詩人:どるとる | [投票][編集] |
歩き疲れた 体を 労るように
優しさを傷痕にあてがう
絆創膏の代わりくらいにはなるかな
暮れかけた街の 隅っこで
言葉にならない 悲しみを抱いた
重ねた手のひら
伝わるのは 理屈じゃない ぬくもり
唄うように 命をひびかせる心臓が
とくとくと 絶えず脈打ってる
明日のあなたに手紙を残すよ
膨大な知識より 血の通った 気持ち
いくらお金を出しても買えない
あなただけが知る 澄んだひびき。
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開いた傘の上に落ちた大粒の雨粒と
重なるように 鳴った無数の音
爪先で 踏み越えた未来のライン
届くかな 君を呼ぶこの声は
ずっと君のそばにいたいな
いつの間にか 固く結ばれた口から
あふれ出す メロディ
雨上がり見上げた空に 架かる虹
何でだろう 誰かに会いたくなる
心弾ませ 踊って
心まであの空と同じ色に染まって
飛べそうもない空に 腕を広げたよ
ずっと 長い時の間に忘れた空の飛び方
風をつかんで 舞い上がるように
消えない思いを つなげていくんだよ。
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どんな言葉で 飾っても愛は愛のまま
変わらない笑顔でこの世界を照らしてる
ポケットに いれてた小さな夢は
いつしか 二人の夢になっていた
病めるときも
健やかなるときも
永遠を誓いますか
君がいるから
出来ることは
二倍になるよ
君がいるから
重たい荷物も
軽々持てるよ
君がいるから
二人で悩めるよ
二人で迷えるよ
君がいるから
雨の夜でも
寂しくないよ
寒い夜でも
あたたかいよ
心まで
いつの日か伝えられるかな
胸に隠した思いを 勇気を出して
流れる時の その先に待つ 未来が
たとえば 悲しい未来でも 二人なら
笑って 泣いて
たまには喧嘩して
過ぎてく 日々
君がいるから
喜びも ひとしお
悲しみも半分
君がいるから
同じ思い出を
共有できるよ
君がいるから
僕が悲しいとき
君に慰められて
君が悲しいときは
僕が慰めて
代わり番こに
慰めあえるよ
つまらないはずだった人生が がらりと変わったよ
大切なことは きっと ただひとつだけ
僕が 確かに君を愛していること
そして 君が僕を愛していること
その二つだけが 確かなら 幸せは すぐそばに
君がいるから
出来ることは
二倍になるよ
君がいるから
重たい荷物も
軽々持てるよ
君がいるから
二人で悩めるよ
二人で迷えるよ
君がいるから
雨の夜でも
寂しくないよ
寒い夜でも
あたたかいよ
心まで。
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ペルセウス流星群 追いかけていくよ
遠い思い出の彼方へ 続く道を辿って
きれいな幻に 魅せられながら
いくつものドアを ぶち破って
ここにおいで 飛び魚のステップで
水しぶきあげながら 飛び込み台から まっ逆さま
ああ 夜をひとつ飛び越えて月を盗む
悪く思わないで 幸せは早いもん勝ちさ。
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はみ出しそうな思いのままで
駆け抜けていく火傷しそうな熱い砂浜
胸に実った恋心 ぶら下げて
輝く バナナムーン
ちょうどいいから 腰かけた
ちゃちなプライドと引き換えに
落ちてきそうな星を 一掴みにして
君にあげるよ 押し寄せる波は
岸壁を 削り 荒々しさの中に
優しさを 秘めている
たゆたう 椰子の実の記憶
遠い南の島の宴
七色の夢を見てた 覚めないでと願ったよ
つま先を水面に浸すと 冷たい
沈めたら そのまま帰らない日々
落ちてきそうな星を 一掴みにして
君にあげるよ 押し寄せる波は
岸壁を 削り 荒々しさの中に
優しさを 秘めている。
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ガタゴト走る電車は 暮れゆく街を行く
名前も知らない駅をいくつも過ぎて
僕を運んでく まだ知らない明日へ
窓から見える 空には月が輝いていた
ほんの 少しの奇跡が 今日僕の世界を 変えた
窓の外の景色が いくら移り変わっても
いつまでも 変わらない思いがここにある
つないだ手を離さなければ
永遠にだって 輝いていられる
それは誰かがくれた ささやかな奇跡
言葉にできない思いが胸に蓋をする
期待するその前に じたばたしてみよう
人口の光が 照らす夜通し明るい街では
暗がりを探すほうが苦労するくらいで
旅立つ君に 贈る言葉は きっと もうない
さよならと 手を振って 遠ざかる背中に
駆け寄って 抱きしめた あの日よ
いつまでも終われない物語
その先の続きが知りたくて
時の流れに逆らい走り出す
窓の外の景色が いくら移り変わっても
いつまでも 変わらない思いがここにある
つないだ手を離さなければ
永遠にだって 輝いていられる
それは誰かがくれた ささやかな奇跡。
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今夜 みんなで集まって見にゆくぞ
なんとか流星群
この街でいちばん高い丘にのぼって
そこから眺める夜空は
とても綺麗だろう
天体観測なんて 洒落たものじゃない
ただ図鑑と照らし合わせて
星の名前をあれこれと探すだけ
あの頃の僕らの生き方を 今の僕らは見習わなくちゃ
大切なことを 忘れたまま生きてる
僕らは 悲しいから
追いかけるんだ あの日なくした
星のあしあとを
思い出が残していった影を
大人になって ため息ばかり吐いてる
楽しくもないのに笑って
何のために僕はいて
誰のために生きているのかさえ
皆目わからない
いつの間にか 義務的に生きてる
教科書を 広げても知識は 得られても
計算しても 答えは出ない 本当の大事なものは自分で見つけるんだ
誰かをはじめて好きになったときの
あの胸の痛みを思い出して
少しだけ 人間らしくなれた気がした
駄目な自分自身を
殴れるのは自分しかいないと気づいて
気がすむまで殴った
涙が傷に染みた
廃線になったレール 赤く錆びた切り返し地点
隙間からのぞく青空 伸び放題の雑草
少しはマシに なれたかな
あの頃の僕らの生き方を 今の僕らは見習わなくちゃ
大切なことを 忘れたまま生きてる
僕らは 悲しいから
追いかけるんだ あの日なくした
星のあしあとを
思い出が残していった影を。
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なんとなく生きて日々をつないで
とりあえず今日笑えればいいと思った
暇さえあれば 人の陰口をたたき
腐ってく自分を もう一人の自分が見てる
日が暮れた道の上に雑草が生い茂り
凄まじい生命力で 背を伸ばす
街の雑踏 雨のように 降り注ぐ足音
優しさの 感じられない冷たい 東京
柄にもなく誰かを愛そうとすると
心ない言葉で傷つけられて
人を信じられなくなるよ
どうしたもんかと 途方に暮れる
見上げた 空に 一面の星空
弱い心を 見透かされたような気がした
手習いのアコースティックギター
譜面に 込めた思いを越えて
君に伝えたい思いはひとつ
名前のない 不確かな 思いだけれど
もしも受け取ってくれるなら
僕は何度でも 君に愛を歌うよ 声が渇れても
綺麗な花の中に 汚い雑草が伸びて
養分を吸って 花を枯らす
僕は誰かの 邪魔でしかないのか
でも ここにいるよ
必死に生きてるよ
名前こそないけど 同じ命持つ 生き物
こんなにたくさんの人がいるのにな
人を思いやることをできることが
なぜできないのか
そこで泣いている人にハンカチを差し出すことができないのか
柄にもなく誰かを愛そうとすると
心ない言葉で傷つけられて
人を信じられなくなるよ
どうしたもんかと 途方に暮れる
見上げた 空に 一面の星空
弱い心を 見透かされたような気がした。
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まだ夢を見ている 街は眠りの中で
ミルクとコーヒーを混ぜたような空
猫が僕の頬っぺたを舐めて 起こした夜明け前の出来事
突き刺さる陽射しはまぶしいほどに
僕のまぶたに 人懐っこく寄り添って
暗闇を なぎ払ってここに来てよ
とっておきの私を用意して待ってるわ
描いたイメージ 膨らんで破裂した
円周率を読み上げながら 果てた
回る ホロスコープ 覗き込んだら まだ見ぬ未来
喜びの歌よ この退屈な世界を 変えてよ
忘れかけた 気持ちを取り戻したなら
雨の中で饒舌なトークとステップ決めて
いちばん綺麗な私をその瞳に届けよう
不埒な 思いも連れていくの 確信に迫る
答えあわせなんてもう必要ない
唇重ねたらもう引き返せない ラビリンス
突き刺さる陽射しはまぶしいほどに
僕のまぶたに 人懐っこく寄り添って
暗闇を なぎ払ってここに来てよ
とっておきの私を用意して待ってるわ。
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何万光年も 離れた場所からでも光は届く
ふわり君の髪の匂いを夜が包んでいる
名前も知らない星の光を追いかけて
追いつける筈もないのに走る
数えきれない星が夜空を埋め尽くして
誰かの願いを運び届けてくれる
銀河を走る 列車の窓から見下ろした
遠くなる 街並みは彼方に消えていく
あれはなんていう星なのかしら
君が指差した先には輝くベガ
ずっと昔に 見た 少年と美女が旅する
物語の中に 出てきたよ 銀河を走る鉄道
君は ページをひとつめくって微笑んだ
大好きな季節の到来を待ち望みながら
いつかたどり着く夢の終わりにある
結末というやつに今もおびえている
銀河を走る列車の窓から投げ捨てた
涙は 星になって夜空に輝いた
宝石みたいに 輝いた 名前もない星よ
まだ知らない明日を まばゆく照らして
引かれた線を なぞるように
歩いてきたけれど
ここからは 道を外れて
少しだけ 危なげな旅だ
数えきれない星が夜空を埋め尽くして
誰かの願いを運び届けてくれる
銀河を走る 列車の窓から見下ろした
遠くなる 街並みは彼方に消えていく
あれはなんていう星なのかしら
君が指差した先には輝くベガ。