詩人:どるとる | [投票][編集] |
生まれてきてくれてどうもありがとう
どんな言葉を掛ければいいかな
病院で待合室で 生まれてくるのを 待っている
夜明け前に 君は生まれた 元気な産声を上げて
小さな小さな 手が
僕の手をつかんだ
その瞬間の喜び
まだ開かない目が
僕を確かに見た
瞼閉じててもわかるよ
君はどんな名前にしようかな
多分しばらく悩むんだろう。
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君は覚えていますか? 生まれた日のこと
運命の出会いって言ったら大げさですが
言い過ぎじゃないよ そのくらい 嬉しかったから
日だまりの中に 笑顔がひとつ咲いた
これから君の 人生が始まるよ
僕はどんな事が君に出来るかな
もらった愛を 全部 返したい
そんな小さな体でまだ一人では歩けない君なのに
大きな体の僕が その笑顔ひとつで幸せにさせられてしまう
ほほを寄せあって もっといろんな場所に
二人で行きたいな
僕が一生懸命考えてつけた名前を
君は気に入ってくれているかな
君を呼んだとき 嬉しそうに返事をする
その笑顔が見たくて意味もなく君を呼ぶ。
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空は日暮れて 茜雲が浮かんでる
ふと立ち止まり歩道橋から眺めたら
なんだか訳もなく泣きたくなるの
涙は優しく このほほに音もなく流れる川
よごれた心を掃除するように 洗ってくれる
帰ろうよと笑う 君の声がする
太陽みたいな 温かい手が燃えている
夕日のせいだね 君の顔まで真っ赤っか
探さなくても幸せはもう 手にしている
合鍵を渡してあげよう君のために
料理して待ってるよ君のアパートで
下手だけど頑張って作るからね食べてね
手もつなぐ人もいない 帰り道が寂しいのは
手の温もりや愛する気持ちに出会ったから
夜がそこまで迫ってきてる 追い付かれないように
走ってもいつの間にか月は頭の上
ただいまと言っておかえりで出迎えられ
まぶしい光の中に君の笑顔を見つける
世界で一番 僕の安心する場所
何万回のありがとうも愛してるも
君の笑顔を見た瞬間に返せぬほどの
喜びと 幸せが僕の中にあふれるんだ
帰ろうよと笑う 君の声がする
太陽みたいな 温かい手が燃えている
夕日のせいだね 君の顔まで真っ赤っか
探さなくても幸せはもう 手にしている
これ以上の幸せは
もういらないよ
でも願い事がひとつだけ叶うなら
君と死ぬまでずっと一緒にいたい
そう思ったりなんかしている。
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夜空に伸ばした お手製の天体望遠鏡
覗いてごらん まだおぼろ気な夢が
今にも輝きたくて ウズウズしている
両手を丸めて輪にしてそこから覗いた
世界は少しだけロマンに満ちていたのに誰かがそれを笑うだけで興ざめなの
一歩一歩が とてもゆっくりで 気の遠くなるほどの距離
宇宙での一歩で地球ではどれくらい歩けるだろう
時間もゆっくり流れてる同じ速さで
月面旅行に出掛けよう予定など気にせずに
ちょっと洒落た服でパーティータイム
ワインをこぼしたような夜空に星飾り
いつか読んだ空想小説の 夢を地で行こう
見えるはずもない足跡を 絶え間なく追いかけるんだ
ロボットもタイムマシーンもいつか憧れた未来は夢の中
空想から 出ない
画用紙のなかだけの世界
でもいつか叶うといいな 手が届くかなあの星にも
月面旅行に出掛けよう予定など気にせずに
ちょっと洒落た服でパーティータイム
ワインをこぼしたような夜空に星飾り
いつか読んだ空想小説の 夢を地で行こう
見えるはずもない足跡を 絶え間なく追いかけるんだ。
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季節は移ろって傘のない人に雨を降らす
歌う歌もない僕は
空を見てため息
明日の世界は
どんなんだろう
目を閉じて
深々とお辞儀をした陽射しを思い出す
悲しみは 今はもう見えない幻
あとはただ灰になるのを心静かに待つばかり。
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歩道橋から見下ろして見える町
夕暮れの空に 浮かんで消える涙
大切なのは積み重ねた思い出かい
まだ消えない痛みを残したままで
開いた手のひらにそっと咲いた花
風が運んできたのさ
この町の光と影
僕と君の間の距離
埋めるのはなんだろう。
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空気の椅子を 作りまして
そこに 思想を座らせる
涙目のうさぎは亀にいう
映画のラストを語るように
おとぎ話なら 血潮も可愛いだろう
でも残念ながらこれは現実なのです
倒置法で語る 小説の 置き手紙のように
用意された憎い 付せんの数々
僕らは ただ歌う 思い思いの物語の 喜びや悲しみの 色や形を
そして ほら君を縛る掟は見えない
自由気ままに空も飛べる
誰かが 手を加えた既成の世界は
今、静かに幕を降ろして
今、君の瞳に月が昇る。
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僕はあなたの手を離れ一人で歩いてく
もう泣くことも笑うことも一人で出来る
誰かに笑われても冷たい風が吹いても
あなたとの思い出が僕にはあるから
あなたの笑った顔を思い出してみるとき
僕は悲しいことなんて忘れてしまうよ
暮れていく空の色が 淡い橙に滲んだら
まっすぐ帰ろう 明かりを灯したあの家へ
僕が 見たもの聞いたもの そのすべてが
思い出なら きっと歳をとることも幸せだ
目を閉じてつくる スクリーンに映る
大切な場面消えないように 刻むから
あなたのくれたその手の温もりは
今もまだ この手のひらに残ってる
ビルの間に沈んでいく夕日が夜を呼ぶ
月がきれいだね 黄金色に 輝いている
忘れられない 思い出もいつかは
僕の記憶から 消えてしまうかな
たとえばそんな悲しい日が来ても
僕は そんな先のことより今を見つめて
下手くそだってね歩いていけるよ
君と僕との旅に 先を急ぐ理由は必要ない
あなたの笑った顔を思い出してみるとき
僕は悲しいことなんて忘れてしまうよ
暮れていく空の色が 淡い橙に滲んだら
まっすぐ帰ろう 明かりを灯したあの家へ
「ただいま おかえり」
今日も交わす言葉
明日に バトンをつなげていくよ。
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まぶたにぼうっと浮かんだ影を
誰もがぬぐいきれずに抱えてんだ
今日も流されていく 容赦なく人混みに
どこに行くんだろう 行き先はいつも宛もない道程
風が吹いていく先をただ目で追いかけて
立ち止まった道 見上げる空 暮れていくよ
愛してるの言葉より
ただそばにいてほしいと願う僕の心は
きっと欲がないんだろう でも
それ以上望んだら
歯止めが利かなくなるんだ
ここら辺がちょうどいいライン
そしていつの日か今日という日を
思い出して 涙ぐめるのなら 本望
少しでも 笑えるような思い出があればいい
掴んだまま離さない手の中に ギュッと
光を閉じ込めて 宇宙を想像しよう
勿体ぶってたけど 今こそ使おう
いつだって他人には左右されない
独裁者も顔負けの わがままな本性で
牙を抱いた 獣のように 本能の赴くままに 生きれたら いいのになあ
父親と母親と子供の三人家族が
河辺を手をつなぎ歩いている
幸せとは 本来こういうありふれている ものを言うんだろう
でも そんな幸せより 欲に目が眩むのが人間らしくて
握ってくれるあたたかな手を 引き離して 気づくと人生をお金で勘定している
その手にある 小さな小さな物語は
始まりも終わりもなくただ続いてく
誰かが本を読むのを待つように
羊膜に包まれた柔らかなベッドで
寝息を立てながら待っているよ
愛してるの言葉より
ただそばにいてほしいと願う僕の心は
きっと欲がないんだろう でも
それ以上望んだら
歯止めが利かなくなるんだ
ここら辺がちょうどいいライン
そしていつの日か今日という日を
思い出して 涙ぐめるのなら 本望
少しでも 笑えるような思い出があればいい
そしてただ一人の誰かを愛し
その人に 愛されればいいよ。
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宇宙飛行士に 野球選手 アナウンサー
コックさん 売れっ子アイドル
なりたかった夢を 挙げればきりがないくらい結構あるよね
君はどんな夢を持っていたの?
恥ずかしくなければ僕に教えてくれないか?
叶えたとか叶わなかったとか 考えずに
大人になるのが 楽しみで ずっと 走りながら夢を見ていた
今もまだまだ大人に なれない僕たちは
子供のままの心で
かがやく夢を 追いかけている 夢追いかけるランナーさ
夢のたすきを 明日につなげていけ バトンを渡すその日まで。