詩人:どるとる | [投票][編集] |
宛のない想像で 広げた箱庭で
奏でる歌は 名前のないメロディだ
君が君である意味も
僕が僕である意味も
過程を経て結果にたどり着くまで
見えない答えなら 永遠に知りたくない
つまらない 現実に憧れが汚されてしまう
五線譜の上に 下手くそな言葉が踊る
アイラブユー=愛情表現 容易すぎる見解
はみ出しもせず ただレールの上を走る歌。
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連れていってくれないか
誰よりも早く 明日が知りたい
目を閉じて 広げた世界は
見えるものを 鼻で笑い飛ばしてる
空に手を 伸ばしても 星ひとつつかめないこんな僕にも
出来るんだ 小さな一歩で今を踏み越える
色とりどりの世界はまぶたの裏に
好き勝手に夢を描いて 明日をもっと楽しみにさせるだろう 朝を迎えたその時から待ちきれない
僕らはまだ覚めない夢の中で 眠ってる
歌わせてくれないか
アイラブユーを越えた気持ちを歌いたい
両手にいっぱいの太陽を 受け止めた君は 遥か彼方へ
季節の花が 咲いても その名前さえわからないままなのに
手を振るとき 妙に寂しくて 涙になる
この身を 縛るすべての不自由よ 誰も愛すこともなくもて余した 愛で 世界中に花を咲かせてみよう
僕らの世界は 次第にありふれていくよ
当たり前を愛せる そんな人になりたくて
うつむく誰かの瞳に 逆さまに映る
悲しい顔をした 君が 明日はどうか笑っていますように願うとしよう そうしよう
色とりどりの世界はまぶたの裏に
好き勝手に夢を描いて 明日をもっと楽しみにさせるだろう 朝を迎えたその時から待ちきれない
僕らはまだ覚めない夢の中で 眠ってる
僕らは ずっと覚めない夢の中に 生きている。
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花になれ君を思う心よ 美しく咲き誇れ
日だまりが 庭で遊ぶ午後に見た僕は見た
気づかずに通りすぎた君の悲しい背中
忘れたままの季節さえもさらりと流れて
消えない痛みを残したまま 正夢になる
確かな明日を 追いかけた昨日は
目を開いて その瞳を染める春に
今僕は 優しく抱き止められる
風は 南へ吹いていく
ああ 恐れるものは何もない。
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水清き川の流れ
縁取る おろかさに
僕は己の器を垣間見る
したたかに 立つ
風に背を向けて
我は 勇ましく
空見上げる 人
春に会いたい
心が はみ出して
はしたない。
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くるくる回り始めた 二人の恋の万華鏡
覗きこむたびに形を変える
魔法じかけの エトセトラ
あなたがくれたこの時間は
空の色も風の色も 変えてしまうよ
会いたい気持ちだけで 走ってく
明日がもう 待ちきれなくて
日が暮れても夜が明けても 寝ても覚めても
この心はあなただけしか見えない。
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飛んだり跳ねたりそれなりに忙しい
僕らはいつでも 線の上を歩いている
空には太陽 裏切れない掟にしばられて
もしも僕が悪魔になれたなら
こんなにもはみ出せるのに
悲しみの目の届かない場所まで
連れていって 連れていって
ありあまるくらいの幸せに溺れたい。
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小説のあとがきみたいに忘れ去られ
読み飛ばされる 日々をさまようのさ
いつか誰かが 歌ってた
古くさいラブソングを口ずさむ
愛さえ確かなら どうでもよかったよ
そんな時間は 過ぎて
どこまで読んだのかわからなくなった
見失った ページを探す。
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ずっと探し物をしていたような
何の宛もない 旅です
黄昏の街で 空の見えない 壁に囲まれて
答えのない 問いかけに悩まされていたよ
君が笑えば僕も笑う
そんな単純な答えを 引っ提げて
誰かが刻んだ足跡を追いかける
影が背伸びをする夕暮れ
あくびで始まっては終わってく
湯船の中で 膨らます海月ぶくぶくと。
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大したことのない一日が終わってく
今日も 僕は何のために生きていたのか
それさえもわからないままだよ
生きる意味を 誰でもいいから持たせて
南の窓を開けたら 昨日買った本を読もう
あらすじの向こうへ
閉じたまぶたの裏に降る
幾千もの星の雨 どしゃ降りに
差し出された手のひらに落ちる涙は
変わらない 優しさをくれる
ありがとうを届けたい あなたに。
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歌って 踊って 夜を明かして
今すぐ 会いたい 世界中の君に
長すぎる夜は 終わって
光に 照らされた街並みで
なにかが 起きるのを足踏みして待つ
幕を 開けて 自由に遊ぶ世界を見渡せば
悲しみなど 小さなことだと笑い飛ばす
銃や刀を 花束に変えて 明日の世界に
溢れんばかりの幸せを 咲かせよう
ホップステップジャンプのリズムで
軽々と飛び越えようこの距離を
色鮮やかに 染められた世界を
縦横無尽に 駆け巡れば
知らない言葉や歴史に日々出会う
目の前を遮る壁を壊して君に会いたい
手を取り合い踊れば言葉の壁も何のその
やがて僕らは十年来の友達のように
ダンスを交わせば愛を描く手足
見えないものに 遮られて
仲良くなれないのなら
肌の色の違いや 文化の違いなんてささいなことだ
たとえ言葉では通じあえなくても同じ人間だ
体中に通う血の あたたかさは疑いようのないしるし
幕を 開けて 自由に遊ぶ世界を見渡せば
悲しみなど 小さなことだと笑い飛ばす
銃や刀を 花束に変えて 明日の世界に
溢れんばかりの幸せを咲かせよう
あきれ果てるくらいの幸せに溺れよう。