詩人:どるとる | [投票][編集] |
ひとつひとつまたひとつ 積み重ねてく
時間の積み木 空に手が届くまで
あなたを愛したこと
あなたに愛されたこと
思い出は 僕を一人にさせない
悲しいときには あなたを思い出すよ
思い出の中に 笑顔を見つけたら
僕も笑うよ 雨降りでも
日々を積んでく 毎日は 子供が遊ぶ積み木のようです
赤 青 黄色 しかく さんかく まる
いろんな色や形の積み木を 積み重ねて
組み合わせて
家になったりするみたいに ほらいつの間にか
人の人生になる。
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思い出の中に 日々刻まれてく二人の足跡
お互いに 譲らないところがそっくりで
喧嘩ばかりだ すれ違ってばかりだ
子供みたいにいつまでも意地を張って
無理やりそろえた歩幅は広くなって
君の方から離れてく この頃は手も繋がない
だけど やっぱり 悲しいときに頼るのは
君の他にはいないんだ 君も同じだと笑った
そうやって 少しずつ 土台を 築いていって
二人は 二人になった
病めるときも健やかなるときも
側にいてくれる太陽みたいな笑顔
どうか いつまでも側にいてください
反省できるほど出来た人間じゃない
でも君が悲しいときには側にいるよ
一年365日のたった一日の特別な記念日
二人が初めて出会った日だよ
ろくにキスもできなかった二人がいた
泣いた日のこと 笑った日のこと
過ぎてく季節を指折り数えた
変わらないスピードで暦の上を 歩いてる
また桜が散ったよ 悲しそうに君は泣いた
世界で一番愛しているはずの人なのに
特別なことなんて何も出来やしないよ
僕は僕が嫌いになる
向かい合わせじゃわからない
背中合わせでわかること イメージの向こうの君に
会いたいと願う 離れたときの寂しさを一つ一つ集めてゆく
雨が降る日も 晴れた日も
大切なものは ずっとそこにあって
ありふれた言葉が 君が言うだけで
涙が出るくらい 胸に響くよ
不器用に君を愛すから不器用に君は傷ついてしまう
その傷痕さえ 君を愛したたしかな証さ
足跡になってページに記されてく
近所の教会のウェディングベルが鳴って
白いドレスの花嫁がバージンロードを歩く姿に 重ねてる
明日の僕と君に。
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曖昧な 感触だからうまくいってるかもわからない
自慢できるほどのことでもないから
偉ぶることもできない
空はぬけるように青く 広がって
昨日の雨を 冗談みたいに笑ってる
声のかぎり叫んだ愛してるはいともたやすく
街の喧騒にかき消された
人混みの中から 君を見つけ出してみせるね
モザイクがかかった対象年齢が 指定された
如何わしい映像
そそり立つヒマラヤ
難攻不落の 頂き
制覇できるか。
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教会の前を 歩いたとき 白いドレスの
花嫁に いつかの僕と君を重ねてた
今は手をつなぐ人もいないけれど
あの日鳴った鐘の音
飛ばした白いハト
色とりどりの風船
結構覚えてるもんだな 忘れないものだな
あの日は生憎の曇り空で 少し寒かった
銀の指輪 薬指にはめてあげよう
夕方あたりから降りだした雨に
負けない二人になろうって誓った
ラストウェディング
バージンロードを歩くのは緊張するわ
そう笑ってた 君の横顔が思い出される
僕は白い髭をたくわえてパイプをふかす
顔にはシワを刻んで
同じ数だけ 歳を重ねられると思ってた
でも、そんな小さな願いさえ叶わなかった
君が好きだった海に来たよ 波が打ち寄せ
白い砂浜に 誰かが書いた絵を消してく
空をキャンバスにして君の顔を僕の心が描いてゆく
上手くは 描けなかったよ
会いたいと願ってしまえば きっと
生きることさえ 辛いだけになるから
君がくれた思い出を消さないように
海に灯る 一本の蝋燭 そんな灯台みたいな
たったひとつの 希望を胸に羽ばたくよ
あの日は生憎の曇り空で 少し寒かった
銀の指輪 薬指にはめてあげよう
夕方あたりから降りだした雨に
負けない二人になろうって誓った
ラストウェディング 。
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人混みあふれる街の中 誰一人同じ顔はなく
同じ気持ちを 抱いている 人はいない
恋人や家族でさえ 抱いてるのは
似ているようで 違う気持ちだ
何が本当か嘘なのかもわからない
空は暮れてゆく 歩道橋の上から見た
夕日が今まさに沈んでゆくところ
何を急いでいるんだろう 訳もないまま
行く宛もなく なくした心を探してる
自分はここにいるのに まるで
心だけ自分のものじゃないみたいだ
生きていることに答えが出せない
それだけで僕の存在は曖昧になる。
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何もない 暇な一日 窓から覗いてる 太陽が
アスファルトを 焦がすように照らしてる
ありふれた 出来事がどこまでも ただ続くそんな毎日
何マイル走れば たどり着けるだろうか
夢に見たような景色の真っ只中へ
サニーレタス ひとつ買って
ヘルシーなサラダでも作ろう
ドレッシングにはこだわる質なんです
変なとこがマメなとこも変わらないね
それが うれしくてつい笑ってしまうよ
少しだけ長めの思い出し笑い
洗濯物が 風に揺られて 今にも
空に飛び立ちそうな勢いだ
ホットドッグ片手に 街を歩く
開けたことのないドアを開いてみよう
知り尽くしていたはずの東京の街は
まだまだ知らないことばかりだなあ
マフィンを浮かべたような 空
ドーナツの穴をくぐるセスナ
芝生に寝転がって 見上げた 空は
いつになく 澄みわたっていました
明日の予定もまだ決まらないうちから
もう明日が待ち遠しくて仕方ないや
ボブディランと ガーファンクルを道連れに
バスに乗って ちょっと遠くまで ゆきたいな
サニーレタス ひとつ買って
ヘルシーなサラダでも作ろう
ドレッシングにはこだわる質なんです
変なとこがマメなとこも変わらないね
それが うれしくてつい笑ってしまうよ
少しだけ長めの思い出し笑い。
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青空を 追い抜いて翼はなくても
空を飛んでる 気になって走る
銀色の翼を広げたセスナが飛び立つのを
見逃さなかったセスナと一緒に空に舞い上がる眼差し
動機なんて そんな面倒なもんはハナからいらないや
とりあえず 東京23区を制覇 開拓と発展の三日間
秒読み開始、発車三秒前心が
火を吹いたように スタートを切る
もう待てない 僕を惹きつける光
遠くまで 世界はロマンに満ちている
目を閉じて数秒の間を 置いて
気持ちをひとつに束ねるイメージで
ばらばらだった 思いを結集させてゆく
目には見えないイメージで 作った花束
空に 投げよう
理由なんて 取って付けたもんで十分 考えるより行動だ
週末の街は忙しない 出会いと別れの サボタージュ
合図を待たずに走り出す せっかちなランナー 襷をつなぐ
射抜くように放たれるサーチライト
イケズな 世界が 僕を焦らしている
まだ 明けない夜と夜明けを 待つ 僕の間に できた
空と地平を つなぐ一本の線のような
境目を 見つめている 僕の視点は曖昧だ
ぼんやりとした気持ちのままで
今か今かと 日が昇るのを待っている
動機なんて そんな面倒なもんはハナからいらないや
とりあえず 東京23区を制覇 開拓と発展の三日間
秒読み開始、発車三秒前心が
火を吹いたように スタートを切る
もう待てない 僕を惹きつける光
遠くまで 世界はロマンに満ちている。
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目をつむるように 夜が空を 包み込んで
今だけは 少しだけ頑張ったら笑えそうさ
急な雨に開いた 傘を バッと咲かせて
濡れないように 雨宿りだ
あふれるような優しさが押し寄せる
言葉にできないほどの喜びが
愛しさを連れてくる。
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机上の空論で話は進められてゆく
そんな曖昧なラインに僕は立っている
目の前に降ってくる 太陽を 両手で軽々受け止めた朝
世界は あの頃まぶしく見えたのに
どうしてだろうか
光に影が 混じる
ハロー グッバイ
夜明けに 追いついた
瞳に 陽射しが突き刺さる
言葉は気持ちを 追い越せない
いつまでも 同じ場所で
変わらない歌を 歌っている。
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子供が見つめる 瞳が 生んでくれた人の悪を黙って許すのは
傷つく痛みを 知っているからだ
あなたは それを知っているかい
いくらあなたが 子供を嫌いになっても
子供は あなたを嫌いにはなれないんだ
あなただけが この世界で いちばん
頼れる ただ一人の人だから
愛してくれなんて言われなくても
間違いなく愛して ゆけるように
愛してくれと 言わせないように
つないだ手を離さないでいよう
抱きしめて 温もりを 伝えて
愛することなんて当たり前のように
もう一度 生んだときの あの笑顔を
思い出してみれば 傷つけることなんてできないはず
愛するがゆえ 傷けてしまう
愛するがゆえ 許せなくなる
そんな気持ちを 無視してまでも
あなたを 愛すると決めたその日から
僕は あなたの親になる
あなたは僕の 子供になる
僕と君は親子になる
愛してくれなんて言わせないよ
だって言葉にする前から君を愛するから
下手くそだなんて 笑われながらも
あなたを きりもなく抱きしめて
似合わない優しさと温もりを あげるよ
愛するがゆえ 傷けてしまう
愛するがゆえ 許せなくなる
そんな気持ちを 無視してまでも
あなたを 愛すると決めたその日から
僕は あなたの親になる
あなたは僕の 子供になる
僕と君は親子になる。