詩人:どるとる | [投票][編集] |
悲しい報せは あの丘の向こうへ
吹いていく 風が 揺らす風見鶏
いくつかのメモリー ささやくのは
愛の言葉 あたたかい大地に生まれた
この喜びを伝えたい 誰よりもあなたに。
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もぐらの穴みたいな地下鉄を
くぐり抜けて どこまで行くの
夜は なぜか今夜は優しくって
冷たいはずの風さえ僕の味方なの
ナイトスイミングで 下手くそなクロールで
夜明けを 目指す僕らは一人きりだ
真っ赤な太陽 サンタモニカ
海辺のマーメイド まばたきのあとの
瞬間のフラッシュ わずかに香る花
潮騒の メモリー 押し寄せてくる波
遠い渚の秘め事 濡れた 白いシーツも
美しい うなじのシャープなラインに
消えて 消えてゆく。
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二の腕のシャープなラインに 釘付け
もはやこの心は 僕のものじゃない
疲れ果てた体を 湯に浸し
爪先から 沈み込む 深いまどろみへ
僕の言葉などは君の言葉には勝てない
だから静かにあきらめて
あなたに 抱かれよう
これを愛というなら少しも間違ってないわ
下手くそな 言葉でごまかしてしまう
そのまえに 官能的な吐息でだまらせて
たどり着きたい快楽のアンダルシア
僕はただあなたに 見られたいんだよ
裸足の心を。
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踊って 狂ってなんて官能的なの
深いため息のあとのあなたの言葉に
僕はすっかり ほだされて
このまま どこまでも落ちてしまいそう
何度でも 抱かれて
何度でも 落とされて
吐息さえ 混じりあって
私は つまらない女になる
でも あなたの女になる
ただの ダンシングドール
手のひらの上で 果てるわ
ワインをこぼしたような空が
あまりに 滑稽だから 見放した
あの気持ちも 今では名残惜しい
未練がましい女だなんて
言わないで ただ私はつぶれるほど
あなたに愛されたかったの
悪魔にだってなってやるわ
天に唾をはいてもいい
何度でも 抱かれて
何度でも 落とされて
吐息さえ 混じりあって
私は つまらない女になる
でも あなたの女になる
ただの ダンシングドール
手のひらの上で 果てるわ。
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面倒くさいことは片付いて
いくらか 毎日に平穏が戻ってきた
僕は電車に乗って今日も帰るよ
窓の外に映る 景色が 七色に光る
光と影のストライプ しましま模様
小刻みに 脈打つ リズムと重なって
美しい歌になる 君に聞かせたいよ
東京の街の夜は 以外にも星がきれいで
ここからでも 見える夜が魅せる魔法
ウィンターソング 聴きながら
待ち合わせる 夜には 胸のドキドキが
はみ出しそうで 高鳴る鼓動はテノール
ふらふらっと 押し寄せる人波を
かき分けてゆく 土曜日の僕ら
ボブディランを聴きながら
歩けば つないだ手から伝わる温もりが
僕の心をわしづかみするから
わがままも 苦にならないよ
それほど 迷惑でもないんだ 不思議さ
東京の街の夜は プラネタリウムも真っ青
種も仕掛けもない夜のマジック
君のジョークが さえている
トクベツな 夜には 胸のドキドキが
はみ出しそうで キスの数秒が長すぎる
ドキドキも ここまで来たら
もう魔法ね なんてちょっと大袈裟だわ
君は いつもみたいに笑った
天使みたいに見えたら
ありふれた世界が キラキラと輝き出した
僕ら今奇跡の すぐそばを歩いてる
東京の街の夜は 以外にも星がきれいで
ここからでも 見える夜が魅せる魔法
ウィンターソング 聴きながら
待ち合わせる 夜には 胸のドキドキが
はみ出しそうで 高鳴る鼓動はテノール。
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まばたきのほんのわずかな瞬間さえ
名残惜しいと思うようになったのは
あなたが僕を心底愛してしまったからだ
どれもこれもあなたのせいです
あなたが笑うとそれだけで 僕もうれしくて
思わず さっきまで何を 怒ってたのか忘れてしまうんだ
あなたに愛されて あなたを愛して
はじめて 知ったことがたくさんがある
知りたくなかったこともあったけど
それはもう忘れた まだ先は長い人生
悲しいことは 尽きそうにない
でも幸せは 悲しみと同じだけある
まばたきをする瞬間だけ消える君を
この瞳に焼きつけて永遠と呼ぼうか
言葉にしただけ大事な気持ちは
薄れてしまうような気がするんだ
あなたの手を握ると伝わる温もりで
今日も 生きてるって心から思うよ
喧嘩した日の夜 背中あわせで寝たね
だけど次の日には何事もなかったように 笑ってた二人
目をそらして はじめてあなたが見えた
好きになるだけじゃわからないこともある
嫌いになってはじめて見えたのは
今まで知らなかった あなたの抱える傷痕
僕と同じくらいの悲しみがあること
その笑顔は ただの強がりじゃなかった
涙に濡れる君も 変わらず愛そう
どんな君も受け入れると約束するよ
あなたを 知って はじめて 知らない君が
そこに見えた気がする
見たくない君の醜さも 見せたくない僕の醜さも
重ね合わせて みれば同じくらい醜いね
だから愛し合う
傷痕を重ねて
あなたに愛されて あなたを愛して
はじめて 知ったことがたくさんがある
知りたくなかったこともあったけど
それはもう忘れた まだ先は長い人生
悲しいことは 尽きそうにない
でも幸せは 悲しみと同じだけある
まばたきをする瞬間だけ消える君を
この瞳に焼きつけて永遠と呼ぼうか。
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夏の匂いが 街を包み込んで
青い空に 太陽の光 アスファルトの照り返し
待ちわびたあの 季節の 来訪を
誰よりも喜んでるのは僕かもしれない
ゆるやかな坂道を下ってく
そのスピードのまま止まらず行こう
水しぶきの向こうへ まだ見ぬ
君の笑顔を探しにゆくよ今すぐ
たてがみを揺らし笑う ダンデライオン
君に会いたかった
君に会いたかった。
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涙の滴が少しだけ 僕のほほに落ちて
レコードの回転も 帰り道歌った鼻唄も
思い出に変わって ある瞬間に微笑んだ
すべてが 今では 懐かしいだけの
でももうふれられない愛の手ざわり
もっとあなたを知りたかったのに
知らないままのあなたがまだいるのに
このまま進んだ先に何があるのか
誰も知らないよ だからゆくんだよ
忘れられた 好きだったあの本の名前や
押し花にした花の色が 思い出の姿なら
意味のない悲しみなんてひとつもない
レノンもきっとそうだった
事あるごとに泣いたんだろう
イメージの向こうには虹を描いた
空に かすかな未来が見えた。
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夏の反射が 光の屈折で雷模様
アスファルトに 打つ五月雨
ヌードで迎えてね 夏の季節には
海に行こうよ 裸の心 取り戻して
ラララのラララ
意味のない繰り返し
とりとめもない会話もはずむ
アナログも ない
デジタルも ない
水着の季節なら
すぐさま 脱いで
あらわにさせてよ
さわぐ心 焦らさないで。
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僕はいつまでも 窓を開けられずに
雲は 流れて どこへ 宛もなくゆくの
部屋中に広がった海に 沈んでる
あなたを 待ちわびている
もういない 隠れん坊してるわけじゃない
真夜中も 夜明けも君を探しては
心は 落ち着かずにいるよ
一人にさせるなんてあなたは悪魔だ
僕より先に星になってしまった恋人。