詩人:どるとる | [投票][編集] |
枯れゆくその時は君の中に種を残して
いろんなことを教えてから死にたい
必要なことも くだらないことも
思い出という名前で残る重ねた時間が
やがて 何よりも大事なものになるから
瞼を 閉じればそこにある 毎日があなたを覚えている
笑ったり 泣いたりして いろんな顔が浮かぶ
そして もう一度
瞼を開いたときにはもうあなたはいない
描かれた 風景画の中の物語を読みとく
空の続きを 道の向こうを想像しては
世界を広げて 描かれていない世界を
頭が追いかける 足跡をたどるように
流れゆく 時間の果てに 心を旅させる
雨の冷たさまで 愛しい 紛れなく生きている証になる
ただそこにある風景が たくさんのことを教えてくれる
長い夜が明けて 窓に光が差せば思い出す ずっと夢を見ていた
テーブルに丁寧に並べられた
料理の数々を 無心で食べる
定められた時間の中で許された
自由はとても不自由に似通って
瞼を 閉じればそこにある 毎日があなたを覚えている
笑ったり 泣いたりして いろんな顔が浮かぶ
そして もう一度
瞼を開いたときにはもうあなたはいない。
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小雪混じりの雨が レールを 濡らした朝に
始発電車に飛び乗っていつもの場所へ
ああ 大好きな人の顔イメージしながら
思い出し笑いをするのが癖になった
あぶくのように わき上がってくる
たくさんの 記憶が心を埋め尽くす
愛する人のために 生きている毎日が
こんなにも まぶしくて幸せです
三番線の ホームにまもなく到着した 下り電車に乗った
窓の外は すっかり日暮れてオレンジ色
どうでもいいような会話も 大切な話になる
振り返る瞳の先に 君の笑顔が見える
ああ ありふれた一つ一つをかみしめたら
君の存在が僕の世界を見違えさせたよ
目を閉じてふいに消える君の姿
まばたきのほんの数秒が惜しくなる
愛する人に 愛されている 毎日は
無条件で僕に幸せをくれるんだ
移り変わる景色が 季節の流れに 花を散らすなら
大切なものを 離さないように 繋いだ手をたしかめた
ここにある幸せに 満足してしまうには
まだ知らない 明日がある その先には未来がある
行こう ずっと終わらない二人だけの旅
愛する人のために 生きている毎日が
こんなにも まぶしくて幸せです
三番線の ホームにまもなく
到着した 下り電車に乗った
窓の外は すっかり日暮れてオレンジ色。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
まばたきのほんの数秒さえも
惜しくなるのはなぜだろう
あなたのその笑った顔を
この瞳に焼きつけたいんだ
ストロボを焚いて シャッター切って
形にできない思い出の場面を
並木道の木々が 寒そうに見えた日は
裸ん坊の桜が風にふるえていた
持ちうる優しさを持ち寄ってあなたのすべてを愛そう
この手にふれられるものは
以外に多くなくて 目に見えないものにはふれることさえできない
だから 目を閉じて暗闇に描く光に
語りかけるように 重ねていく思い出を
忘れないように 手放すことのないように
心の中に 宝物みたいにしまうんだよ
まばたきのあとに 閉ざされる世界が
眠りに落ちる間際のようで
少しだけ寂しくなる でも穏やかな気持ち
恐くはない 大丈夫平気だ
部屋の中に 広がる言葉にならない
切なさが 夜が明けてもそこにある
押し寄せる孤独を なだめながら 暮らす日々に
降りだした雨に 濡れてしまうと容易く 涙がはみ出す
まばたきひとつで 世界は僕の瞳から
跡形もなく消えて どんな光も 照らせない暗闇が広がる
雨音や風の音を とらえた耳が 誰かの声を 抱きしめて
心が折れそうなときは
倒れそうになるのを抱き上げてくれる
心の中にはいつの間にかたくさんの思い出が
この前映画を観たよ 人生を振り返るような
暗い内容だったけど案外面白かった
代わり映えのない毎日も少しの 喜びで
幸せそうに主人公は笑ってた
だから僕も
この手にふれられるものは
以外に多くなくて 目に見えないものにはふれることさえできない
だから 目を閉じて暗闇に描く光に
語りかけるように 重ねていく思い出を
忘れないように 手放すことのないように
心の中に 宝物みたいにしまうんだよ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
目を覚ました 瞳が一番最初に目にした
世界が こんなにも僕を 笑顔にしていた
最近の君はどうだい?
どこかに忘れたままの笑顔を
取り戻しに行こう
坂道ばかりの毎日で 疲れはてて今日もご帰宅
夕暮れの空に 翼を広げる鳥に なりたい
ギターひとつ持って 大きな口を開けて歌おう
知ってる言葉集めてメロディにのせて歌を歌おう
届いておくれ 遠い街へ 風に綴る手紙
あくびで始まって あくびで終わってゆく
どうしようもない毎日が愛しくてたまらない
予報にない雨にうたれて
傘がないとき 誰かの 優しさが傘のかわりになる
咲いている名前もわからない花に
誰かの面影を重ねて 懐かしく 振り返る道
ギターが弾けなくても見えないギターを持って
下手くそな歌声でラララって歌えば元気になる
受けとめておくれ 君の明日まで 風に綴る手紙
一歩で 踏み越えられるかなあ
大きなハードルを どれだけの夢を持てば
出口のない夜に迷い 行き場のない思いが涙になる
こぼれた涙は明日の 力になるかな
ギターひとつ持って 大きな口を開けて歌おう
知ってる言葉集めてメロディにのせて歌を歌おう
届いておくれ 遠い街へ 風に綴る手紙
受けとめておくれ 君の明日まで 風に綴る手紙。
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春を待ちわびて 風に たずねた
あとどれだけ 歩けばいいのかと
空は青く広がり白い雲浮かび 夕暮れは 優しく燃えて 帰り道を見守ってる
その胸に 小さな薄紫色のすみれを咲かせて
僕は夕日に恋をする まだおさない 少年
きれいなものに 心をうばわれていた
夢の終わりに 降る雨はつめたく
この心を 凍えるほど冷やした
自転車が 通り過ぎていく景色を
追い越して 窓を開いて丘の向こうへ
その胸に 小さな薄紫色のすみれを咲かせて
僕は夕日に恋をする まだおさない 少年
きれいなものに 心をうばわれていた
かがやくものに 心は見とれていた。
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眠れない夜はあらすじをはみ出して一人、夜空を心が旅する
もて余した時間を どうしようかと
迷ってる間に夜は明けてしまう
優しさを 持ち寄って この夜を飛び越えて早く明日に会いたい
君の眼差しを手に世界を駆け巡る想い
めぐっていくのは季節も命も同じこと
花の咲く場所で君と僕が出会うとき
明日を願う物語の ページが開く
目覚めたくない夜は 朝をどこまでも遠ざけていく
恋なんかしている暇はないんだ
邪魔しないでこの一人だけの楽しみを
体中の熱をうばって
冷えていく手のひらにたしかな手触り
ホロスコープから見た世界は想像を越え
既存のイメージを塗り替えながらゆく
どんな色に染められていくのかなあ
未来を 待ちわびる心が明日を連れてくる
世界に果てなんかない
思い込みを捨てれば
行き着く先の見えない毎日だ
君の眼差しを手に世界を駆け巡る想い
めぐっていくのは季節も命も同じこと
花の咲く場所で君と僕が出会うとき
明日を願う物語の ページが開く
夜が明ける 日が昇る
その時 僕はどんな気持ちなんだろう
気になるんだ。
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季節は移ろいゆくもので
変わらないものなど 探すことのほうが難しい
幸せだとか 希望だとかにすがって
生きていくのも いいけれど
痛みを知らないままじゃ 心許ないだろう
家族の笑い声や つないだ手のあたたかさに
愛を 思ってしまうのは なぜだろう
僕に与えられたのは 片道だけの切符みたいな運命の時を刻む砂時計
わずか数十年しかないこの 短い生涯の中でどれだけの人を愛すことができるだろう
いくつもの出会いと別れを繰り返して その先で出会う生涯を誓いあう人と どんな人生を送れるだろう
言葉はとても頼りないもので
約束を交わしたことさえも忘れてしまう
絡まった糸みたいに ほどけないつながりを愛と呼ぶなら
それもまた 間違っちゃいないだろう
見えるものより 見えないもののほうが
大切なものは いくらでもあるんだよ
たとえば1年365日の時間で 砂時計がリセットされるなら
新しく刻まれる時間をどう過ごそうかな
笑ったり泣いたりするのも とても楽しいけれど 人を愛する喜びの隣にある痛みにもしっかり目を配ろう
すべてをわかりあえるわけもなく すべてをゆるしあえるわけもない僕と君の物語は続いていく
ささいなすれ違いも 小さな 心の葛藤も
見逃さずにいるにはちょっと無理があるので
たまには 見て見ぬふりをしてしまうよ
でも 聞いて 僕は君を 愛してるから
明日も 君のことだけ見ているよ
この先に待つ明日がどんな明日でも
僕は君だけを 愛するそれだけのために存在しよう
僕に与えられたのは 片道だけの切符みたいな運命の時を刻む砂時計
わずか数十年しかないこの 短い生涯の中でどれだけの人を愛すことができるだろう
いくつもの出会いと別れを繰り返して その先で出会う生涯を誓いあう人と どんな人生を送れるだろう。
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陽射しが 空からこぼれて 消える
雨粒みたいな 瞬間の光り
宛名のない手紙を書いてポストに出す
宛先不明で 戻ってくるしまつ
風が 鳴いている うすら寒い午後に
言葉は とても役にはたたなかった
手をつなぐ理由を探しながら
悩みながら やがて君から先に
つないだ手を僕はあとからつなぐだけ
そのときの恥ずかしさを 覚えてる
太陽が こっそり笑う
近所の犬が 散歩をしてる
夕暮れは 誰かの帰りを待っている顔
目を閉じた 暗闇に綴る言葉 明日を 照らす光になれ
手をつなぐ理由を探しながら
悩みながら やがて君から先に
つないだ手を僕はあとからつなぐだけ。
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打ち上げられた花火が 夜空の遠くで
咲いては散る 夏の真ん中で
坂道をかけ上がる
てっぺんまで競争だ
かげろうを 追いかけてもう 返らない
この日々を 今だけは抱きしめていて
大切だと 叫ぼう
目を閉じたまぶたの裏で続く物語
それは 水しぶきを上げながら
迫り来る 夏の青い空に溶けていくよ
今だけしかない思いを明日につなげていくよ
ページはめくられて長い夜は明けて
したたる汗の一粒にも恋の香り
夏休みが来たら自転車旅行を計画した
五月雨に 濡れたままの心を 蝉時雨が 包み込んだ
目も眩むほどのブルー 世界を塗りつぶした
擦りきれるほどに 回るタイヤ
焼きつけよう 今しか見えない景色を
ときめきの正体を探しに行こう
止まれない思いが 僕を動かしているんだ
しずくがこぼれ落ちる
その瞬間の光を 永遠に閉じ込めたい
目を閉じたまぶたの裏で続く物語
それは 水しぶきを上げながら
迫り来る 夏の青い空に溶けていくよ
今だけしかない思いを明日につなげていくよ。
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空を目指して 歩くような毎日だ
いつでも 見失わないように
光を見つめたまま 笑っているよ
誰かが見つけた 名前も知らない花や
夜空に輝く星の眩しさにふと足を止める時
僕の中を ぐるりぐるぐると 回る感情のメリーゴーランド
好きあったり 嫌いあったり 何かとお忙しい日々だ
明日もまた容易にはいかないでしょう
だから 線をはみ出すくらいがいい
晴れ渡る明日へオーバードライブ
目を閉じたまま 歩くような毎日だ
平衡感覚が保てなくて倒れそうになる
前ばかり見ていたら小石につまずいた
一人に一つずつ用意された 明日をどんなふうに生きようか
迷い悩み頭を抱える時
僕の中に ふとあらわれる素敵そうな卑しい企み
騙したり 騙されたり 何かと 気苦労がある毎日だ
今日笑ってもいつまた笑えるかわからないでしょう
だから 今日は明日のぶんまで笑うんだ
何度でもここからネバーギブアップ
遠い昔から 積み重ねてきた何か
見てきた何か あるいは聞いてきた何か
大切にしてきた何か そんなものを
一つ一つ 抱きしめていこう
そして いつかそのすべてを思い出と呼んでみよう
僕の中を ぐるりぐるぐると 回る感情のメリーゴーランド
好きあったり 嫌いあったり 何かとお忙しい日々だ
明日もまた容易にはいかないでしょう
だから 線をはみ出すくらいがいい
晴れ渡る明日へオーバードライブ。