詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕は歩を進める
1より2の方の未来へ
君も歩を進める
より惹かれる方へ
口を開けた不等号みたいにほら欲望に忠実に僕らは歩いてゆく
魅力的な世界へ向かい。
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僕も生まれよう
ビッグバンが起きて地球が生まれたように
何かしらのビッグバンを起こして
僕ももう一度
生まれよう
僕の中からさらなる僕へと生まれよう。
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トマト
しんぶんし
上から読んでも
下から読んでも
同じ言葉として読める
『だから、なんだというのだ』
意味などない。
そう 今あるすべてはそれほどくだらない事
だけどくだらない事がいつでも嬉しくていつでも悲しい
そんなくだらない事にいつも僕らは必死に向き合い生きている
すべてはそんなくだらない事の繰り返しが僕らを生み出した。
それでもくだらないとまだいえるかい?
ああ
くだらない
くだらない。
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一寸先は闇のように気づけば笑っていたのもつかの間でたちまち予想を反して雨が降ってきた
いつもながらに結構なお手前でとかなんとか言いながら渋々飲み干す抹茶みたいな苦い気持ちが胸を突き刺した
どうせ明日も同じことの繰り返しなら生きてく意味なんてないやなんて 言ってるけど死んでいい理由も無いだろう
だから僕は生きてゆくんだよ
悲しくなんてないのさ
これは嘘偽りのない真実の言葉だ
僕は今、とても幸せ
満ち足りている気分
何ひとつ不自由なことなんて何もない
精一杯、強がったってだけの言葉だ
決して狡く薄汚い嘘や偽りなんかとは違うさ
僕は今、ここにいて
ちゃんと地に足を着け生きている
生きていれる
そんな幸せを手にして不満などあるわけもないよ…
だけれどそんな言葉言いながらも頬を伝う涙
真実の先の真実
ほら 光ってる
誰かに慰めてもらいたい
そんな弱く健気な思い
今は闇の中で長い眠りに着いていてね
眠りの森のお姫様のように救ってくれる誰かを待ってるんだよ
きっと
それまで仮初めの真実だ この言葉
ほら 君と出会えれば今ある真実はたちまちのうちに嘘になるから。
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君に聞いて欲しい
詩がある
君に語りたい
言葉がある
ひとりじゃ
悲しくって
悲しくって
仕方ないから
二人で詠おう
イメージの向こう側へ向かう感じで
スピードなんか出さなくていいから
君に聞いて欲しい
僕は語りたい 君に
誰より今、多分君を求めてる
この空をずっとずっとはるか彼方へ吹いてゆく風
今、ちょっと
寄り道して僕らに吹いてくれないかな
二人で詠うために
心地よい風とおいしいケーキと紅茶
おしゃれな午後の陽射し
そんな雰囲気をプリーズ。
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人は旅をする
果てしなく長い
時の中を
砂時計が落ちきる
それまでの長い
時の中を
夢みてるような
現実か幻なのか
時々わからなくなる
この体中流れてる血潮さえ信じれなくなる
さあ 夜は嫌でも明けるぞ
その前に
光をつかまえろ
目がくらむようなまぶしい世界は僕には苦だけどいつまでも暗い闇の中では生きれないから
酸素を得るために行くようなものだ
息継ぎをしなきゃ
だけれど 汚い 空気だから悲しいもんだ
マントを翻して
どこへ向かおう…
ああ 夢は嫌でも覚めるぞ
現実からは逃れられないんだよ
下手っぴだっていい とにかく 今を生きていられればいいんだよ
宛てなんか決めないで
目的なんかなくていい
宛てのある旅などおもしろくないから
ほら自由に風の吹くまま気の向くまま
風来坊 気取りに気取って
旅をするんだ 人よ
青空にふわふわ浮かぶ雲のように
口笛 吹き 吹き
日々を旅しよう
旅人 気取りに気取って
今日も明日も
肩の力ぬいて
いい加減なくらい
きっぱり決めるぜ
僕は変わらず
生きてゆく
押しては引くような波のように変わらないことが当然のような日々を旅をする
地図上に浮かび上がった未来
ほら 指し示してごらん
君の行きたい場所
宛てなんか
旅して空なんか見てればいつか決まるって
思うから
今はただ歩いてゆくんだ 途方もない夢が噴水のように溢れ出してそして僕は不思議な気持ちで世界を眺める
しぼんだ気持ちに
もう一度
空気を入れて
さあ また歩き出そう
ため息で曇る瞳
宛てなどないはずなのにいつでも行きたいのは人の笑顔が咲く場所
なんてね
空は遠く
夢ははるかに
どこまでも
まだ先は長い
大丈夫さ
そのうち
やりたいことや
叶えたい夢なんか
見えてくる
ひょっこり
浮かんでくる。
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僕の中で瞬く光
いつまでもいつまででも
僕を照らす光
それはいつのことだっかもう昔のことだから忘れていたけれど
君が教えてくれた
思い出したあの場所
君の言葉
僕を照らすように
頭上で瞬く光
まるで太陽のよう
幸せはこの世界を包み込んで ほらね
全てが 瞬く光
探しに行こうか
君と二人で
夢のような
そうでもないような
雨が止んだら
君の懐 そっと
愛を しのばせて
大事そうに小脇に抱えた優しさが 愛らしくって涙が止まらない
雨宿りするのは もう飽きた
さあ 懐に財布より大事にしまった愛を
君に見せたいのさ
それは瞬く光
僕の中で瞬く光
曖昧な枠組みの
しかも見えない
不安定なものだ
だけれど見せたいのさ
いつの日か 君に
まるで あの太陽のようなまぶしいほどのときめきを感じて欲しいのさ
愛の光
すなわち瞬く光
飛び跳ねて喜ぶ
そんな大げさな愛を
雨が弱まったら
君は僕の目の前
頬にキスをして
少しだけ 微笑む
そのさまに
天使を見たよ
今はなんのためらいもなく言えるぜ
『君を愛してる…』
本当だから言えること。
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夢のように始まり
夢のように終わる
そんな1日をただ見送って僕は幾度でもさよならを言う
今日も言うだろう
生きているから
明日も言うだろう
もし生きていれば
夢のように始まり
夢のように終わる
そんな安っぽい言葉が似合う繰り返しを今日も繰り返す
ほら、目覚めても
まだ夢を見ているようだよ
現実が悪夢なら
夜に見る夢はいい夢なのか
そんな諮詢も意味はない
どうせいつか消し飛ぶ身だ
今日は夕日を見たよ
ここにいるから
明日も見れるのかな
ここにいられれば
あたりまえのような事がいつも僕をつなぎ止めている
あたたかなぬくもりで包み込むような光が目には見えないけれどまるですぐそこにあるようだよ
『幸せとは絵にも描けない美しいものだ』
そんな洒落た言葉で終わる1日ならどんな始まりをだったとしても素晴らしいラストだろう
だから今日もひとつでも無限の色をもつようなたったひとつの幸せのために
夢のようなこの時間を暮らす
命をつかさどる砂時計が落ちきるその時まで
僕は満たされては渇いてというような繰り返しの中で夢のような夢を見てる
ただひとつ
どんなに
悲しくても
生きること
そんな
絶対に
おかしてはならない
誓いを胸に
拭いきれない
涙を明日へとはこんでゆく
悲しんでいればいい
拭いきれないなら
明日もまた泣けばいい
そんな気持ちでまた今日も夢の中をあがきもがいて夕日のような素晴らしい終わりを目指すよ
夜明けが始まりなら
夕日が僕には終わりの景色
さあ 泳いで行こう
悲しみなど通り雨だと笑ったら喜び探しに行こう
夢のような夢の中まで。
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僕らいつも背中に背負ってるんだよ
絶望と希望のそのふたつを
今、回ってるのは次も回るために回ってるのさ
ただそれだけのため
人も街も時間も季節も同じ理由で回るのさ
カレンダーのいたるところに書いたバツ印
まるで全てを否定したように先の日にちにさえバツをつけてる
僕というポンコツのヘリが着陸するような場所はあるかい?
生まれたばかりの赤ん坊が入るゆりかごみたいに
ほら 人なんかすぐ棺桶の中なんだから
早く ヘリポート
着陸したいんだ
滑走路はもういらない
どこにも行かないから
パラシュートなんかなくてもいいさ
僕というヘリは空中で爆発するから
さあ どこにあるの?
僕のためのヘリポート
僕だけのヘリポート。
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真実は虫眼鏡じゃ見えない
自分の肉眼でほら見定めるんだ
拡大する必要なんてないんだ
ほら 草場の蔭からこちらを見つめてる真実を全速力で追いかけて行こう
袴 揺らめかせて
下駄を鳴らして
金田一みたいに
僕は今 全速力で
探しに行くよ
誰かのため
自分のため
時に無駄足とも思えるときでも答を探し続けるよ
もじゃもじゃ頭を掻きながら
今日も事件と聞けば金田一が現場に向かう、不可解な謎の待つ霧の中へ走ってゆく
僕も走ってゆくよ
どんなに難解な謎でも
全速力で解き明かすよ
何もかも 事が済んでから ある程度パズルのピースがそろってから静かに探偵は話し始める
事のあらましをなぞるように
だけれど僕は金田一よりずっと早く謎を解き明かしたい
そして全速力で真実へと向かいたい。