詩人:どるとる | [投票][編集] |
どんなに願っても もう見えない
あなたの あの笑顔
心の中にそのかけらが
散らばっているから
もう一度 あなたに会いたい
多くのことは 望まないから
僕を知らない君に出会いたい
そしてもう一度 あなたと恋をしたい
出会うまえの二人に戻って
手をつなぐのもあの 恥ずかしかった
あの頃へ 帰りたい
来た道を 引き返して。
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長い夜が明けて 降り続いてた雨も上がる
何か楽しいことを 探しに行こう二人で
たとえば いつもは気づかない場所に
咲く花だったり 景色に出会えるような そんな淡い予感
空は 続いてるんだどんなに 離ればなれでも
明日の先にもまた 明日があって
なんとなくだって 続いていく日々
何度でも 同じ窓を開いて
同じ空を見上げながら笑い泣く日々
散らかった部屋を片付ける理由を探して
笑うついでに 泣いてみた 今日がある
真っ白だったスニーカーも時が経って
色褪せ いくつもの傷を抱いて そのぶん何かを手にした
僕が 見つめているのは 一体何だろう 何を待ってるんだ
いくら待っても来ない幸せなら
こっちから会いに行こう
追えば追うほど遠ざかる気がする 夢も
振り出しに戻ってまたスタートラインから
デイバイデイで 行きつ戻りつの旅は
宛もなく 蛇行しながらの 旅程
思い出話をするならば 夢の中がいい
きのうに残してきた涙を思い出して悲しくなるから
空は 続いてるんだどんなに 離ればなれでも
明日の先にもまた 明日があって
なんとなくだって 続いていく日々
何度でも 同じ窓を開いて
同じ空を見上げながら笑い泣く日々。
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涙がこぼれたら 旅人気取って旅に出よう
明日の明日はいつまでも今日で
昨日の今日もやっぱり今日で
いつでもどこにいても今日は今日です
優しさを 知らない僕は本を読む
あらすじを目で追いかけて
目を閉じてイメージを広げるよ
僕のトランクの中には夢がいっぱいさ
さて次はどこに行こうか
ページを めくればその先は知らない世界。
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水溜まりがひとつ 大きな海になる
あなたが流したぶんの涙が海になる
筏をつくって 花に囲まれて
たまには 宿題の相手をして
傷ついて 眠れない夜には
心が 愛を探す
こんなにたくさんの人がいる 街で
なぜか人の数ほど 心は見えなくて
時に 迷いそうになる
空の重みにつぶされてしまう
頑張っている 証しは いつか
目に見える形で 償われるかな
そんなことを 考えながら笑えるはずもない 今を 耐え抜いている
風のささやきが 雲を散らす 波を立てる
きのう見た夢の続きの続きも見たいよ
誰かのやさしさにふれたとき
心があったかいのはなぜだろう
人と向き合うなら 心を向かい合わせて
見えない心を描くんだ
こんなにたくさんの人がいる 街で
なぜか人の数ほど 心は見えなくて
時に 迷いそうになる
空の重みにつぶされてしまう
頑張っている 証しは いつか
目に見える形で 償われるかな
そんなことを 考えながら笑えるはずもない 今を 耐え抜いている
一人一人のささやきは小さくて
泣き声さえも ちょっと離れてしまえば聞こえない
それでも 耳をすますことが きっと愛なんだろう
だから、最後に頼るのは頭ではなく
心が導きだした答えだ。
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圧倒的な リアリティーを
押しつけるような世界には
ぼんやりとしたままの輪郭がお似合い
誰かさんが 書いたあらすじをたどる
そんな くだらない毎日にバイバイ
地中を抉って突き刺さる ビルの森
東京の街は今日も どこか冷めた顔
愛想笑いの 偽善的な正義を要求
少し歯向かうだけで見限られるなんて
そりゃないよなあって空を仰げば
やがてフェードアウトするアングル
背徳的ボーイミーツガール
言葉の意味も知らずに呟く
薄っぺらいロックンロール
愛さえあればよかったそんな世界は嘘になったの
現在地は絶望の少し手前
かすれた声で歌う満ち欠けする心
内面と外面で使い分けない本音、本心
夢など忘れろって忘れられるくらいなら
最初から夢なんか見ないだろうってさ
大きなため息を吐いたなら行こう
被写体のないレンズから覗く世界へ
目を閉じた 優しい暗闇に 見覚えのある
いつかふれた気がする 柔らかな手触り
真綿のように傷跡を包み込んでく
地中を抉って突き刺さる ビルの森
東京の街は今日も どこか冷めた顔
愛想笑いの 偽善的な正義を要求
少し歯向かうだけで見限られるなんて
そりゃないよなあって空を仰げば
やがてフェードアウトするアングル。
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紫色に 染まった空 待っていましたとばかりに
メトロの闇に 消えていく光
少しだけいつもとは勝手が違うの
誰もが切なさを抱いて 今の気持ちに似合う言葉を探してる
早送りする景色を 飛ばす 快速電車
連れていってどこか知らない街へ
ここではないどこかへ 心ごと連れ去って
きのう見た夢の続きの続きを
今夜 見よう きのうと変わらない
ありふれたときめきに 出会おう
変化の乏しい世界で 変化を求めるなら
生まれ変わるのは世界ではなく 心
移ろいゆく窓の外の風景に重なる記憶
いつか見ていた 空の色と同じ瞳
ここではないどこかで 今も続く物語
どっちつかずの思いを 手に
失ったものの数だけ 手にしたものの大切さだったり価値だったり
色褪せてもまた色づいていく 感情が歩き出す
早送りする景色を 飛ばす 快速電車
連れていってどこか知らない街へ
ここではないどこかへ 心ごと連れ去って
いつか 重ねた足跡が輝くその時まで
終わらない旅を この世界がさせてくれる。
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少年よ 何が悲しい?今どんな悩みを抱えているのか
教えてください 何もできないけど
路上で歌ってるシンガーのお兄さん
愛をください 夢をください
その裏には何があるのだろう
言葉の裏を読むのが癖になりました
お金が欲しくて そのために毎日働いて
僕はいつの間にか絵に描いた大人で
そんな自分が嫌いになる
そんな自分を軽蔑する
だけどいくら 嫌いになっても
死にたいとまでは思わない
だからずるずる生きているよ
気づいてみれば僕も思えば遠くに来たもんだ
ああ 今日も会社 明日も会社
一体いつ 泣けばいい
一体いつ 笑えばいい
一体いつ 眠ればいい
一体いつ 生きればいい
一体いつ 死ねばいい
一体いつ 遊べばいい
一体いつ生きていると 気づけばいい
30にもなって まだわからない。
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時計のない世界に行きたくて
空の終わりを探して旅に出る
夢うつつのまま 僕は泡になる
絶え間なく流れる星のあとを追って
跡形もなく 消え去りたい 心は
心のない人形に 憧れる。
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何処までも終わりのない廊下に走る亀裂
喉元を引き裂かれた人形が笑う日曜日
川を渡る死体の群れを通り過ぎ
アリスの真似をして妄想と遊ぶ昼日中
迷い込んで 失踪したい 気分だわ
永遠に 闇の中をさまよいたい
迷宮に憧れる 少女はためらいもなく言った
「死は怖いどころか夢なのよ」
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ピントのずれた ぼやけた レンズの世界
名前もない悲しみに涙を見せる位なら意味もなく笑うさ
通り過ぎた雨もこの街にのさばる退屈も
読まないのに取る新聞も 片隅に咲く花も
僕にとって今は用はない
目を閉じた暗闇に 指で描いた光の輪に
透かして見た 嘘ばかりの愛すべき世界は
本当も嘘もない交ぜになっていた
夢から覚めた朝 生まれたての心で泣いた
まばたきの数秒後の世界と数秒前の世界
間違い探しを してもわからない 些細な違いを 宛もなく探してる
顔のない友人も 連絡のない電話も
インクのない万年筆も生乾きの洗濯物も
僕にとって何の役にも立たない
約束をした覚えもない死を与えられ
刻々と削られる時間の渦に飲み込まれ
あわよくば無意味なすべてに無理やり意味を押し付けて感情に流される
作られた正しさの上で生きる
僕らは神様の手のひらの上さ
生きたい 気持ちがなくならないかぎり
死にたい 気持ちもまたなくならない
目を閉じた暗闇に 指で描いた光の輪に
透かして見た 嘘ばかりの愛すべき世界は
本当も嘘もない交ぜになっていた
夢から覚めた朝 生まれたての心で泣いた。