軌跡を
口笛の矛先に消えていく涙を その悲しみを
全力で感じながら
僕は僕を抱きしめる
全力で抱きしめる
回り続けるこの地球の片隅でただひとり
あの世行きの送迎バスが来るまでひとり。
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世界で一番大好きな人の顔でもずっと一日中見ていたいとまでは思わない
いくら世界一愛している人の顔でさえもきっと飽きてしまうだろう だから目をそらしてしまう今日このごろなのさ
くだらないことだ
つまらないことだ
だけれどそれは大切な大切なことだ
さてさてお立ちあい
奇想天外な猿回しみたいな日常の風景
悲しみの通り雨
くぐり抜けたら
涙でその顔をぐしゃぐしゃにして君が泣いている
だからといってどう励まそうとかも考えるわけでもなくただ僕は僕なりに笑うだけ
世界一大好きな人だけれどプライベートは守りたい
威厳ある男であること忘れたくないぜ
だから 僕は鉄になる
だから 僕は鉄になる
世界で一番大好きな人の前。
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今はもう戻れない
あのころの匂い
まだおぼえているよ
時々今でもたまに
思い出してみる
あのころの景色
まぶたを閉じて
はるかな旅に出る
夜空に輝く星を探すようにあのころの記憶ひとつひとつ思い出す
昔の扉を開けば
ほら 悲しいこともよみがえる
でも 仕方ないよ
だけれどね ほら 輝いてる ほら ほほえんでいる あのころの僕がいるよ
今はもうない あのころの匂い
あのころ吹いてた風
懐かしすぎてさ
涙が出るんだよ
思い出せない記憶がほら僕を涙で濡らす
昔の扉 閉めて
また 夢から覚めればそこは大人になった僕がいる世界
鏡に映る僕は少し老けたかな
なんてこと言いながらベッドに横になって漫画を読んでもまだ胸のあたりがざわざわする
夜の窓から見える夜空の向こうにあるような気がするけれど
きっと幻さ 幻じゃないはずはない
昔話の中にあるようなきらめく何かを
今まで 探してきたんだ
素敵な人との出会い
素敵な出来事の始まり
でも 現実にあるのは悲惨なくらいおなじことの繰り返し
日常はまるでベルトコンベアーの流れ作業
でも 思うのさ
今は今で
あのころにはない
素敵な光や
匂いがあるって
あのころには戻れやしないけれど
今を生きていて
なんだか幸せ
僕は幸せだ
なんとなくだけれど
そう思うよ 僕は
ねえ 夜空に今見えた流れ星にとっさに願った 願いを教えよう
今が何十年後にきっと昔を懐かしんでるように素敵な今になるようにって願った
きっと繰り返すのさ
昔はいいなという思いは 今昔を懐かしむように きっときっとずっと先で今を懐かしむだろう
過ぎ去る時は
懐かしさとともに
切なさを置き去りにするように そっと残していく
憎いくらい そっと涙さそうよ
昔の扉 また 今夜も閉めるとき こぼれたように
その涙が流れ星だった気もする。
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遠い 遠い 旅路の果てに何を旅人は残すのだろう
今は若い まだ若いから 風に吹かれているのが一番似合ってると誰もがいう
自由すぎるまでの毎日の中で 種を今蒔いておかなきゃ 未来になってから種を蒔いても咲く花なんかありゃしない
そんな厳しいこともたまには言われる
いくつもの意見や
いくつもの偏見に
頭をごちゃごちゃにしながら 歩く僕は風の中 しばらく動けないまま 青春のとあるページの角っこあたりで立ち往生してた
旅人は今日も大人の真似してる たばこふかして でも 体に合わず せき込んでる
それでも 吸い続けてる
大人と子供の境界線に立って
まるで かかしみたいに 俺は大人なんだって 言い続けてる
でも都合のいい時だけ子供になる
レコーダーからはいつだって懐かしい90年代の歌が流れてる
それさえ無視して今を生きるのに忙しいふうな 現代人よ
たまには思い出せないのかい? 昔を…
過ぎ去る日々にいつも金より大事な時間を奪われて
もう 思い出も何もない 時の羅針盤の上で秒読みするだけで年が変わる
くそも味噌もおなじ土俵に立たせて
幸せも不幸せもとうとう違いがわからなくなってただ涙する僕はうつろに魂の抜け殻 幽霊みたいさ
たばこ一本分の命
尽きるまで
旅人は春夏秋冬
季節を選ばずに
一年中泣いて
一年中笑うよ
今日も夢と現実の境目をしばらくただよって何分かののち
夢に沈む
トロンとした意識はやがて 夢の世界へ
旅人は今日も他人の真似してる お酒を呑んで でも 体になじまず もどしてる
それでも 必死に大人になろうとしている
たばこ一本分の時間
終わるまで
旅人は東西南北
方位を選ばずに
一年中泣いて
一年中笑うよ
なんだかんだ言いつつもその時にしかない光をなんとなく感じてその感動を人知れずこぼす
もうすぐ僕も成人です
何か変わるかな。
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パラパラ漫画みたいに簡単に日々が続いていったとしたら
感動も何もないね
長ったらしい人生だからこそ味わい深いものがあるんだろう
いつになく真剣にうなずいてみて
何を言ってんだろうとおかしくて笑ってしまった
世界一長いパラパラ漫画が出来るまで
今日も 出涸らしみたいな苦い一日を過ごしてやがて 味がなくなった ガムみたいに味も素っ気もなくなるまで 噛んだら 吐き出そう もといた場所へ還りましょう
パラパラ漫画の最後に何か泣いちゃうような感動的な一言だけを残して
サヨナラして
そして お墓の中にはいれれば幸せじゃないか?
そうじゃないか?
人によるか?
宇宙一素敵なパラパラ漫画が出来るまで
今日も明日も苦汁をのみながらも素晴らしい出来事に出遭う
きっとその時こそが笑う時さ シャッターチャンスさ
パシャリと一枚
アルバムにたくさん並べて 空が暮れなずんできたら カラスと一緒に帰りましょう
まだまだ 終わりには遠い
まだ一日が終わっただけ
パラパラ漫画の小さな画(え)が寝床に着いただけ
夢の中で 待機せよ
まだ人生は終わってない
油断なさるな
パラパラ漫画が出来るまで 待て 待て
君の 僕の たどってきた足跡の数だけある軌跡が何年後の未来で奇跡的な爆発起こすまで パラパラ漫画 途中で放棄しないで 最後の最後まで命燃やして めくり続けようぜ
大丈夫さ
君は君なりにうまくやってるぜ
自分を恥じるな
自分を責めるな
自分を卑下するな
輝く一歩は その強い涙と本当の笑顔によって作り出されるのだから
我慢はするな
気持ちに正直に生きていてくれ
パラパラ漫画はなるべく ナチュラルな君を望んでる
ほら ミスして
間違っても
泣いてる君を誰も責められないさ
僕は 君が泣きやむのを待ってるから
優しい君の傍で
パラパラ漫画が出来るまで ずっと。
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あれはまだ僕も幼くて可愛らしい子供のころだったよ
いつも僕はある女の子となぜか隣になる
くじ引きしても
あみだくじしても
やがて僕らなぜかなりゆきで机の下で先生に見えないように秘密のラブレター渡しあうまでの仲になって
僕らやがて男と女の境界線を飛び越えて
恋人になった
落書きだらけの僕の机とは違ってとてもきれいな君の机
並んだらなんだか別の世界みたいな異次元が生まれた
その裂け目さえ僕ら見て見ぬふりした
机の下の恋人よ
僕は今 もう大人です
君も今 どこかで大人をやってますか?
寒い冬も終わり春がきたら
桜が咲くから
桜が咲いたら会いに行くよ
君に会いに行くよ
約束の場所はあの
校庭の桜の木の下
約束の場所はあの
校庭の桜の木の下
忘れない 忘れない
机の下の恋人よ
今は 名前で呼べる
君はもう机の下の恋人じゃない
春の花と書いて
ハルカ…
とても 素晴らしい
名前さ
生涯できっと
いや 絶対
僕がただひとり
愛すべき人
愛してる人
ハルカ…