詩人:どるとる | [投票][編集] |
恋をした 人の胸に咲く花は
つつましい色をしたきれいな薄紅色
声をからして 叫ぶ名前は
この世界で ただひとり
私が愛した人
白い雪が手のひらにそっと落ちて
言葉を 吐き出すまもなく
解けてなくなる
ほんの数秒の出来事
今夜 空を見上げる人たちは
永遠を願いながら
星に 祈るでしょう
大切な人の幸せを
みぞれのように 固く握った雪のかけら
この街を明日の朝には 覆い尽くして
言葉巧みに 愛を語ろうとしても
吐き出したそばから 唇を離れてく 願い
七色の 虹を描いた明日の空に
悲しみは ひとつもないことを
あなたはまだ知らない
僕もまだ知らない
赤と緑に染まった 街並み
今夜だけは涙はいらないだろう
白い雪が手のひらにそっと落ちて
言葉を 吐き出すまもなく
解けてなくなる
ほんの数秒の出来事
今夜 空を見上げる人たちは
永遠を願いながら
星に 祈るでしょう
大切な人の幸せを。
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悲しい季節は 春ともなく 夏ともなく
冬を 隠した 白い雪が落とすかげろう
ページを またひとつめくった先に
始まる物語 私は今寂しいのだろう
どんな言葉を 知ってても
言葉にできない 気持ちもまた 知ってる
悲しみが何度 私の心にたずねてきても
春は何度もやって来るから 僕は笑うよ
強く 強く風に 立つ 花のように。
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どんな言葉なら 君は笑ってくれるの
足りない 優しさを集めて空に放つ
もう二度と消えない足跡を刻もう
忘れないように
割れるような 拍手で迎えてよ指折り数えても足らないこの喜びを
ときめくような瞬間を積み重ねてく
世界を見渡せば広すぎて迷うから
とりあえずはこの小さな一歩から 始めましょうか
言葉を 使わずに心を通わせられたら
戦争なんか 明日からでも消えてなくなる
今なすべきことを きちんとわかること
それが 大事なんだよ
夜を飛び越えて 会いに来て すべてのはじまりはいつでも今
歌を聞かせて 悲しみを忘れるための
なくした色を 思い出せたなら
はじまりのうた ドから奏でていく 最初のステップ
僕はなんだ
君はなんだ
世界はなんだ
疑問は晴れて
いつか答えに
たどり着くとき
その日を 待ってる
割れるような 拍手で迎えてよ指折り数えても足らないこの喜びを
ときめくような瞬間を積み重ねてく
世界を見渡せば広すぎて迷うから
とりあえずはこの小さな一歩から 始めましょうか。
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走るスピードにまかせて 風を切る
夜明け前 どこまでも続く道を行く
右足を前に出せば左足も前に出る
その繰り返しでどこまでも行ける
あきらめるのはいつでも出来そうだ
あきらめないでいることが
今の僕にできる ただひとつのあがき
風を うまくつかんで空を飛ぶ鳥を見た
照準を絞って 撃ち放つ 止まれない思いを
走らせて いつかあの光に ふれたい。
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夕暮れの街を 北風が通りすぎます
北風小僧の手紙 ポストに 今朝届きました
今も消えない あのメモリー
今も聞こえてるあのメロディ
僕は 今も ずっと思い出のなかを
さまよう風さ
積み重ねてきた言葉を
空に向けて放つ
ほらね 世界はこんなに広い
答えなんてない
やっと気づいた。
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ふるえるような 孤独を抱えて
誰もが 生きてると言うよ
僕だけの痛みは僕だけのもので
だから誰も肩代わりはできないのさ
だから終電は 過ぎてく 夜の向こうへ
夢に見たような明日を探して。
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夜明けが 突き刺さる 目を眩ませる
光は 集団になっておまえを 囲い込む
急ぐのなら 迷う暇さえないだろう
扉を開けて
夜明けが 突き刺さる どんな正しさも今だけは 見えないまま
目の前にある世界だけが すべてだと信じてる
時計は 回想のレールを走る
かけ上る
かけ上る 空へ
夜明けが 突き刺さる 目を眩ませる
光は 集団になっておまえを 囲い込む
急ぐのなら 迷う暇さえないだろう
扉を開けて
太陽の下で 笑うよ。
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パレットの中にまたとない色を想像する
冬の降り積もる真っ白な画用紙に描くのは世界
最後の輝きは ひときわ輝いて 世界を照らす
目の前に 広がる色彩
あふれる 赤 青 緑
何色に染まろうか
引かれた線を越えて
常識を 捨て去って
残った 優しさが 花を咲かすから。
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代わる代わる
変わる時代の色に
移ろいゆく
季節の果てに
なにがしかの不安となにがしかの期待
虹のたもとへ 心は帰る
また明日笑える
そんな小さな 幸せを思いながら
砂漠をゆく 駱駝の
海原をゆく 鯨の
その 瞳に 命は輝く
燃える朝日の向こう
ただひたすらに道は伸びる。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕を 今、悩ますすべてに問いかける
渦にも似て とぐろを巻く 不安の影よ
おまえは 一体 何のために私を さいなめるのだ?
自問自答の エブリデイ
ひび割れた窓の向こう
飛んで行きたいよ羽根があるなら
耳にあてがうイヤホン
行きつ戻りつ
回想の電車は走る
ブルースから
ロックンロールへ
流れていく ローテーション
この世界を支配する退屈よ 死んでくれ
何も言わせないための常識なら無い方がマシさ
雑踏のざわめきを聴きながら
世を儚む
「正しい正しさ」なんて 多分ひとつもないよ
だから僕らは 間違えるのさ
まっすぐ立つために
木枯らしに 背を向けて 走り出す
北風こぞうの真似事
それは緩やかな
しかしながら 厳かな 回転
始まりと終わり 対なすもの その凡て
ああ知らないことこそが罪であるならば
僕らは あまりにおおよそを 知らなさすぎるね
偉そうな人達に教えられたことは
人を羨むことと人を憎むことの どちらかだ
耳にあてがうイヤホン
行きつ戻りつ
回想の電車は走る
ブルースから
ロックンロールへ
流れていく ローテーション
この世界を支配する退屈よ 死んでくれ
何も言わせないための常識なら無い方がマシさ
ねえいっそ 命なんて危ういものを持ったことを 憎んで生きようか。