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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[8106] 星の花束
詩人:どるとる [投票][編集]


夜空にある星を失敬したいよ
あんなにあるんだからひとつくらい
盗んだって 神様は気づかないだろう

愛する人に届けたいのさ
とびっきりのプレゼント
寝ないで書いたラブレター
お金じゃ買えない代物だ

いくつものきらめく言葉を
束ねて つくる花束を空に放とう

流れ星が雨のように降り注ぐ夜には
どんな奇跡だって起きそうな気がするよ
月は誰を照らすためのスポットライトだ
僕は モデルにでもなった気分だ
光を浴びてポーズを決めて

ダンスは苦手さ ステップ踏めない
それでも交わしたいの情熱のタンゴ
指を絡めて 止まらない鼓動を
抱きしめてしまえばあとはなすがまま

色とりどりの傘を 放り投げて
僕らは描く 空の上から見える地上絵

自由すぎる 僕のハート誰か止めてよ
終わらない夜 ロマンスを着飾ってる

夜明けは まだ来ない
魔法はまだ続くよ
きりもなくあふれるため息は
忘れたふりで 知らんぷりすればいい

いくつものきらめく言葉を
束ねて つくる花束を空に放とう

流れ星が雨のように降り注ぐ夜には
どんな奇跡だって起きそうな気がするよ。

2016/07/29 (Fri)

[8107] 雨上がりの午後に
詩人:どるとる [投票][編集]


傘を手に持った 君は一人で
今にも雨が降りそうな
空を見上げながら泣きそうな顔で笑った

たとえば僕が君のそばにいてやれないとき
そのときがもしも悲しいときなら
僕には 何が出来たのだろう
過ぎたことさえ 真面目に考えてしまう

大切なのは 僕が君のそばにいるときではなく
もしかしたら 愛が試されるのは 寧ろそばにいないときだ

虹を探して歩く 雨上がりの午後に
大好きな映画の心温まるシーン
イメージしながらやり過ごす日もある

たとえば 世界が明日で終わってしまう
そんな日を迎えたなら最後の一瞬まで
君の手を離さずいれるかな
僕が多分目指しているのはそんな僕だ

大切だったこと ひとつひとつ思い出しては反省する
君を泣かせた日 笑わせた日 僕の中にある思い出

日々増えてく 君の知らない一面
嫌いなところもあるけど 断然
好きなところのほうが多いこと
いつか言葉にして伝えたい

大切なのは 僕が君のそばにいるときではなく
もしかしたら 愛が試されるのは 寧ろそばにいないときだ

そして泣いた君の顔を覚えるなら そのあとの笑った顔も
覚えておくことが きっと明日の君を笑わせることができるんだ。

2016/07/29 (Fri)

[8108] 流星群
詩人:どるとる [投票][編集]


ずっと胸の中に眠らせていた思いを
君に伝える 日がついに来ました

思いや気持ちを伝えるのに
タイミングなんてないことを知った

窓の向こういくつもの星が降る
見とれてるうちの一瞬の出来事

願い事は言えなかったけれど
なぜか満たされているのはどうして
その答えを 僕は知っている

双眼鏡越し見た未来は 輝いて
悲しみなんか ないように見えたよ

知った痛みのぶんだけ覚えたこと
疑うことも必要だと知ったよ

汚れた心に 雨が染み渡っていく
きれいなものがきれいに見えるように

僕の瞳は つくられているはずだ
随分寄り道していたんだなあ
気づいた僕は 涙で顔を洗った

重ねた 嘘もいつかは 透き通っていく
ほらね魔法のように色を変えてくすべて

窓の向こういくつもの星が降る
見とれてるうちの一瞬の出来事

願い事は言えなかったけれど
なぜか満たされているのはどうして
その答えを 僕は知っている

ずっと胸の中に眠らせていた思いが
今日やっと 君に手渡せるよ愛してる。

2016/07/29 (Fri)

[8109] PS
詩人:どるとる [投票][編集]


昨日までの僕とは違う僕で今日を生きたよ
少しだけ失敗もしたけど 思ったよりも上出来だ

向かい風に吹かれたのなら僕自身が 追い風になってく

しんと静まり返った街であなたの 電話を待っている

すぐ耳元でささやかれてるような
距離なんか まるでないようなんだ

手紙の最後に添える追伸のような
「愛してる」が思いの外 嬉しい

星ひとつない夜なら眠れなくてもいい
僕の悪巧みを君は 知ってるのかい?含み笑いしてるけど

君を幸せに出来るかはわからない でも最善を尽くすよ
これで勘弁な

明かりがずっと向こうまで続いてる
君ははしゃぎながら軽快に走ってく

どんな言葉よりただそばにいることが
一番嬉しいよと 僕の手を迷わず握った

県外になると とても不安になるのは
携帯に慣れてしまった僕らの悪い癖だ

この際思いきって携帯なんか置いて
電波の繋がらない場所まで行こうよ

すぐ耳元でささやかれてるような
距離なんか まるでないようなんだ

手紙の最後に添える追伸のような
「愛してる」が思いの外 嬉しい

その声の向こうに笑顔の君を僕はイメージしている

当てて見せようか?君は今笑ってる
だからばれたかって君は今笑ったよ。

2016/07/29 (Fri)

[8110] 少年の夏
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どこか遠くへ 行こうよって 君は言った

まだ恋も知らないような少年の僕に

電車に乗って 君の手を引いてく

窓の外に 見えた景色が生まれ育った街を 遠ざけてく

僕はこれから行く場所を知らない

宛もない旅の始まりはいつも

気まぐれで風のように自由

少年は世界地図とにらめっこしてる

旅人気取って でもどこかが間違ってた

とりあえず一番高い切符を二枚買って

君と肩を寄せあいながら 電車に揺られて終点を目指す

炎天下の 空の下に落ちてくる太陽光

宛もない旅の始まりはいつも

気まぐれな屋根の上のカザミドリ

踏み出した 未来は水溜まりを
飛び越えるくらい簡単ならいいな

でも迷いは振りきれない
悩みも尽きそうもない
仕方ないなと呟いてまた進む

僕はこれから行く場所を知らない

宛もない旅の始まりはいつも

気まぐれで風のように自由。

2016/07/29 (Fri)

[8111] 永遠
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あなたを見てた 午後のベランダで
永遠を見つけたのは何でもない
いつもの昼下がり 太陽が輝いてた

積み重ねていく日々の中
増えてく 思い出を指折り数えた

ありがとうなんかじゃ伝えられないから
もらった愛は愛で返していくよ
いつの日か 君に幸せって言わせてみせるから。

2016/07/30 (Sat)

[8112] 夏の約束
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それは僕を 困らせまいとする
君の決死の強がりなんだろう
優しさは時に とても悲しくて
心に深い傷を負わせるから

神社の長い石段を上るとき
すれ違った 子供たちに僕は
あの頃の僕と君を重ねて見てた

どんなときも 二人だからできたことがある

それはきっと恋なんかじゃなくて
なんとなく 曖昧なものだったのだろう

明日もまた会えるって疑いようもなく
そう思ってた僕らに突然訪れた別れ

それは夏の暑さが 見せた幻なんだろうか
君が好きと気づいたときに終わった恋

指切りして 簡単に破ったり守ったり
できる約束なら いいのにね
約束をすることもしなかったのは
する必要がなかったからだろう

映画のラストシーンを飾るように
雨は降る 咲き乱れる傘の花
その中の一つに君はいるのかな

見つけられるはず これがもしも運命なら

世界でたった一人を 愛するなら君以外にいないよ

多分そんなことを伝えるために
僕はあなたを思い続けていたのだろう

僕は果たして夢を見ていたのだろうか
覚めてしまえば ふれることさえかなわない

もしも大人になっても気持ちが
今と変わってなかったら
その時は 恋人になろうって約束した
あの日を僕はまだ消せずにいる
だってまだ僕の中には君への思いがあるから

それはきっと恋なんかじゃなくて
なんとなく 曖昧なものだったのだろう

明日もまた会えるって疑いようもなく
そう思ってた僕らに突然訪れた別れ

それは夏の暑さが 見せた幻なんだろうか
君が好きと気づいたときに終わった恋

多分僕が生まれて初めて 味わった恋。

2016/07/30 (Sat)

[8113] マイセルフ
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僕はあなたのその目に映るすべてに
疑いを隠せず時々あなたを信じられない

向かいあって見えてくるお互いの醜さに
目をそらす狡さも必要だと 思い知ったよ

誰かが 歌う愛にごまかされそうなら
時には汚れてみないかと裸になった

答なんてないなら自由が約束されてる
ゆがんでるくらいが丁度よかったりする

ドラマにあるようなつまらない生や死を
鼻で笑う僕らには少し世界は美しすぎる

夕暮れの街 水面が空を映してる
誰かがついた嘘さえ紛れてしまうよ

もしも目を閉じて生きれたのなら
余計なものを見ずに幸せになれるのに

一人になりたいのに一人がこわいのは
僕も寂しさを覚える人間だということ

夜が広がってく 闇の中で息をころす
たずさえた光は 希望にもどこか似ている

物語は続いてくページが途切れるまで
人を愛することで自分を愛そうと思う

変わらない 日々の退屈や 卑屈さえも
風になって吹いてく 明日へ

誰かが 歌う愛にごまかされそうなら
時には汚れてみないかと裸になった

答なんてないなら自由が約束されてる
ゆがんでるくらいが丁度よかったりする

ドラマにあるようなつまらない生や死を
鼻で笑う僕らには少し世界は美しすぎる。

2016/07/30 (Sat)

[8114] にわか雨
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言葉にできないことが僕にはありすぎる
人への感謝も憤りも言葉にはならない

凝りのように抱えてる 不安や焦りを
隠せずに 今日も誰もが生きてる

それを下手くそな笑顔でごまかしてたら
ある時、涙になって頬を伝うのでしょう

それはまるで予報にはない
にわか雨のよう 差す傘もない

だから誰かの優しさが傘の代わりに
僕を 濡れないように悲しみから守ってくれる

その時こそ僕の気持ちは言葉になるのだろう。

2016/07/30 (Sat)

[8115] 虹が生まれた日
詩人:どるとる [投票][編集]


笑った顔がやっぱり君には似合うね
ずっとこのまま時が止まってほしい

虹を降らせる 雨上がりの空が
真っ白な画用紙に悲しみを描く

一人が二人になっただけなのに
それが 今の僕には何より心強いんだ

虹が生まれた日 僕は悲しみと喜びを知って
人を愛すことの幸せとその難しさを 知った

つないだ手から伝わるぬくもりは
あるはずもない 永遠をくれました

いくつもの 日々が思い出になっていく
宝箱にしまった色とりどりの宝石

君がいることが僕にとって 一番大切なことになった

君と出会って いくつの季節が過ぎたかな
指折り数える暇もないくらい忙しかった

色を変えてくすべて
存在するものは 等しく 変化を 遂げるもの
でも僕は思う
変わらないものも確かにあると
それは形を持たぬ気持ちだ

虹が生まれた日 僕は悲しみと喜びを知って
人を愛すことの幸せとその難しさを 知った。

2016/07/30 (Sat)
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