詩人:どるとる | [投票][編集] |
踏み出した一歩は どこに僕を
連れて行ってくれるのだろう
たどり着いた明日が雨なら
雨に濡れながらでも 笑うさ
見上げた空に 誰かが見つけた新しい星
たとえば僕ならば どんな名前をつけようか
笑ったり泣いたりするのも 億劫なら
忙しさに 心を隠してしまえばいいだけなのに
どうしてか僕は 正直にしか生きれない生き物
だから天気を選べるなら晴れより雨を選ぶよ
雨の中で 強く笑う君をずっと 見ていたいんだよ
そんな僕を 知っていてほしいんだよって思った
そんなことを 適当に 書いた明日の僕に宛てた手紙
ざっくばらんに 並べられたたくさんの靴
潰した かかとが物語る そいつの生き方
一概には言えないが大半を占める
どうしても隠せない傷のある箇所
進む 科学の先にある 誰かが待つ未来
計算で割り出した答えが照らすある種の闇
手を 閉じてまた開くような 命の満ち引き
消えたあの星は今どこに輝いているのかな
つまらない感動仕立てのドラマに 涙を流すくらいだ
感情は腐るほど持ち合わせているはず
人間臭い 目指すのはそんな ありふれた存在です
たとえば帰り道にふと見上げた空に輝く星の欠片を
封筒に ひとつ入れて 明日の僕に手紙をしたためる
裏返しの 舞台
涙と笑いの悲喜劇
あべこべパントマイム
隠した手のひらの下にある ドラマ
見せてごらん きれいな傷痕を
愛したいのは悲しみを知ってる 君さ
笑ったり泣いたりするのも 億劫なら
忙しさに 心を隠してしまえばいいだけなのに
どうしてか僕は 正直にしか生きれない生き物
だから天気を選べるなら晴れより雨を選ぶよ
雨の中で 強く笑う君をずっと 見ていたいんだよ
そんな僕を 知っていてほしいんだよって思った
そんなことを 適当に 書いた明日の僕に宛てた手紙。
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喧嘩して しばらく口を利かなかったね
君は耐えかねて家を出た
机には 一枚の手紙
丁寧な 君の字で さよならとあった
僕は一晩中泣いた
よくあることだが君がいなくなってからわかった
失ってから気づく大切なものに
一人で作り食べる飯
一人で取り込みたたむ洗濯物
一人で観るテレビ
一人で迎えた朝
一人で眠る夜
一人じゃやっぱり寂しいよ
挨拶さえも交わす人もいない
だから、今度ばかりは僕から先に謝るよ
僕はさんざん傷つけて気づいたよ
こんなにも君を愛していたことに。
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君のスカートが 風に揺れる午後には
赤い自転車が 風のように走ってゆく
さよなら 手を振る帰り道は 遠く
誰かの背中に そっと送るテレパシー
午後から降りだした春雨に
ほんの少しだけ 胸のうちをさらしただけ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
あなたがいなくなって 僕は寂しいのさ
得意なはずの嘘も近頃じゃ不発だよ
なんだっていいと思った
君を幸せにできれば
だけどもそれではあまりに 悲しすぎるね
ひとりぼっちの部屋の中には
流れる時間などない
あなたが笑う 明日の空を ただ描くだけだ
そしてやがて泡のように 沸き立つ感情
残された 優しさで傷をなめあうだろう。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
それは昨夜の出来事
時計がまだ 昨日だった世界の出来事
それは昨夜の出来事
彼女がまだ きれいだったときの出来事
窓から見下ろす裏路地に 犬の死骸
カーブミラーに映る恥態
微分積分多分尋常じゃない事態
彼女は彼女で 気を揉んでるもんで
畳に 寝転がり 亀甲縛りの真っ最中
彼氏は彼氏で 途方に暮れてるもんで
ひたすら神に祈って世界平和を願ってる
それは 異例の出来事
まだ 笑い話にできた頃の出来事
前代未聞の出来事
今日は 燃えるごみの日
予報通りなら 天気は午後から大荒れ
明日までの命 過ぎたあのカウントダウン
目覚ましがうるさい
夢うつつの出来事
得たいの知れない 感情にそそのかされ
僕は もう 僕ではない やい やい やい
彼女は彼女で 気を揉んでるもんで
畳に 寝転がり 亀甲縛りの真っ最中
彼氏は彼氏で 途方に暮れてるもんで
ひたすら神に祈って世界平和を願ってる
世界は崩壊への真っ最中
世界は破滅への真っ最中
僕は 昨夜の 出来事を反芻 反芻 反芻
時々反省 反省 反省
つまりは確かめ算の 真っ最中。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
彼女はブランコに 乗っている
鎖につかまり 何かを見ている
目を開けたまま 夢を見ている
時々 ため息をふわっと吐き出す
公園に流れる 穏やかな空気の中に紅一点
ねえ君は いつも何を見ているの?
僕とはきっと違う 世界を見てんだろうな
ただの公園のブランコの乗り心地
君のお尻にフィットしてますか?
なんて卑猥なんだ僕は下心のカタマリ
やがて気づいた頃には君は姿を消していて
ブランコは 降りたときの反動で まだ少しだけ揺れてた
空は 涙を流す どうしてそんなに
泣いているの?優しい君ならそう言うよ
名前も知らない 女の子には
きっと 素敵な名前がある
よく見えるほうの目で 君を見ていた
ただならぬ関係になりたいわけじゃない
ちょっとだけ知り合えたなら そんな気持ちを抱えてる
公園に流れる 穏やかな空気の中に紅一点
ねえ君は いつも何を見ているの?
僕とはきっと違う 世界を見てんだろうな
ただの公園のブランコの乗り心地
君のお尻にフィットしてますか?
なんて卑猥なんだ僕は下心のカタマリ
やがて気づいた頃には君は姿を消していて
ブランコは 降りたときの反動で まだ少しだけ揺れてた
僕はすかさず君の乗ってたブランコに乗った
残ってる かすかなぬくもりに 沈めば
途方もない幸せがやがて僕を 包む。
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僕の世界は 今日から 少しだけ変わる
昨日より 数歩前に進んだ 世界で
世界中が 飛び上がっちゃうような
そんなキセキが 世界をひっくり返すよ
いつまでも覚めない夢の中で見る夢
そんなたとえがふさわしい
君の世界は 今日から少しだけ 変わる
昨日より ちょっとだけ面白い世界に。
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なんだか悲しい
どこかが嬉しい
+- ゼロでいい
幸せになりたい
幸せなんかいらない
裏返しの気持ち
後ろ前の心
本音 建前
あらゆる矛盾に
ノーコメント
やたら 貧しい
いつでも空腹
三食いらない
いみわかんねー
そんな言葉で歌うよ
ラブもスマイルもわかんない
坊主シスター
関係なしに
お経で 歌う
ロックです
宗教 思想
関係なしに
体で 踊る
ダンスです
座禅しながら
滝行しながら
歌う ロックです。