詩人:どるとる | [投票][編集] |
その日雪が降った いつもより
早めに 目覚めた寒い朝
どこまでも白く染まった道に
誰かがつくった雪だるま
冷たい手をこすりあわせて
寒いのを我慢して僕は君に会いに行く
羽を広げたイメージが
飛び立つように 見えたのは
幻じゃないと 思うけど キラキラと輝く雪の結晶が
世界を 美しく 飾ってる 雪の街。
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君のせいだ 僕は悪くない
君のせいだ 君も悪くない
許してね何かのせいにしたいのさ
許してね 自分を責めたくないのさ
君のせいだ 僕は悪くない
君のせいだ 君も悪くない。
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閉じたまぶたの裏にあなたを描いて
笑ったり泣いたりするのを 見ていた
思い出の中ならいつでも会えるのに
失ったものにはもう二度とふれられない
ただそれだけの 紛れもない 世界
明日も 夜は明けるのに
朝を迎えてもおはようを交わす人もなく
残された 思い出と手をつないで生きてく
君がいた この場所で僕だけが 生きてく
いくら笑っても 笑ったそばから泣いてしまう。
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不思議だね 血を分けた あなたがいる
ただ笑うだけで こんなにも幸せな気持ちになれる
不思議だね 私と同じ名前のあなたがいる
似たような顔でも どこかしら違う顔
手をつなぐと はにかむその横顔に
僕は 似合わない愛なんて言葉をささやく
私の名を持つあなたへ 僕はあなたの舟になりたい
不思議だね 同じ世界に同じ名前
だけどあなたは僕とは違う 何もかも
手をつなぐと はにかむその横顔に
僕は 似合わない愛なんて言葉をささやく
私の名を持つあなたへ 僕はあなたの舟になりたい
いつか 思い出になってもあなたの中で私は生き続けて。
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新境地 あるいは新天地 目指す旅
喜びに 似た感情が 走り出す 今すぐ
抱きしめてよ
そこにあるすべてを
理由なんていらない
愛のままに 走る
君の笑顔をつくる
小さな喜び 集めて
光を放つ 朝の 足元へと駆けていきたい
この歌を道連れに。
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たとえば どこかの誰かの命が
今日で終わりを迎えるのなら
僕は名前も知らないその命に
どんな言葉を ささげられるだろう
黙ったままでいくつもの季節を
随分 遠回りしてきたけど
意味のない ものなんて何もない
何もなかった気がするんだ
花ひらく その瞬間の 刹那を
笑顔で迎えた僕らは 最後の日 涙に濡れて
手を振ることもできず 項垂れていた
重ねた唇の ぬくもりを思い出せば
ぼやけた輪郭線 途切れたレール
呟いた言葉には 何の意味もなく
ただ こぼれるだけだ 陽射しみたいに
忘れていくことが 正しいのかは
わからない ただそれが悲しいのなら
覚えておこう 見聞きしたすべてを
思い出の中に そっとしまって
あんなにも 楽しそうに笑っていた昨日
嘘にしてほしい 今日の日の さよなら
もう 言葉は必要ない 届かない声だから
空の 星を見つけたら私だと思って
見つめてねなんて きれいすぎる別れ
でも痛みは残る 消えない傷になって
花ひらく その瞬間の 刹那を
笑顔で迎えた僕らは 最後の日 涙に濡れて
手を振ることもできず 項垂れていた。
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景色の中に描くあなたと私
行間に見え隠れする浮き沈む感情
言葉などは多分役にはたちそうにない
だから 手と手を握って世界の終わりを待つんだ
どんなに声を 上げても 止められない
別れなら それまでの時間を大切にするまでだ
あなたの 笑った顔が
あなたの 泣いた顔が
あなたの すべてが
私のすべてだ
僕が知らないあなたと
あなたが知らない僕で
まだ知らないお互いを打ち明けるとき
それでも僕らは僕らのままでいられるかな。
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黄金色の太陽が 朝を連れてきて
僕らは 眠たい目をこすって目覚めた
生まれたてのまっさらな世界が
君の瞳には どんなふうに映るだろう
昨日と何ら変わらない毎日で
忙しさにかまけていろんな大切なものを
忘れてはいませんか?って問いかける
先を急ぐあまり 空の青さを 見落として
いつもの朝も こんなにきれいなのに
乾いた シャツに腕を通したら
旅立とう このまま宛のない旅へ
夜明けとともに僕は旅人になる
この世界が たとえばもしも漫画なら
奇跡なども簡単に起きるんだろう
だけどあいにくあらすじもない世界だ
明日の天気すら 予報通りかも疑わしい
相変わらずの気まぐれ 方向音痴で
人を愛することなんか忘れてるんだ
そんな自分にさよならするために歌う
花が咲いて 散ってく命のあり方
繰り返す 輪廻のレールをたどっていく
くだらないことに大袈裟な程 笑ったら
旅立とう このまま風まかせの旅へ
生まれた瞬間から誰も旅人だった
口笛の矛先に 消えてく いくつもの
思い出が まぶたの裏を 通り過ぎてく
車窓からの眺めのように
今日も明日も 過去にも未来にもなる
先を急ぐあまり 空の青さを 見落として
いつもの朝も こんなにきれいなのに
乾いた シャツに腕を通したら
旅立とう このまま宛のない旅へ
夜明けとともに僕は旅人になる。
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ふいの風に目を閉じてみる
浮かんだのは 通り過ぎた風景たち
笑っていたことも 泣いていたことも
今では すべてが懐かしい
手を伸ばしても つかめない場所に
思い出はあるのに いつでも胸の中にある
ふれた とたんに消えてしまう温もりは
まるで 夢を見てるようだ
夢なら覚めてと 願う
でも、この夢の続きを 僕は知りたい
ページをめくる手が止まらない
本でも読むように日々を 移ろう
行かないで そこにいて
いつか 迎えに行くよ
名前も知らない 僕を
ビルの谷間を 抜けて市街地へ
レコードは回る 誰のためでもなく
朝になって 夜になって 眠くなって
目覚めたときには日付が変わってた
風に抱きしめられた ときに僕は
吹っ切れたよ いろんなしがらみから
閉じた瞳から 涙がはみ出してしまうのは
弱いからじゃない 優しさを知ったからだ
なんて カッコつけた
夜が明けたら 行こう そのままの気持ちで
生きたいと思う気持ちを捨てられない
死にたいと思う気持ちも捨てられない
どっちつかずの 僕は
今日も空ばかり見上げてるよ
幸せなことも知らずに
立ち止まる 残像だけが いくつも
折り重なって 昨日の僕がまだそこにいる
泣いていたんだ でも今は少し 笑ってる
まあいいかって言葉が案外 助けになる
ふれた とたんに消えてしまう温もりは
まるで 夢を見てるようだ
夢なら覚めてと 願う
でも、この夢の続きを 僕は知りたい
ページをめくる手が止まらない
本でも読むように日々を 移ろう
行かないで そこにいて
いつか 迎えに行くよ
名前も知らない 僕を。
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夕暮れの空にとけてる 誰かの笑い声
宛もなく 行こうこのまま風に乗って
終電に 間に合った ホッとして席に座る
白いため息が 浮かんでは消えるホーム
夜の街並みが 七色に光る
月も負けじと 星と競ってる
まばゆいばかりの 光に 目が眩んだ
駅の改札ぬけたら 深海みたいな真夜中
軽やかなステップで飛び越える水たまり
夜空の果てから シューティングスター
放たれた 一撃が 化粧っ気のない夜を飾る
ほらね おめかしすれば ビューティフル
素敵な夜ね。