詩人:どるとる | [投票][編集] |
いつまでも
いつまでも
どれだけ流しても
止まるのはその場しのぎでまた涙は流れるときには流れる
よくないことが起きるような気がして仕方ないから
少しだけ しゃべりすぎの口をふさいで
君の言いたいことを聞こうじゃないか
今さらポテサラだけど
涙を 言い訳にして
僕はなんて人間なんだと自分で自分を恥じる
それでもまた何度でも同じ失敗を繰り返す
おしゃべりだと思わないの?
そういう君は
でしゃばりだろう?
二人はおしゃべり九官鳥のようにほら言葉を吐き出せばほら止まらないリズムで一日中下手したら話し込んでいる
ピーチクパーチク
うるさいな
そういう僕も
うるさいな
結局は最後はお互いに謝りあっておしまいよ。
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僕が君を思うように
君が僕を思うように
この世界のすべての人は誰かを思ってる
誰かを思いながら切ない気持ち抱いてる
思い思われることが
どれだけ大切なことかはまだ小さいからわからない
けれど 伝えたい
けれど 伝えてほしい
そう思うよ
だから思い思う日々
君を思い思う日々
そして思われる日々
気持ちや思いは目には見えないから
さぐり合うしかないのさ
だから 伝えてよ
話を聞かせてよ
見えなかった気持ちが少しずつ 見えてくる 不思議なことが今起きてるよ 目の前で
君が光って見えるのは幻なんかじゃなく
それは確かに本当のことなんだろう
伝えて 今度こそ
君自身の言葉で
伝えたい 僕も
僕自身の声で
嘘や偽りなどない
本当の気持ちを
君に見せてあげたいから
この世界でいちばん
好きな人にたとえば
すべて気持ちを伝えるのは無理だから
少しずつ 少しずつ
時間がゆるすかぎりで伝えてゆきたい
気の遠くなりそうなはるかな旅の中で
書き記す日記帳みたいに ほら 君への思いを書き留めてさ
今 考えたから
ほら 今、言葉にしていいかい?
思い思われることが
どれだけ大切なことかはまだ小さいからわからない
けれど 伝えたい
けれど 伝えてほしい
そう思うよ
何度でも何度でも
それこそ
押しては引く波のように言うのさ
愛は終わりを知らないから
ほら 君が僕を思うように
ああ 僕が君を思うように
互いを思い思うことが明日の夢を膨らませるのさ
だから 今日も悲しいから思わないんじゃなくてさ
そうさ いつでも悲しい悲しくないに限らずに思う ことが大事なんだ
やっと 気づいたから
今も君だけを思い
僕はその君に思われてる
そんな素敵な予感
感じあえたなら
毎日、幸せ
僕だけじゃなくて
二人で二人を思い合うことが素敵なのさ
だから思い思う日々。
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今日も君を思っているよ
まるで映画のラストみたいだ
二人 寄り添って
気持ちを言い合う
こんな 僕なんかに
愛をくれてありがとう
本当はもっとうまく言えたらいいんだけど
ごめんねいつも何もできなくって
役立たずにもほどがあるよね
そんなふうに言う僕を君は泣きながら
抱きしめてくれた
あの日の夜
君のことを思うだけですぐ会いたくなる
抱きしめてほしくなる
そして抱きしめたくなる
今を最終回と決めて
君を抱きしめてそしてキスを交わして
永遠を誓ってさ
もう終わりにしよう
ここを最終回と決めて夜の月明かりの下に揺れる二人のシルエット
そんなロマンチックな場面にほら涙が流れればあとはぼくらの最終回は幕を閉じてゆく
めでたし めでたし
拍手喝采 感動の嵐
他人の幸せに指笛とファンファーレ
巻き起こるアンコール
静止する 時間
夢みたいに終わる。
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いつも何気なく見えている景色に見過ごしているものがあるとすれば
それは決して特別なものじゃないけれど当然と呼んでいいものでもない
※『僕らが今 見ている景色は何もかもがすべて特別なものなんだ 』当然な景色だってうぬぼれるくらいなら思え
たとえばいつも何気なく見ている空が特別なものだと感じれたら 詩的(リリカル)な気持ちになる
そこに当然にあるものがもしなかったら 困るもの 沢山あるはずだよ探さなくたって
だから 見過ごさないで
いつもなら通り過ぎてしまう通りにも
咲いているはずだ
沢山のキラキラが数えきれぬほど
たとえばそこに咲いている花がそうだったりするんだ
ほらその花はそこにあるものだ だけれどなかったものでもある
そんな不思議
抱きしめて今あるすべてに感謝しなさい
生きているなら
君だっていなかったものだっておかしくないから
ねえ…
知らないうちに見過ごしてしまっている鮮やかな色は君に見つめられるのを今か今かと待ってる
節穴じゃないだろう?君の瞳は
ならば目を凝らしてさ 真実の眼を開け
そしてその中に輝きを映し出せ
雨上がりの虹だって
駅のホームの金網はさんだ 道の片隅咲く花だって 君を元気にしてくれるよ
きっと学校より塾なんかより教えてくれることは多いはず
南下して行け
寒い北の国なんか飛び出して
たとえばそこに咲いている花がそうだったりするんだ
鏡に映る自分はここにいるものだ だけれどいないともいえる
そんな不思議
抱きしめて今あるすべてに不思議がれ
地球というこの惑星に生まれてこれたその幸せを体中で 心で感じよう
大げさなことじゃないさ
いいじゃないか夢見がちだって
リリカルな毎日のほうが楽しいから
特別なものは見たいと思わなきゃ見えないんだ 誰にも
※
特別なものを見る為の目ならここにある。
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一円が足りないばかりに買えないものがある
そのために二度手間を食うこともある
一円を笑う者は一円に泣く
もっともだと思わないか?ばかにしないで。
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春をこえて花開くはずのつぼみ
僕にはひとつも咲くつぼみはなかった
愛する人ははじまりの季節の手前で桜が咲くより前に溶けるように消えた
僕は求めすぎていたのかもしれない
君のそんな気持ちを見透かせず
自分が自分で嫌いになってしまったよ
桜のあのきれいな色
僕の瞳に今 咲き誇る
はじまりの季節はもうすぐそこまで来てるのに始まるものなど何もなく
ただ僕は終わった恋を引きずりながら未練がましく 生きてるだけの愚か者さ
咲いては散る花の運命を恋と結んだなら
別れることも運命だったのだろうか
今、そう思う
桜の季節はもう来てしまうよ 目の前だよ
それなのに 肝心の君はいなくて 寂しさや切なさをそして喜びを分け合う人もいない
桜よ 咲かないで
僕を 傷つけないで
はじまりの季節に始まるものなど何もない僕にはただの春だから
はじまりの季節はもうすぐそこまで来てるのに始まるものなど何もなく
そう僕は終わった恋を引きずりながら未練がましく 生きてるだけの大馬鹿者
桜は咲くために
咲く
僕はなんのために
生きているのか
そして生きてくのか
わからなくなったよ…
今 立ち止まる春の手前
つま先 踏み込めず
ただ悲しくて
ひとり 泣き崩れる
はじまりの季節
だけれど僕には
始まるものなど
何もないから
ただの春
桜が咲くことさえ
何が美しいのか
そんなセリフも
簡単に吐ける
愚か者
どうして僕は君を傷つけてしまったんだろう
追憶の季節
今記憶をたどりよみがえる
そこに見えるのは悲しい恋の終わり
そして楽しかった君との日々。
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晴れるのを待って
自転車のサドル跨り
いつでも発進できるように右手はギアにかかってる
そして右足はペダルにかかってる
いつまでも考えたって不器用なこの僕じゃ出る答なんかたかがしれてるから
諮詢している思い
たとえばたまには
振り切って
まだ雨がぱらつく
空の下へ出よう
そのうちやむだろうって 心のタンバリン鳴らして
少しくらい無謀だって笑って見過ごせるような強さもてなくちゃ先はないぞ
晴れ待ちレイニーデイ
すべてを濡らす
雨の中 すり抜けて
どこを目指すつもりだろう
わからないけれど
走る がむしゃらに
宛もなくただ走る
行き交う 通りがかりの誰かに そんなに急いで どこへ行くの?って聞かれたら僕はなんて答えるだろう
多分ね思うに
無視してしまうね
晴れるのを待ってるくらいなら
小雨になったら走り出そう
こわがらなくて大丈夫
勇気なんて 出るものだ
晴れ待ちレイニーデイ
誰でもぬらす
街の中 駆け抜けて
どこに向かうつもりだろう
わからないけれど
走る がむしゃらに
夢もなくただ走る
明日は何色だ?
なんてこと聞かないよ
どーせ何も答えちゃくれないんだろう
晴れを待たずに
駆け出そう 雨の中
濡れるってのも
雨もしたたるいい男ってなもんで かっこいい気がするぜ
さあ 行こう
四の五の言うのは
あとでもいいさ
さあ 行こう行こう。
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こみ上げる切なさで涙が抑えきれないよ
心の中まで照らす
夕暮れが優しいから
僕は感嘆のため息つくより先に涙を流すよ
先に進むためのドアに手をかけて でも開けられなくって
もう少し考てみたら何か見えますか?
何かこたえ出ますか?
すぐ真横を走り去る上りの各駅電車
ちょっとの遅れで乗り過ごした学生
しばらく立っていたけどうなだれてガラガラのホームにひとり
やがて冷たい椅子に腰を下ろした
まるで僕の人生
かいま見てるようで
悲しく 悲しくなったよ
夕暮れはまだ赤いまま夜に抵抗してるみたい
燃えるようなこの思いを言葉にしろと言われたとしたら
僕は言葉にできずただ笑うことしかできない
だから僕は今、悲しくてもその悲しさをごまかすことで自分自身を守ってるつもりでいるのさ
空が夜明けの次に多分いちばんきれいに見える時間
街中に優しく響き渡る
五時のチャイムが涙をそっとぬぐってくれる
世界の果てまでも染めていく勢いの橙の空が 僕にくれたものは 何の変哲もない優しいぬくもり
ああ 僕は乗り過ごした電車を忘れて
次の電車を待つよ
気長に行くよ
すっかり夜にのみこまれた街
人影も見当たらない
帰り道
ひとり ぱらついてきた小雨に傘もささずに
ずっと あの学生が電車に乗れるまで眺めていた
雨に濡れるからだと
涙に濡れる心
どこまでもつかはわからない
だけれど僕は進むよ
明日また明日へと
この心 壊れる時まで
何度だって 乗り過ごすだろう電車にさえも 手を振ってやろう
また 僕は 泣いてしまうよ
涙に 限りはないから
雨が際限なく降るように
涙にも際限なんてないのさ
ああ 僕は限りなく明日を目指して行く
悲しい一日だって
口笛 吹き鳴らして
生きている今を
大切にして
何よりも
何よりも
生きていけることを
大事にして
さあ空と僕が泣き止んだら行こう。
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今日も僕はかかしのように空っ風に吹かれてる
本当は誰かに打ち明けたい思いも心の中にしまったまま
枯れ葉のようにね
風にさらわれ今にも
散りそうな
そんな気持ちだよ
悲しみだなんて通り雨だって君は笑うけど
その通り雨がどれだけ辛いのか君だってわかっていようものなのに
君は強いんだね
僕はもう悲しすぎて
涙があふれてしまうよ
世の中の風当たり
気にし過ぎて
赤は止まれ
黄色は注意
青は渡れ
そんな信号機みたいなつまらない常識人になってしまうよ
僕の背中のゼンマイ
回すのは世の中にあらず
僕の背中のゼンマイ
回すのは君だけだよ
回せるのは世界広しといえど君だけだよ
だから 回してよ
また笑えるように
元気 出させてよ
フル回転
くるくる
君を愛したい
僕は君の
君だけの
ヒーローさ。
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問いかけた問いの数だけ答はある
でもかならず答えられる答ばかりじゃない
問いかけてもいまだ返らない答もある
すべてには答えられない 答を導き出すのはいつも僕だ
今日も 積み重なってゆく疑問や問いの数だけ 答がある
けれど 疑問や問いばかり増えて答は増えない
悲しい Q&A
わからないで
ごまかしても
仕方ないことくらい
わかってるんだ
それでも
わからないものは
わからないんだよ
切ない Q&A
問いは導き出せた答の数を追い抜いて
どんどん問いばかりが増えてゆく
どうすればいい?
溢れかえる問いに埋もれて僕は考える人
無い知恵を振り絞る
けれどため息だけしか出ない 毎日さ。