詩人:どるとる | [投票][編集] |
歩き疲れた 体を夕日にさらして
今日あったこと 思い出そうとしていた
覚えたのは たいしたことはないよ
嘘のつき方 上手くなってもむなしいだけ
笑おうとすると笑えなくなった
笑おうとすると 泣くようになった
ゆっくり歩いてるつもりでも
すぐにたどり着く明日
変わらないことの幸せと 変わらないことのむなしさで満たされ
ただ過ぎてくだけの デイバイデイ。
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終わらない 夜の真ん中で 待っているよ
可愛い顔した 猫のように凛として
満月が まばゆい光を 降らせてる
待ちぼうけをくわされてる 表通りで
傘なんか放り投げて
どしゃ降り雨の中で
ステップ踏めば
ほら 心も 躍る
今夜は どうやら
眠れそうにない
でもそれが嬉しい
食べ尽くしたお皿の上に 盛られた時間
胃が爆発しそうなほど食べたはずなのに
その美味しさに舌鼓をうてば
もう引き返せない 魅惑のパラダイス
どこかの 名前も知らない街角で
女と男が 出会う 映画みたいだ
ワインなんて 飲めないけど
酔うだけなら 雰囲気だっていい
口づけをしよう 魔法仕掛けの
誰かが 始めた名もない物語
世界は 歩き出すよ
ひとりでに
傘なんか放り投げて
どしゃ降り雨の中で
ステップ踏めば
ほら 心も 躍る
今夜は どうやら
眠れそうにない
でもそれが嬉しい。
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嘘とハッタリで ここまで渡ってきた
騙し討ち 猫だまし 駆け引きランデブー
知識の階段を上っていく
発育も目覚ましい
今にも 狂いそうな
喜びが 溢れ出してる
終わらない夜に 何かを探してた
サバンナの夕暮れに
都会の喧騒に
不意の誰かの思い付きや悪企みに
それは そっと 隠れてる
まだ名もないブルースだけど
もう誰かの 心を その色に染めている。
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ぼんやりした頭を 重たそうに
抱えながら 君は歩いていく
真夏には何をする 気にもならない
温度計は 沸点を越えてる
まばたきひとつで 変わる景色が
少しずつ 愛しくなっていくのは
この街が 見慣れてしまってるから
飽きるほど歩いたこの道も味わい深い
雲をならべた空を見上げて
心をしばらく あずけた
風に寄りかかって立っている
僕もあの屋根の上のカザミドリ
今日気づいたいくつかのことは
思い出せないから忘れたふりだ
ありふれた 気持ちに染まっていく
すべてがこの世界のひと欠片
パンクした 自転車で歩くような 路程
どこまで行けるかな
いつまで続くかな
答えのない 答え合わせ
宛もない 明日の空は 今日と同じ ブルー
まばたきひとつで 変わる景色が
少しずつ 愛しくなっていくのは
この街が 見慣れてしまってるから
飽きるほど歩いたこの道も味わい深い
昨日より少しだけ新しい。
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家に帰ったらまずは手洗いうがい
そして しばらく落ち込んで惚ける
コンビニ弁当レンジで温める
今日あったこと 思い出しながら
自分とさえ 向き合うことができない
だけど とにかく隙あらば笑う
何気なく 過ぎてく僕らの毎日は
なんとなく どことなく何かが悲しくてうれしくて
何色でもなく どんな形とも言えなくて
「生きている ことが楽しくて仕方ない」
そんな気持ち 滅多には味わえないけど
生きていこうと 決めたからには
誰かの世話になりながらも
生きていこうと とりあえず前を向いたよ
ない希望を あるように 思いながら
元気な人を よそおう日々に疲れた
誰もが似たような暮らしをしている
その中でやっと見つけた小さな幸せ
生き甲斐ってやつを 持ってる奴はいい
目的もない人は何を宛に生きていけばいい?
昨日 今日 明日 年をとればとるほどに
時間が過ぎるのが早い気がしてる
なんだかんだもうこんな年です
もう若いなんて言えない年になりました
若さを言い訳をしてきたけど
それももう通用しないね
どこかで頑張る名も知らない誰かを
僕も見習って 生きていこうと思った
時間を追いかけているというよりも
時間に追われながら生きている
誰もがそれぞれの暮らしを抱え
今日も 人知れず泣いて笑って
それを誰にも誉められることもなく
それでも一生懸命に生きているんだ
何気なく 過ぎてく僕らの毎日は
なんとなく どことなく何かが悲しくてうれしくて
何色でもなく どんな形とも言えなくて
「生きている ことが楽しくて仕方ない」
そんな気持ち 滅多には味わえないけど
生きていこうと 決めたからには
誰かの世話になりながらも
生きていこうと とりあえず前を向いたよ。
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正しくいようとすればするほどばかを見る世の中なら正しさは何のためにあるのだろう
道に落ちてる空き缶ひとつ 拾えない僕に
一体誰を愛せるというのだろう
一体何を守れるというのだろう
頭が痛くなるほど考えた すべては
空き缶を捨てた人も誉められたもんじゃないけど
落ちてる空き缶を見て見ぬふりした僕も同罪だ
人を思う気持ちを 当たり前のように大切にしたいな
どれだけ 時が流れてもそれだけは 変わってはいけない
何かと便利すぎる世の中だから
人はなるべく苦労を 避けたがるけど
誰かのためにする苦労なら苦労とは思わない
目の前で誰かが 困っているなら
手をさしのべる 余裕をいつも持ってたい
これだけの人がいるのに ただ一人に注意を向ける人はいない
愛なんて ドラマの中だけのものだよ
見上げた夜空に 輝く星を 数えながら
君と歩きたいな
永遠の時間なんていらない
一瞬でも輝ければ
僕も星になれる
誰かを思う気持ちと気持ちの 間にはさまれて生きている
あなたが僕を思うとき僕もあなたを思うだろう
つまらないことで 人の命を奪ったり 傷つけたりする世の中でも
誰かを 愛する人の優しい眼差しが 灯っている
世界を照らしているのはそんな 人たちの思いだ
目を閉じると 今も
まぶたの裏に映る
誰かの 眼差しが
ぬくもりが
この手に 今も残されている
それは僕が愛されていた紛れもない証
何かと便利すぎる世の中だから
人はなるべく苦労を 避けたがるけど
誰かのためにする苦労なら苦労とは思わない
目の前で誰かが 困っているなら
手をさしのべる 余裕をいつも持ってたい
出来れば 君を思って 笑っていたい。
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寒い雪が降る夜には 誰もが 笑ってその日を待ってる
きらびやかに輝く 星飾りで お洒落したツリー
今夜は誰もが 幸せな気持ちになれる
僕は そう祈るよ
今夜だけは 奇跡が起きればいいな
泣いてる人も笑って過ごせるように
粉雪が 道を白く染めていくのを
どこかで見てるサンタクロース
もしも 願い事がひとつ叶うのなら
世界中の人たちの幸せを祈るだろう
悲しみなんか忘れてしまうくらい
今日という日が 素敵な夜であれ
その日だけはわがままになってもいいよ
この街はケーキ ろうそくは街の灯
しんしんと降る雪は言葉にならない 気持ちにさせる
目を閉じても 消えない静けさの中に 咲く思い出
子供の頃、僕がまだ君くらいのとき 楽しみだったよ
僕は後回しでいいから 誰かの心にプレゼント届けてよ
子供の頃に 出会ったクリスマスのように同じときめきをあなたに
窓の向こう 恋人を待ってるあの人は
手を寒そうに擦りあわせながら
空を 見上げてる その顔には笑顔
幸せとはきっとそんな何気ない瞬間のささやかな喜び
今夜だけは 奇跡が起きればいいな
泣いてる人も笑って過ごせるように
粉雪が 道を白く染めていくのを
どこかで見てるサンタクロース
もしも 願い事がひとつ叶うのなら
世界中の人たちの幸せを祈るだろう
悲しみなんか忘れてしまうくらい
今日という日が 素敵な夜であれ
今までのどんな
夜より 素敵な夜になれ。
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画用紙に 描いた夢
君はどんな夢を
持っているの
僕に教えて
こっそりと
僕に教えて
誰にも言わないから
サンデー サンデー
いつものサンデー
笑って 泣いて
今日もまた明日
明日も元気で
笑えたら いいな
サンデー よろしく
サンデー とにかく
面倒なことばかりだ
マンデー チューズデー
サンデー 今日は
サンデー いつもの
サンデー 今日は
でもいつもとは
少し違う でも
どこが違うのかは
わからない。
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昔の人が 空を見上げて星に名前をつけた
遠い昔のずっと昔のあなたに会いたい
流れる風の 足跡を追いかけて走る
翼もない僕は 大地を一歩ずつ歩いてく
他愛ない 笑い声にいつも囲まれながら
幸せそうに 僕ものんきに笑いながら
この先にあるのが悲しみだと知ってても
僕は行くだろう
誰かが落とした涙を道しるべにして
地図にはない 場所へ行くための
果てしなく宛もない旅路になる
今日の思い出を 抱きしめながら
車窓に映る 遠ざかる街並みを
僕は 胸に忘れないようにとどめて
今あるこの時間の重みをかみしめて
川の流れを止められないように時間は
流れるまま 今を過去に変えて未来に手渡す
花束を 風に束ねて
空の果てまで
届けと祈る
僕の声はほころんで
綿毛になって 一足先に旅に出るよ
午後の窓に映る 景色 それはまるで
いつか見たような 夢で見たような
縁側で並んで見た夜の月も
あの日流れた星のかたちも
僕は二度と忘れないように 刻むから
いつかの気持ちを思い出している
生きている 花も
風も 命のかたちは様々
心が 醜いから
美しいものが 見えないというなら
僕の心もまた 命ある ひとつの輝き
胸に手をあて 鼓動に 聞くよ
地図にはない 場所へ行くための
果てしなく宛もない旅路になる
今日の思い出を 抱きしめながら
車窓に映る 遠ざかる街並みを
僕は 胸に忘れないようにとどめて
今あるこの時間の重みをかみしめて。
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春を待たずに 旅立った
君に手紙を 書いている
下手くそな文字と 君は笑った
相変わらず 下手くそなまま
今年もまた 桜が咲きました
見事なものだと 思います
時が過ぎても今も忘れられぬ面影
そんな僕の弱さを君は笑うかな
春だというのに どこかもの寂しいのは
大切なものが 僕にはひとつ足りないから
わがままかもしれないけど
また会いたいよ
叶わない願いだとしても
星が流れれば 願うのはそればかり
雨が洗った 街並みを 傘を差して歩いた
宛もなく ただふらりと さまようけど
何を僕は 探しているんだろう
シャツを一枚 重ねて 寒さをしのぐ
もうすぐ 暑さも 忘れてしまうだろう
僕は君のために歌を作ったんだよ
言葉にできない思いを込めて歌う
この街に消えない悲しみがひとつ
ただ一人の人の幸せを祈った
僕は誰のために 生きればいい
迷子になった歌声
誰かのために 生きると決めた
あの日の 僕は まだここにいるのに
暮れていく街並みため息とベランダ
路地裏の暗がりと 猫のあくび
もう何度目の夜明けだろう
数える暇もないまま
時が過ぎても今も忘れられぬ面影
そんな僕の弱さを君は笑うかな
春だというのに どこかもの寂しいのは
大切なものが 僕にはひとつ足りないから
わがままかもしれないけど
また会いたいよ
叶わない願いだとしても
星が流れれば 願うのはそればかり。