詩人:どるとる | [投票][編集] |
この命とも 随分長い付き合いだなあ
家族より友達よりもしかしたら長いね
歩道橋の上から見た空は 泣いちゃうくらい優しい色をしている
わざと聞こえないようにささやいた「愛してる」は
今の僕に出来る精一杯の強がり
たくさんの人にもらった愛をいつか耳をそろえて返せるかな
僕を 取り巻くすべての 人とのつながりは
時として 冷めていて希薄だったりするけど
君と出会えたことは決して無駄じゃない
手をつないでるからつながってるんじゃなく
お互いを信頼して尊敬しあうから
そこにほどけない頑丈な結び目が出来るんだよ
最近いいことない 気の持ちようだと軽くいってくれるじゃないか
この街で一番の高いビルに上って 自分のちっぽけさを 知った
気安く人に 死を誘発する 言葉を吐きかけてる
心や思いやりはきれいごとではないのに
一人の人さえ愛せないようでは 愛されることは絶望的だなあ
誰かが誰かを思い 誰かが誰かに思われている
今日も どこかで誰かが愛をささやいてる
そして僕も誰かに愛をささやくのだろう
単に付き合い程度のつながりではない
お互いの良いとこも悪いところも知ってる
その上で ささやく愛してるの言葉には重みがある
どんな言葉なら 君は笑ってくれるだろう
遠く離れてからやっと気づく君の大切さ
寧ろ離れないとわからない君の大切さに
僕は寂しさだったり悲しさだったりに
泣きながら 気づいた まだ夜明け前の 薄暗い部屋で
僕を 取り巻くすべての 人とのつながりは
時として 冷めていて希薄だったりするけど
君と出会えたことは決して無駄じゃない
手をつないでるからつながってるんじゃなく
お互いを信頼して尊敬しあうから
そこにほどけない頑丈な結び目が出来るんだよ
そしてその結び目はやがて小さな
新しい結び目をつくるだろう。
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夜明け前の街並みはまだ薄暗くて
あなたの顔もうまく見えやしないな
メロディラインを辿ってつま弾くギター
どんな音が鳴るかな つないでく声と言葉
この街にある 人の思いの数だけ
異なる人生のあらすじある
今もなお続いてる物語は始まったばかり
確信にさえふれちゃいないんだよ
生きる意味だとか生きていく理由なんかをごまかすとき
悲しそうな君の顔が浮かんでは消える
つないだ手の温もりが戒めている
何気なく交わす言葉ひとつの重みは
人を幸せにもする 人を不幸にもさせる
枝先から 二つに分かれた木のように
すれ違う今を生きてる 人口約三億人
寝起きを繰り返すだけのつまらない
小説にもならない毎日に おもしろみはない
ただ守るべき人が僕にはいて 君にもいるから
その人のために
自分を犠牲にして生きている 誇り
この街にある 人の思いの数だけ
異なる人生のあらすじある
今もなお続いてる物語は始まったばかり
確信にさえふれちゃいないんだよ
何気なく交わす言葉ひとつの重みは
人を幸せにもする 人を不幸にもさせる
枝先から 二つに分かれた木のように
すれ違う今を生きてる 人口約三億人。
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真夜中過ぎのがらがらの店内
あくびばかりしている従業員
やる気があるのかないのか
やたらよそ見ばかりしている
電池がなくて止まったままの時計
乱雑に並んだ雑誌とシミだらけの窓
バイトが終わった 君と待ち合わせる
店から出てくる頃にはもうすっかり夜で
珈琲を飲みながらアパートまで歩く
期限切れのパンとおにぎりと鼻歌
見上げた空に流れ星 願い事を言おう
少し離れて 後ろから君を盗み見る
このアングルが一番好きだ
伝えたい気持ちが言葉にならないときは
何も言わずにただ手をつなごう
ちっとも優しくないし素直じゃない
意地っ張りで強がりでさみしがりやで
でも君だって似たようなもんだと思う
バイトが終わった 君と待ち合わせる
店から出てくる頃にはもうすっかり夜で
珈琲を飲みながらアパートまで歩く
期限切れのパンとおにぎりと鼻歌
見上げた空に流れ星 願い事を言おう。
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寝坊助の君を起こしに行こう
自転車に乗って 夜明け前の町を走る
まだ薄暗い 住宅地や川沿いのそばを通って
君の驚いた顔をイメージしてるとにやけ顔になる
夜明け前までには間に合うかなあ
僕の壮大でいてくだらない計画は
君を笑わせるに至るだろうか
思いついちゃったらもう止まれない
途中で投げ出すのは僕の意思に反する
君を困らせたい 手を煩わせたい
君を笑わせたい 楽しませたい
そんな企みをしてることは 政府だって気づかない
どうだすごいだろう?って呆れながら
いつもの 調子で笑ってくれんだろう
物語は動き出してるんだ
ページは既にめくられている
奇跡を待つよりも 一握りの可能性に賭けて
バイバイゲームで盤上をひっくり返そう
眠気覚ましの珈琲を死ぬほど飲んで
寝不足の頭の 目を覚まさせる
坂道に差し掛かったら ギアチェンジだ
掃射された 光の筋が道を指し示す
つまらない理由を探すより行動だ
君を困らせたい 手を煩わせたい
君を笑わせたい 楽しませたい
今世界中で僕だけが知ってる 密かな計画は
明日の世界にどんな影響を及ぼすだろう
きっと何も変わらない1日になるだろう
たとえばひとつしかない傘を 使わないでいるような
多少荷物になっても優しさやお節介を 持っていたい
君を雨にさらすようなことはしないよ
それなら僕が喜んで雨に濡れるよ
なんて 生意気を言ってみるんだ
思いついちゃったらもう止まれない
途中で投げ出すのは僕の意思に反する
君を困らせたい 手を煩わせたい
君を笑わせたい 楽しませたい
そんな企みをしてることは 政府だって気づかない
どうだすごいだろう?って呆れながら
いつもの 調子で笑ってくれんだろう
その笑顔が見たくて走って来たんだよ。
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人は出会い そしてやがて結ばれる
今までいろんな道を乗り越えてきたね
晴れの日ばかりじゃないから
時々命さえ投げ出したくなったよ
世界で一番重たい荷物を持ってる
人は時にとても悲しい生き物だ
あなたを幸せにしたいという思いとできないかもしれないという思いが
僕をどこまでも頼りなくて 情けないやつにさせる
愛してる まだ胸を張って言えない言葉だけど
いつかは自信を持って言えたらいいな
おめでとう 幸せになってください
聞きあきたような台詞も美しく響くよ
白い鳩を 飛ばして
花をかざって
月までハネムーンに行こう
あなたを幸せにしたいという思いとできないかもしれないという思いが
僕をどこまでも頼りなくて 情けないやつにさせる
愛してる まだ胸を張って言えない言葉だけど
いつかは自信を持って言えたらいいな。
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夜を見下ろす 街の小さな遊園地の観覧車
ここから見ると 宝石を散りばめたように
街並みは 光り輝いてとてもきれいだね
手をにぎって 抱きしめて
どれだけの時を 生きても
ただそばにいるだけしかできない
つないだ手を 頼りなさが緩めてしまう
君のいる世界で明日も笑っていたい
君が泣くのなら 一緒に泣きたい
君の笑顔ばかり見てるんじゃなく
ちゃんと涙にも目をくばって
君がそばにいてほしいときに
隣にいれる そんな僕になりたい
沢山の幸せを見守るように回るゴンドラ
少し風にあおられて小さく揺れたとき
恐いと泣いた君は確かに女の子だった
強がってみたり 弱音吐いたり
嘘をついたり 疑ったり
あなたという人がどんな人なのか
今は 手探りで知ろうとしてるんだよ
君の笑える世界を明日も提供するよ
涙が流れるのなら一緒に片付けて
少しでも生きることに前向きになれる
そんな君でいてほしいと 思ってる
君が世界で一番 愛してる人になりたい
僕が世界で一番 君を愛しているように
そして ゴンドラは すぐに地上に着いてしまう
それまでの間の わずかな 時間
人生によく似ているね
高いところからの眺めは
人の営みを 見下ろしてる
そこには 到底僕などでは
わからない 悲しみや喜びがあるのだろう
君のいる世界で明日も笑っていたい
君が泣くのなら 一緒に泣きたい
君の笑顔ばかり見てるんじゃなく
ちゃんと涙にも目をくばって
君がそばにいてほしいときに
隣にいれる そんな僕になりたい
目を閉じても 耳をふさいでも
消えない君の声を探してるよ
僕の手を包むように優しく にぎる
君の ぬくもりが唯一の明かりさ。
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一分一秒を 刻んでいく時計の針が
またひとつ僕の時間を奪い去ってく
鉛筆を削るように短くなる命
痛みはないが胸が締めつけられる思いだ
忘れられない思い出が 記憶に刻まれて
永遠のない世界で 誰かを愛し そして誰かに愛される 今日も
ふれられないぬくもりを 確かに
この手に 強く握りしめて
大切だと叫ぶ 言葉にもならない思い
朝焼けの街に 雲の隙間から差し込む光
「生きていること」を 当たり前に感じる幸せ
脈打つ鼓動に 垣間見える命
僕は今さら気づいたんだ 命あることの意味に
ありがとうとか 愛しているとか
言葉なら なんとでも言えてしまうね
だから大切なことは言葉にはしないよ
時のレールを走る 電車には 途中下車などないことを 乗る前から教えておきたかった 今はいない人に
ふれられない 思いや気持ちは信じるのに
目の前にいる ふれられる人の ぬくもりを時に嘘だと疑う
なまじ目を開けたままで 見えるものは
時にとても疑わしいから そんな時は目を閉じて手探りで 思考を泳がせる
ぽたり ぽたり
黄色い砂が 硝子の向こうで
落ちてく 一分で砂が落ちきって
また逆さまにして
もう一度、一分を計る
でも 人生には生憎 やり直しはない
だから、後腐れのないように今を 生きる 今日も
ふれられないぬくもりを 確かに
この手に 強く握りしめて
大切だと叫ぶ 言葉にもならない思い
朝焼けの街に 雲の隙間から差し込む光
「生きていること」を 当たり前に感じる幸せ
脈打つ鼓動に 垣間見える命
今を 一生懸命に 生きていることを
声を枯らして 誰かに向けて歌っている。
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夜明け前の 光が僕を追い越していく
撫でるように陽射しが水面を走る
渡り鳥は 空を飛ぶ風を味方にして
世の中を上手く泳ぐことも出来ない
ズルをすることも あまり好きじゃない
その翼で切り裂け夜を
くちばしでつまんだ太陽を
空に放って 街に朝を降らせる
君は ハミングバード。
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心と心が お互いに手をつなぐように
ほら 今は隙間もないくらい結ばれてる
君を思って 眠れない夜は 星を数えて
遠い夜明けを 待っている 月と一緒に
涙と笑顔でごちゃ混ぜの 散らかった僕の思い
受け取ってくれるかな
引き出しの奥にしまったラブレター
いつか渡そうと思っていた
空の果てから コウノリトリが運んでくる
命のプレゼント 光に包まれた笑顔
はじめまして僕があなたのパパだよ
手のひらに太陽を描く イメージで
幸せを 空に落書き。
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沈む夕日を背にして 君は一人泣いている
涙拭くハンカチさえ持ってない僕だけど
そばにいるよ 僕がいるから君は一人になれない
走る 君は夢を追いかけるランナー
風を 切って未来までの道のりを埋める
涙なんて 汗と一緒に流してしまえ
肩を抱いて 笑いあってまた明日。