詩人:どるとる | [投票][編集] |
車窓から通り過ぎてく景色を見ていた
ふいにわけもなく泣きたくなるんです
弱いところを見せてもいいかい?さすがに今だけは
冬の真ん中で 僕は立ち止まって
寂しそうに 広がる空を見ていた
急ぐ理由もない それでも急かされるように生きる
あふれる人波に 流されて僕はどこに行くんだろう
君の瞳に映る僕はどんなふうに見えるだろう
嘘はつかなくていいから そっとおしえてくれないか
無理矢理な恋を 運命だなんて言ってた
踏切に花が供えられてるのを見たよ
関係ないはずなのにこっちまで悲しくなるじゃないか
人に愛されれば愛されるほど優しくなる
余計なくらい大切なことを覚えてしまう
涙を知らずに生きることは出来ないことを知ったから
弱さをさらけ出しながら なるべく無理せず生きる
ぼやけたガラスの向こうに映る 明日は誰にも見えない
少しの希望を手にするために僕らは今日を生きている
浮かんでは消える 幻みたいな
思い出をひとつひとつ数えたら
指が足りなくなった
いらない記憶もあるけれど それもきれいな思い出で
すべてが 輝いている
急ぐ理由もない それでも急かされるように生きる
あふれる人波に 流されて僕はどこに行くんだろう
君の瞳に映る僕はどんなふうに見えるだろう
嘘はつかなくていいから そっとおしえてくれないか。
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色々あって長い夜は明けて
まだ昨日の痛みを抱いたまま
疲れ果てた顔で力なく君は笑った
少しの希望を手に 僕らは愛する人のため生きている
「大丈夫」そんな保証もない言葉に
どれだけ救われたか知れない
それはひとつの魔法だね
大げさだよと笑う君に何度でも僕は恋をする
心ない誰かの容赦ない言葉に傷つけられた
君に慰められながらありがとうなんて
似合わない言葉をつぶやけば
うれしそうに笑う 君のその照れたような顔に
僕まで幸せになれるんだ
降り続いた雨は上がって
青空が見えた日に洗濯物を干した
風が時々 シャツを揺らした
手をつないだだけで安心できるなんて おかしいかな
「愛してる」そんなありふれた言葉でいくらでも弱虫な僕は強がれる
目を閉じても消えない君の顔が 離れた場所から僕を守ってる
遅かれ早かれ 死する運命を背負いながら人を愛す意味を
僕は 知っている その悲しみも喜びも痛いほどに
荷物のない 殺風景な部屋に 花のように
君がいるだけで パッと明るくなるんだ
ふと空を見上げ 思い出す
遠い眼差しの先に何を見つめているの?
時々見せる悲しい横顔がある
「大丈夫」そんな保証もない言葉に
どれだけ救われたか知れない
それはひとつの魔法だね
大げさだよと笑う君に何度でも僕は恋をする
心ない誰かの容赦ない言葉に傷つけられた
君に慰められながらありがとうなんて
似合わない言葉をつぶやけば
うれしそうに笑う 君のその照れたような顔に
僕まで幸せになれるんだ
君を幸せにしたいんだ
幸せにしてもらったぶんまで。
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君が 嫌いだと言ったこの世界を
僕が 愛せるようにしてみせるね
いい加減で 気まぐれで
駄目な僕のことを 愛してくれたお礼に
ほんのささやかな幸せを約束するよ
プラットホーム 急行待ち三番線
そわそわしながら 君は落ち着かない様子
旅立ちの日には おおよそ似合わない涙が
今にも 溢れだしそうだったから
ふるえる手をギュッと握った
また会おう ただそれだけを手渡した
別れと出会いをいくつ繰り返せば
永遠を手にすることができるだろう
傷つけたぶんだけ 癒されて
痛みの数だけ 優しさを もらいました
永遠のない世界でも永遠を誓うよ
あの日と同じ時間 同じ曜日 同じ気持ちで
今度は君を迎えに来たよ 季節はもう春だ
涙を流したっていいよ全部受け止めよう
頼りない背中には大きすぎる夢を抱いて
手と手を結んだ ここからは二人三脚
僕は一人じゃない それだけで心強い
言葉に頼りすぎたね 行き場のなくなった僕たちは
すぐに 弁解しようとするけど
それが そもそも間違いなんだね
下手くそでも 遠回りでも 伝えること
それが大事だってこと いつの間にか忘れてた
だから何度でも 君を 愛そうと試みる
プラットホーム 急行待ち三番線
そわそわしながら 君は落ち着かない様子
旅立ちの日には おおよそ似合わない涙が
今にも 溢れだしそうだったから
ふるえる手をギュッと握った
また会おう ただそれだけを手渡した
聞こえないくらいの声で
愛してるとささやいた
つぶやいたときには君はもう
行ってしまったあとだった
今なら伝えられるよ
「愛してる」 やっと言えました。
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言葉にしたくないことがある
悲しいときに悲しいとは言いたくない
辛いときに辛いとは言いたくない
言ってしまえばただでさえ弱い僕がもっと弱くなるそんな気がするから
目を閉じて 暗闇の中に たたずんで
夜明けが来るまで 黄昏ているとしよう
流れる景色を 目で追いかけて
風の行方を 気にしたり
別れた人を 思ったりする
僕もだいぶ 弱くなりました
愛を 知ってしまったから
見せたくない 傷痕がある
醜い悪意がある 嘘ばかりついている
人を恨んだり 妬んだりする
優しいねなんて 言われたいだけさ 誤解しないでください
嫌われたい でも 好かれたい
愛されたいに決まっている
まぶたを開いたり閉じたりして
悪役が似合わない僕には
君を無意味に傷つけるなんて出来なかった
センチメンタルジャーニー
君のせいだよ 少しも目をそらせない
立ち話をする夕暮れ ならんだ星を数えた夜
おそろいのカップで珈琲を飲む朝
多分幸せは そんな形です
流れる景色を 目で追いかけて
風の行方を 気にしたり
別れた人を 思ったりする
僕もだいぶ 弱くなりました
愛を 知ってしまったから。
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愛のその向こうへ
さらに一方前へ
行くような気持ちであなたに歌うよ
下手くそかもしれない
不器用かもしれない
でもそんな いたらなさまで愛してくれたら幸せ
ビルの間から見た沈む夕日が泣いている
そんな気がした夕暮れには
悲しいときほど優しくなる
打ちのめされても 大丈夫
あなたが そばにいるから
ここからでは見えない
窓やドアの向こうに
まだ見ない 明日が僕に待っている
笑われてしまうだろう
バカにされてしまうだろう
でも あなたに愛されていれば それでいい
泥にまみれた手でも 愛したいと思う
汚してしまうかもしれない でもあなたは言ったんだ
汚してくれてかまわない
その言葉で 僕のすべてが変わったよ
似合わない言葉を言うよ愛してる
言葉が 気持ちに追い着かない
言葉にしたそばから気持ちだけ あなたのそばにいる
ビルの間から見た沈む夕日が泣いている
そんな気がした夕暮れには
悲しいときほど優しくなる
打ちのめされても 大丈夫
あなたが そばにいるから。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
重ねた手が 何かのきっかけで離れてしまうとき
なすすべもなく寂しくなる この気持ちはなんだろう
お別れしたそばからもう明日が待ちきれない
何度も交わした 口づけも喧嘩の数だけある仲直りも
どれだけの時間があっても足りないよ
「会いたい」と思うときに会いたい
今一番 きれいな君に会いたい
会いたいときに会えた君は
世界のどんな誰よりも輝いている
今日も とてもきれいだね
その瞬間をかみしめる
今しかない この時を愛してる
夕暮れになると なぜかわけもなく 切なくなるのは
昔から変わらないことだ 涙を我慢することはないんだよ
ひととおり やりたいことはやった人生さ
でも ただひとつやってないことがある
それは君を幸せにすることだ 自分じゃうまくわからないから
教えて 君は幸せですか?
愛がなんなのかなんて今もわからない
それよりも 君のことしか考えてない
なぜこんなに愛しているのかわからない
ただ瞳に映る君の笑顔だけが支えだよ
明日はきっと今日よりきれいだろう
なんでもないやりとりも思い出になるよ
シャッター切るように焼きつけられるよ
どうしてだろう 気持ちのすべてが
言葉になる訳じゃない それだけが少し悲しいのさ
「会いたい」と思うときに会いたい
今一番 きれいな君に会いたい
会いたいときに会えた君は
世界のどんな誰よりも輝いている
今日も とてもきれいだね
その瞬間をかみしめる
今しかない この時を愛してる。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
大切なものを 見つける目を僕は持っているだろうか
目の前にいる 大切な人一人 笑顔にできないようじゃ
その覚悟もたかが知れてるね
誰かが落とした ハンカチさえも
見てみぬふりして 拾えないようじゃ
人に優しさを求めすぎたよ
僕と同じ 気持ちにはなれないのに
数えきれないほど溢れる人がいるけれど
はたしてどれだけ自分より他人を思える人がいるんだろう
声にならない心の声を 聞き取る耳を僕は持っているかな
汚れた言葉に 耳慣れてしまったから
誰かが言う 汚い言葉にも何も 思わなくなってる
人に簡単に死ねと言うような 世の中に
いつからなったの それが現実なの?
みんな自分と同じ気持ちだと思ってた
僕は優しすぎるんだね でも間違ってない
自分と関係ない人も関係ある人も
嫌いな人にも好きな人にも 分け隔てなく優しく出来たならいいのに
孤独になって 寂しいときに 気づくよ
強がっても誰かがいないと
涙を流すことさえ できやしない
だから僕が悲しいように
君もまた悲しいんだね
大切ななにかが見えた気がする
数えきれないほど溢れる人がいるけれど
はたしてどれだけ自分より他人を思える人がいるんだろう
数えきれないほどの人がいるならば
一人くらいは 優しい人がいてもいいはず
僕がその優しい人になろう。
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あなたにとって 大切な人の大切な人も あなたでありますように
何度も重ねた今日と同じ今日を今日も生きてる喧嘩して仲直りして
少しずつ それらしくなっていく
だからすれ違うこともまんざら無駄じゃない
向き合って伝わらないことは背中あわせで
言葉に頼らずに 思いを伝えあう
ぬくもりが 二人の思いを 届けてくれる
言葉にするだけじゃわからない 見えざる愛を痛みや優しさを通して教えてくれる
人を愛してはじめて手にした気持ちだよ 受け取った痛みは優しさにもなる
昨日と今日 今日と明日 いつまで 繰り返すのかな
人には寿命があるから いつかはこの世界をあとにする日が来る
それまでの長い時間を どうやって過ごそうか
終わってしまえばきっとあっという間の人生
きっと振り返ってもあまり覚えてない
でも思い出があれば新しい明日を待てる
生きているから生きているんじゃない
人を愛したときに 人はやっと生きていることを知る
窓からこぼれるほんのささやかな 陽射し
赤ん坊のたからかな産声 気持ちのいい朝
退屈という名の幸せ
ここにある すべてが 本当はとても幸せなことだ
それこそが 生まれてきて一番のプレゼント
向き合って伝わらないことは背中あわせで
言葉に頼らずに 思いを伝えあう
ぬくもりが 二人の思いを 届けてくれる
言葉にするだけじゃわからない 見えざる愛を痛みや優しさを通して教えてくれる
生きることの喜びを悲しみと一緒に教えてくれる。
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冬もそろそろピークで 雪の降りそうな空を
見上げながら 君は笑った
いくつかの 約束と同じだけの嘘を
君は 抱えながら大事そうに 胸のポケットにしまった
小雪混じりの雨が窓を濡らして
やがて白くなる景色を イメージして
走る電車の スピードに揺られながら
ため息をひとつ 街まであとどれくらい?
いつか手放した懐かしい思いに出会えますように
ひたむきな恋をしていたあの頃の僕を思い出した
変わらないのは せいぜい背丈くらいで
僕だって少しは 大人になっただろう
かっこいいって 言われるのを期待してた
待ち合わせに間に合うように
時計を何度も確かめた だけどまだ
何から話そうか 決まってないんだ
そういうとこは 変わらないだろう?
不安な気持ちのままで君の街まで今から行くよ
あやふやな輪郭を何度もなぞりながら
行ったり来たりを繰り返す 思考の行き先は 宛もないまま
変わらない街並みと 変わっていく思い
君もいつまでも僕の知ってる君じゃない
季節が巡るたび 新しい色をしているように
君に伝えた日よりも少し早い旅立ちだけど 驚くかな
驚く顔が見たいな
いつか手放した懐かしい思いに出会えますように
ひたむきな恋をしていたあの頃の僕を思い出した
変わらないのは せいぜい背丈くらいで
僕だって少しは 大人になっただろう
かっこいいって 言われるのを期待してた
待ち合わせに間に合うように
時計を何度も確かめた だけどまだ
何から話そうか 決まってないんだ
そういうとこは 変わらないだろう?
そんないい加減なところも ふくめて
好きになってくれたら 僕も 今よりもっとあなたを好きになれる
そんなことをひそかに思いながら
近づく街を 窓越し眺めているよ
もうそろそろ降りる駅だよ。
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夕暮れの街並みは なんだかいつも
悲しい顔をしている 微笑んでよ こっちまで悲しい気持ちになる
街路灯を 追い越して 君は 走っていく
そんなに急いだら 転ぶよって 言ったそばから君は見事に転んだ
ふれた手が 冷たくて でもあったかくて
やがてじんわりと熱を持って 火照った
またあしたねと 言い交わす頃合い
二人は 別れるのが寂しいのか
離せずにいたよ つないだ手を
やがて どうしようもなく
離れてく手と手が さよならを描くように左右に揺れた
僕はというと君の姿が見えなくなるまで手を振った
約束なんか いらない 僕らはあしたも
会えると知っているから 待ち合わせはいつもの場所
僕は名前で呼ばれるだけでうれしくなる
君は名前を呼ぶだけで うれしそうだ
そんなささやかな幸せが明日もあるように
夕闇に 包まれた街並み 混みあう道路
赤く染まった空が街並みを抱きしめてる
誰もが誰かに さよならをする時間
疲れはてた体を持ち上げて帰る
見上げた空は とてもきれいなのにね
切なさがにじんでくる 弱い僕はさらに弱くなる
言い知れない優しさに包まれたら あの曲がり角で泣こう
さっき別れた君を思い出しながら
ひとつずつ消えてく街の明かり
数えきれないほどの暮らしの数だけ
この街に 生きる人がいる
そんなありふれた営みが 明日も
間違いなく 続くように願う 気持ちには少しの嘘もない
またあしたねと 言い交わす頃合い
二人は 別れるのが寂しいのか
離せずにいたよ つないだ手を
やがて どうしようもなく
離れてく手と手が さよならを描くように左右に揺れた
僕はというと君の姿が見えなくなるまで手を振った。