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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[7756] ラブソングを君に
詩人:どるとる [投票][編集]


この世界で一番 愛する誰かに
同じように愛されることが

ばらばらの思いをひとつに束ねる
ちょうど糸と糸を結びあわせるように

離ればなれの僕の気持ちと君の気持ちが
空と空でつながってる 距離なんてないみたいに

言葉にするまでもないことを
言葉にしたいと思うとき

言葉にしたいと思う気持ちが
そのまま言葉になる
どうしようもないほど愛してる その言葉だけで
笑って 明日も 僕は生きてゆける。

2016/05/02 (Mon)

[7757] 夢の続き
詩人:どるとる [投票][編集]


覚めてもまだ覚めない夢の中にいるよ
あなたを思うと胸が苦しくなるんだ

日記帳のページの殆ど埋め尽くすのは
言葉にできない君を思う気持ちだ

ただ君とのささやかな時間を
手にしたいと 思うだけの恋なのに

どうしてだろうそれだけでは
とても足りない 僕は欲張りかな

でももう少しだけこの夢の中にいるよ
僕が見てる夢の続きが知りたいから

すれ違っただけでも嬉しくて嬉しくて
その1日ずっと 幸せな気持ちでいれる

ほかの人がするような 恋はできない
言葉にすればすぐに答えが出てしまう

本当なら交わることもない 僕と君が
すれ違ってしまったときから始まった

勘違いなのかな でも君が好きだよ
この気持ちは 紛れもなく恋だ

うなされるように目を覚ましたよ
でも明日も見たい あなたに会えるから

いつもの踏切 なかなか変わらない信号

横断歩道に落ちた ハンカチを渡した

それは僕なんだよ そこから変わらないかな

二人の 物語はまだ
きっと始まっていないだけ

そんな 都合のいい言い訳でいつまでも
気持ちを 宝箱にしまったまま

僕はまた 泣きながら帰るよ
やけに夕焼けが目にしみるなあ

遠くで踏切が降りる音 電車が レールを走る音

ただ君とのささやかな時間を
手にしたいと 思うだけの恋なのに

どうしてだろうそれだけでは
とても足りない 僕は欲張りかな

でももう少しだけこの夢の中にいるよ
僕が見てる夢の続きが知りたいから

夢の中だけでもいいから
僕だけに 微笑んでほしいから

好きだと言えなくても 伝えないままの恋でも片思いの恋をしたよ
覚めることのない夢の中で。

2016/05/02 (Mon)

[7758] 愛の歌
詩人:どるとる [投票][編集]


いつまで待っても 言葉にしないと思うよ
君がお望みの 愛してるなんて言葉は

死んでも 僕は言わないよ 世界が終わっても言わないよ

消費税がどれだけ上がっても 死ぬその日まで

君が笑っていることそれが僕の幸せ

大切な言葉は 一番最後まで 言わないよ

愛してるって思わず我慢できずに

言いそうになる日もわざとむすっとして

愛していないふりをする強がりな僕だ

でも あなたには見え見えの 嘘だから

冷たい人になれずに 先に笑ってしまう

まるで あっぷっぷで負けた時みたいに

気持ちは変わる年もとれば気難しくなる

でも多分僕は 変わらないと思うよ

子供のような 素直な気持ちを 持って生まれて来てしまった

そのせいで得をしたこともあった 損をしたこともあった

君が僕を笑わせるように僕も君を笑わせたい

愛はきっと 言葉にしなくても伝わるよ

不器用な僕はただ面倒なだけかもね

それがたまに仲良くいるためのコツになる

嘘をつくのが 苦手で 作り笑いも下手だ

悲しいときは すぐに態度に出てしまう

嬉しいときも すぐに顔に出てしまう

君に幸せになってもらうこと
それが僕の幸せ

僕の人生で 一番大切なこと 叶えたい夢だ

君が笑っていることそれが僕の幸せ

大切な言葉は 一番最後まで 言わないよ

愛してるって思わず我慢できずに

言いそうになる日もわざとむすっとして

愛していないふりをする強がりな僕だ

でも あなたには見え見えの 嘘だから

冷たい人になれずに 先に笑ってしまう

まるで あっぷっぷで負けた時みたいに

たださりげなく言った言葉も

僕には愛の歌に聞こえるんだよ

だから僕らの間に愛してるなんて いらないんだ。

2016/05/02 (Mon)

[7759] LIFE
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あっという間に過ぎてく季節にも慣れて
それは電車の 窓の外を流れる景色に似て

何かに 動かされているように
時計はなくしたものを取り戻すように回る
また昨日と同じ 今日を繰り返しながら
夜は明ける 句読点のその先へ

他愛ない 僕らのばかばかしい会話も

ありふれた風景の隅にうずくまる猫も

窓辺に咲かせた 名前も知らない花も

新しい物語のドアを開けるカギだ

また明日ね 手を振るいつもの別れ道

迷いながら差し出した手を離してゆく

一瞬の間をおいて 君はもどかしそうに
つないだ手を 離す 次第に冷えてく 手は
まるで さっきまでの温もりを 知らないふりする 薄情な奴だと右手を叱る

黄昏に 追い着いた空が 夜を待たせてる

名前のない切なさに 持てる言葉をなくす

つまらない小説にある一小節だけの光

その時の輝きを僕はなぜか思い出した

誰かの声にもまるで上の空で
聞こえないわけじゃないのに
世界から音が消えたように思ったのは
あまりにもたくさんの涙を抱えすぎたから

他愛ない 僕らのばかばかしい会話も

ありふれた風景の隅にうずくまる猫も

窓辺に咲かせた 名前も知らない花も

新しい物語のドアを開けるカギだ

黄昏に 追い着いた空が 夜を待たせてる

名前のない切なさに 持てる言葉をなくす

つまらない小説にある一小節だけの光

その時の輝きを僕はなぜか思い出した

その輝きは 未来を照らすかなあ

この先に 続いてる道の向こうに

待ち合わせてるはずのLIFE。

2016/05/02 (Mon)

[7760] 旅立ちの朝
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それは来ることもない待ち合わせ
何時になっても 気配さえもない羽ばたき

夜を 吹き抜けてく風が運んだ綿毛
明日に花を咲かせるために旅立ってく

東京の空には星が見えないと思ったでしょう?

でも以外ときれいな星空がおがめるんだよって 笑ったの

渡り鳥の 羽ばたきに似ている 遠ざかる誰かの足音

逃げるんじゃないわ ちょっとだけ 道を変えてみるだけ

朝一番の電車をつかまえて
適当な車両に乗り込む

ありふれた挨拶なんかはしないで さよならも聞きたくない
誰も知らない私だけの旅立ちの朝

それは ほんの少しの下手くそな魔法
誰かがくれる さりげない言葉は呪文

いつか 二人で歌った大好きなあの歌
もう一度歌える日が来るかなと思った

思ったより頑張れるんだってことに気づいたんだよ

だめだって思ってたのは ただの気のせいだったみたいだ

太陽が 降らす 陽射しの雨 カーテンの隙間からのぞく青空

打開策は今はない でも飛び立つ力を温存してるんだ

手のひらに描かれたのは
名前のない誰かの温もり

本編を飛ばし読み
後書きと前書きの往復

盛り上がり場面だけで お腹を満たそう

快速電車の 窓の外に流れる景色を
ファインダーに 閉じ込めて

ストロボ焚いたら シャッターを切る
またひとつ思い出が増えたよ

朝一番の電車をつかまえて
適当な車両に乗り込む

ありふれた挨拶なんかはしないで さよならも聞きたくない
誰も知らない私だけの旅立ちの朝。

2016/05/02 (Mon)

[7761] ブルーバード
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まだ何も書かれてない地図を 手にどこまで行けるかな
夜明けにはまだ早い街は 静かに朝を待っている

途切れ途切れの物語を つないで
レールを 世界の果てまで伸ばしたら

行けない場所なんてないのになあ

飛び立ちたい 気持ちが 翼になる

遠心力をバネにして
打開策を見つけてく

飛んでみたくなる空 羽ばたく 気持ちを翼にして

「風になるのさ」って 終わらない歌を歌ってく。

2016/05/03 (Tue)

[7762] ブルー
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遠ざかる 車窓の風景に向かって
シャッターを切る ストロボを焚く

切り取られた風景が一枚の写真になる
でも 形には残さない
それはふれられない思い出だ

流れる雲と 青い絵の具を溢した空

どこまでも どこまでも 行けそうな気がしたよ

翼はないけれど僕には 翼にかわるものがある

さあ旅立ちは 迷わないで 飛び立っていくように

踏み出す一歩で世界は広がってゆくよ。

2016/05/04 (Wed)

[7763] 悲しみのない国に生まれたかった
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夕暮れの道に 置き去りにされたように
たたずむ影が 悲しそうに見えた日は

思わずこつまらないことを考えてしまう

「悲しみのない国に生まれたかったと思ったことがあったんだ」

2016/05/04 (Wed)

[7764] 夕暮れの街に灯るささやかな明かりのような
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夜を待つように 静かにたたずむ街は
炒めた玉ねぎのようなきつね色の空
誰かのために伸びてく道と遠くの明かり

なくさないようにつないだ手を離してく
消えてく温もりを確かめる
すぐに消えてしまいそうな頼りない小さな光

缶のコーンポタージュ 二人ぶん買って
少し冷えた体を あたためる
夜は案外 寒いから上着を一枚羽織る

夕暮れの街に灯るささやかな明かりのような
優しさに 寄りかかる それを見届けたように 沈む夕日
さよならと小さく振った利き手の右手

円を描くように 氷の上を滑る スケート
華麗に回る スピンの数を競う
僕にも描けるかな たとえば誰かの心に

ぼんやりとした 輪郭を指でなぞりながら
かすかな息づかいを確かめる
もしもそこにいるのならば 夜は暗いから合図をくれよ

今日の出来事をお互いに言い合って
笑ったり 泣いたりする今が 続けばいいな
映画のように 黒いわく線の上に立つ二人

光と影が僕らの足元に作り出すアート
「あなたはここに間違いなくいるよ」って 教えてるように
あなたが 笑えば影も笑うよ
今ふたつの影がひとつに重なる

寂しさが 数センチはみ出して
ベロンと 舌を出すようにだらしないね

でもたまには 弱音を見せて
僕が必要だってことわからせて

そうそう強がられちゃ 困るんだよ
弱くて 素直な君に会いたい気分さ

缶のコーンポタージュ 二人ぶん買って
少し冷えた体を あたためる
夜は案外 寒いから上着を一枚羽織る

夕暮れの街に灯るささやかな明かりのような
優しさに 寄りかかる それを見届けたように 沈む夕日
さよならと小さく振った利き手の右手。

2016/05/04 (Wed)

[7765] ブルースカイノート
詩人:どるとる [投票][編集]


波紋を広げるように 水溜まりが
行く手を邪魔する 雨上がりの街

バイクで 飛ばす景色はゆったりと
ページをめくるように 流れる

眼前に広がるのは目も覚めるような 青だ

どこまで行けるかなあ この溢れるような好奇心と夢見がちな気持ちのまま

宛もなく 旅は続く 風の先を 追いかける眼差しが果てしない未来を 見つめてる

煉瓦を積み重ねたように 単純な
悲しみが 複雑に絡み合って カタムスビ

ひとつひとつ解きほぐしてゆく糸
世界から悲しみは消える日は来るかな

答え合わせをすればするほど迷子になる

この間違い探しには ヒントもない 規則性なんて概念もどうやら存在しない

青い空に広げた真っ白なノートに 描く下書きの未来を この世界に清書できるかな

遠い昔に交わした約束も 赤い糸なんて
あやふやな言葉でごまかして
愛を笑った 僕を今は愛が笑う

どこまで行けるかなあ この溢れるような好奇心と夢見がちな気持ちのまま

宛もなく 旅は続く 風の先を 追いかける眼差しが果てしない未来を 見つめてる。

2016/05/04 (Wed)
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