詩人:どるとる | [投票][編集] |
この森の中では
時間だけがただ動いている
時間だけがむなしく動いている
朝が来ても森は朝でも薄暗いから夜なのか朝なのかも判別できないほどさ
どうして 僕らは都会にあこがれるの?
都会なんて汚いだけさ
隣近所の顔すらわからないまま
僕は挨拶もなくたまに顔を合わしても
まるで青木ヶ原で首を括っている死体のように青い顔で日々を生きています
なんとなく
それとなく
都会のドアを開けてみた
開いても大したことはなかった
だけれどなんだか
つめたい街だから
長く居着くと人間性をなくしてしまいそうな ミッドタウン
君を愛している
死ぬほど 愛している
今日は会えるのかな
都会の路地裏
苔むした壁に寄りかかり
僕は別れた彼女に電話するふりをする
この街じゃ一人きりはさみしいなんてものじゃない
死にたくなるほどだから
誰も話し相手がいないんじゃ
それこそ死にたくなるから
嘘でも君に電話してるふりするよ
青木ヶ原みたい
出会う人
すれ違う人
見かける人
みんな
みんな
田舎では
見られない
つめたい
目と
つめたい
心を
もっている
もはや
生きているというよりは働くために動いているというだけの街みたい
こんな森には
時間なんて必要ないのに
時間を必要としている みんな みんな
今日も時間だけが
むなしく流れて
つめたい街を
行き交う人の波が
幽霊みたいで
横断歩道、思わず 肩を 大げさなほど引っ込めた
それなのに それなのに
変なやつを見る目をして
僕を睨む 誰か
時間だけが
時間だけが
人を縛って
時間だけが
時間だけが
うごめいている
青木ヶ原ミッドタウン
開いたらもう二度と優しく笑えない
住めば都だって?
僕にはとてもじゃないけどそんな言葉は 嘘にさえ思えるぜ
出会う人が悪いのか
住んでる場所が悪いのか
なんか不運な日々。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
あしたよりあさってを見ろ 見ろ 見ろ
きっと君の心に素晴らしい光をともすだろう
夢みたいにいつも消えてしまうよ
今日という時間は
魔法みたいに
ぱっとあらわれて
すぐに消えてゆく
あさっての方向向いてるうちに ほらまた今日もすぐに昔話に早変わり
だからできることはお早めに
なるべく後悔は残さないようにしようね
言い聞かせて
己に
あさっての方向向いてる自分の首を今日に向かせて
大事なのはいつでも今この瞬間。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
今日を描くのは自分
明日を描くのも自分
未来を描くのも自分
全ての物語は描いたままにつくられる
全ては自分の力量次第
今日を変えるのも
明日を変えるのも
未来を変えるのも
全ては今この瞬間の努力が未来の夢に結びつけられるただひとつの方法さ
未来を変えたいなら今の自分を変えなさい
今日変わったら明日は変わるから
描いた自分をもう一度見直してみよう
その先のストーリーが少しでも明るいものであるために
さあ、描いてゆこう
思いのままに
イメージの空に描け描け素敵な素敵な未来のストーリー
終わりのない素晴らしいストーリー。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
今日も見れるかな、見れるだろう
大好きな僕の町の夕陽は
オレンジ色に空は染まって
燃えるような優しい気持ちがなぜかこみ上げて
今なら誰にだって笑えてしまえるような気持ちだよ
窓から見える小さな四角形の景色の向こうに広がるいつもの町の景色
あんまりいい眺めじゃないけど空だけはいつも僕を見守ってくれているようにどこにいてもこの窓の向こうにいてくれるよ
大げさなくらいに
今日に手を振って
さよならを言った
だんだん暗くなっていく空 夜という怪物に食べられてしまう
幼いときよくこわかったんだよ
夜がなぜかこわかったんだよ
あんなに綺麗な夕暮れを食べてしまうから
でも夢から覚めていつの間にかうつむいてばかりいた顔をそっと上げれば
窓の外には昨日と何ら変わらない夕陽が僕を照らしてる
きっと僕は夕陽のように1日ごとにひとつずつ魂を空に捧げてるんだね
だからやがて
僕らはやがて
天にかえるのです
でもまだ若い今は
家まで帰るだけだ
僕の町の夕陽は今日も夜の胃袋の中へ消えていったよ
街路灯が町にポツリポツリつきはじめて
気づけば 布団の中
切なさともどかしさが混ざったため息吐き出して
なかなか眠れずにいる夜
月が輝いてる空が見える
あそこには夕陽がいた
今はいない夕陽が
明日までさよならだ
なんとなくきこえた気がした夕陽の声
学校へつづく坂道のほうから昇ってくる夕陽が今日もまた空を染めて
終わりのチャイムに見送られるように夜に身をあずけてゆく
ああ 僕はただ何も言わず立ち尽くす窓辺
当たり前なことだ
でもなんだか
切なさつのるものさ
僕の町を照らしていた夕陽が明日もおなじ夕陽であるように願いながら 願いながら 目をつむる
少しずつ重たくなるまぶたの中にうつった夜を忘れない
君が僕を覚えていてくれるなら。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕は君が好き!
君が僕を好きじゃなくても!
勘違いしたままで
せめて好きでいさせて
勘違い野郎の叫びがたまらず言葉に変貌!
ループする愛の言葉
君には戯れ言
だけれど叫ぶよ
僕は君が好き!
たとえ君が僕を好きじゃなくても!
僕の中ではいつまでも変わらない真実だよ
それだけはね!
詩人:どるとる | [投票][編集] |
いつもと何も変わらない夜
だけれどなぜか心躍る夜
悲しいことは目をそらしてもどこへ逃げても消えないから
さっさと飛び越えて行くのさ
とてつもなく長い夜を
僕はいつまでも僕のまま
明日もあさっても
僕はいつまでも僕のように生きるだけさ
笑ってぶっ飛ばすんだ
とてつもなく長い夜など
片手だけで ノックアウトさ!
詩人:どるとる | [投票][編集] |
ひとりぼっちだっていいや
叶えたい夢もなんにもないし
今日を生きれたらそれていいや
やる気なんて最初からないのさ
人間は生まれてそして死ぬまでのあいだに幸せになんなんきゃいけないということもないし
僕はべつにただ生きれればいいさ
誰かの言葉になんか耳を貸してもそれは僕の考えじゃないし
僕は僕の思ったままに進みたいだけ
肌寒い季節に肌を突き刺すようなつめたい風が心まで凍えさせる 寒空の下
ひとり暮れゆく空を眺めていたのさ
このまま僕は旅人気取り旅立つのさ
夢見がちでもいいじゃないか
ただ僕は僕のまま
何も変わらずに
宝島を目指すのさ
どんな悲惨な人生だって生きていればこその人生だから
生きていれば幸せだってつかめるんだ
あきらめないで 僕よ
生きることだけはやめないで
夕暮れに つぶやいた
やさしい言葉が唯一僕を救ってくれる
ああ ひとりだって
そうさ 悲しすぎることはないんだ
僕が僕にはいるさ
ものは考えようだ
進め 進め 絶望的な窮地に追い込まれても生きていけ 生きていればきっとたどり着けるさ
光あふれる未来へ
いつかの今日に
僕を照らす光に
出会える日が来る
だから 夜を超えて
今日も夜明けを見よう
朝のおとずれに笑おう
ひとりぼっちがなんだ
孤独は罪なのか?
好きでやってるんじゃないさ
進み出したその足で坂道を駆け上がれ
僕のまま
涙をのんで 風に吹かれていけ
強くなるんだ…
生きていくんだ…
その意気だ…
そんな気持ちが明日をひらく鍵になるさ…
生きていく気はあるかい?
何かを成し遂げる気はさらさらないけれど
生きていく気だけはありすぎるほどあふれてる
僕のままでいいならば
僕は死ぬまで 生きよう
それが僕の気持ちさ
神に誓ってもいい
でもね太陽に背を向けて
闇に生きる僕をゆるしてほしい…
詩人:どるとる | [投票][編集] |
もう何度も目にしているから見飽きてしまった
あのまん丸い月
平凡な夜空にただ浮かんで煌めいてる
生きてることなどくだらないことだとは思わないけれど
なんだか
このごろ自分が生きてることに疑問があふれて止まらない
なぜこんなに悲しいのに
傷だらけになっても僕はなぜ生きてるんだろう
そんなふうに思って…
なんてことない今日だ
話すまでもない今日だ
くだらないくらいの今日だ
だけれど僕にはかぎりなくかけがえのない今日には変わりないね
だからこそ僕は生きている
だからこそ明日も生きてゆく
あの月が輝いているみたいにさ
僕も義務じゃないけど
まるでひとつの使命みたいに生きているよ
何ひとつできやしないかもしれない
でもここにいる自分を愛すことであたたかみを感じるからずっとずっと生きていける
そんな気がする
「生きてるから生きる」から
「生きるために生きる」に変わり
「生きたいから生きる」に変わった
僕は明日も生きてるから生きるんじゃなく生きるために生きるんでもなく生きたいから生きるんだ
生きてゆくんだ
ここにいる僕は嘘じゃないよ
自分が信じないで誰が信じてくれるの?
ああ、
なんてことない今日だ
話すまでもない今日だ
くだらないくらいの今日だ
だけれど僕にはかぎりなくかけがえのない今日には変わりないね
だからこそ僕は生きている
だからこそ明日も生きてゆく
あの月も輝きたくて輝いてるわけじゃない
そう思っているかもしれないけど
僕はこの与えられた命と死する運命に感謝したい
こんなに素晴らしい世界はない
悲しみに並び立つ喜びがあるのだから
繰り返す日々の中でかならず生きていれば喜びに出会えるから
僕は明日も生きてるから生きるんじゃなく生きるために生きるんでもなく生きたいから生きるんだ
生きてゆくんだ
全てを知った上で死する月として輝くよ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
もし自分が死んだなら
綺麗な死体になりたい
血ぬれなんかは嫌だ
真っ白くただ真っ白い
綺麗な死体になりたい
汚れや傷ひとつない
綺麗な死体になりたい
なんの苦しみもなく
寿命で死にたい
病気だとか他人に殺されるのなんて嫌だ
自然に死んでゆきたい
綺麗な死体になりたい
そう思うことはおかしいのかな?
僕はまだ死からは遠い若者だけれど。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
旅人は今日も夜明けを待っている
夜更けになるまで休むのさ
今日は1日ずっと歩いたから
朝になるまで
太陽が昇るまで
旅人は夢の中
明日を目指すように
旅をするのさ
結局寝ても覚めても旅人は旅人
だけれど泣くこともなく毎日生きている 旅人は生きている
そしていつの間にか鮮やかな夜明けの朝陽が街を照らす
旅人はまた歩き出す
行く宛てもないまま
ただ夢を見るような
あやふやな地図を広げてこれといった目的地も行きたい場所も何もないままただ何かをそれでも探している
そのうち見つかればいいかなと旅人は今日も明日も曖昧な地図の上をジクザグにでたらめに歩く
やっぱり旅人は旅人なんだ
また夜が旅人の足を止めたら 適当にそこらの茂みで野宿
気ままなもんさ
だけれど悲しいもんさ
旅人はいつも旅人でしかないから
名乗らずとも嫌でも旅人は旅をするしかないから旅人は旅人
それだけは変わらないのさ…
誰もが旅人の名を捨て去れないから
この旅からは抜け出せない
ほら 生きるということは旅していることとおなじなのだから
旅人であること否定できない
君も僕もただの旅人さ
だけれどまたとない旅人なんだ
ガタガタ言わずに
夜明けを待て
明日も生きたいなら
旅人で居続けろ…
太陽に背を向けるな…
大きな闇をいつか抱えても腐っても枯れても旅人は旅人さ。