詩人:どるとる | [投票][編集] |
青空の下に元気いっぱいに咲くひまわりのように
君は生きてるんだ
だから僕も生きてくんだ、命のかぎり
大事なのは過ぎた過去じゃなく
今とそしてこれからのはずさ
さあ、振り返らずに今を見つめて歩いて行くんだ
君はどんな夢を見てるんだろう
そんなことはいいから自分の夢を見つめて今を精一杯走って行くんだ
思いのまま
ひまわりは咲く
夏の陽射しを浴びながら
ほら まるで 笑ってるようだ
だから僕も笑うんだ
つよくつよく笑うんだ
大事なのは今とこれから
何度でも言い聞かせて
ほらひまわりのように咲いてごらんよ。
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涙に濡れた
日々を乾かすぬくもり
最初も最後もやっぱり君がいい
僕の涙を完全に止められるのは誰もいない
だけれど君って傘が流れ続ける悲しみを受け流してくれる
ありがとう
愛してる
伝えたい
今、届けたい
僕のありふれた唄よ
君の心にあたたかい灯をともせ
僕は君がくれたもの以上の愛を捧げたい
世界でただひとりの君という人だけに。
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いつものようにただ楽しかっただけで過ぎゆく1日だ
そんな今日でもけっこう幸せだったよ
ばかをやって 叱られて 誰かに貶された
そんな今日にも確かに端から端見渡せば
きっと愛想笑いじゃない心からの笑顔のひとつやふたつたやすく見つかるだろう
世界規模で考えてみたときに僕って幸せだって思うんだよ
だって平和すぎて毎日
惚けてしまうくらいだから
何もない1日だ
ひどく退屈な1日だ
あくびが止まらない1日だ
涙が流れるくらい憂うつな1日だ
いろんな気持ちがある中で何かひとつでもね楽しかったとか幸せだったとか思える場面があれば今日は幸せだったんだよ
そんな簡単なこと
人はすぐ忘れてる
口笛を吹き鳴らして
本を読む
ただ言葉が頭の中で回ってるだけ
そんな時間も大切な時間なんだよね
無意味な時間なんて何もない
何に時間を費やしてもかならず何かしらの目的や理由があるから
無駄なんてないさ
それに孤独で人が死ぬなら僕なんてもうとっくの昔に死んでるさ
今生きてるのは限りなく明日を信じてるからだ
何もないからなんだ
何もないのがふつうだ
大それた夢も常識すらも僕には窮屈だけど
ただひとつだけ
ここにいて幸せだって思える気持ちが大切だ
涙が出るほどに
今 生きていることがとても幸せだよ
それだけで生きている価値があるって思える気持ちもまた幸せ
明日また明日へと日々のカレンダーは
戻らないでただ進む
そしてまた電車みたいに連結しつながる明日 増えてゆく思い出
悲しみなんてそれにも勝る喜びで埋め尽くしてしまえ
いつもわかってるさ
大切なことなんて
口笛吹いてはそっぽ向く僕だけど
生きてゆくことだけはやめないつもりだから心配してくれるななんて心配してくれる人もいないのに
おかしいよね
でもね、僕は思う
ふつうなことがいちばん幸せだって
生きてるからこそ思えることだよ。
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午後のゆるやかな陽射しがアスファルトを射抜く
おだやかな時間が流れる 空想の街の長い長い昭和坂
どこにあるの?
そんな素晴らしい場所は
なんて聞かれたら
きっと答えようがないけど
僕はうそつきじゃないから全ては嘘にはできなかったよ
昭和坂っていうのは僕が名付けただけだ
さあ のぼろう
昭和坂
日傘 差して
照り返す陽射しを浴びて僕はゆるやかで長い坂道をのぼるのさ
暮れかかる空
夕暮れに
空の向こうにはせまる夜の影
夕暮れに隣り合うようにほら僕は日傘をしまい ふっと息を吐(つ)いた。
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明日になんなきゃわからないんだ
何も見えない
曲がり角 曲がるまでは
きっと曲がり角曲がってからより曲がる前は不安と期待で渦巻いてるだろう
だけれど案外曲がってしまえば平気なもんです
例を上げれば曲がり角 通り雨
予防注射
過ぎてしまえば
笑い話だから
曲がり角の向こう側の世界へ
焦らないで
おびえながらでも
少しずつハンドルを傾けてゆこう
不安がったり恐がったりするのなんてふつうだから
変じゃないから
大丈夫さなんてきれいごとだけれど一応言うよ君のために
曲がり角の向こうには何がある?
曲がってからわかることさ だけれど曲がってからは大したことないんだ 曲がる前がまるで嘘みたく思えるんだ。
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悲しいことなんて
めずらしいことでもないさ
運が良くないことも
昔からじゃないか
この先の日々を呪ってみても
僕を生み出した運命をうらんでみても何も変わりなんてしない
ただ切なさが残るだけだよ 拭いきれない涙みたく
今おもむろに閉じるまぶた
誘われる場所はガラス玉みたいな透き通った明日か
ただ目を閉じたときの闇の世界か
答が出るのはいつでも扉を開いたその瞬間
ほら いつも胸の中に涼やかな風を吹かせて
悲しいこともやりきれないことも全てゆるして受け入れて
いつか 受け止められるその日まで僕の瞳はずっと闇の中だ
あざやかな 明日が見えるその日を待ちながら僕は抜け出すすべを探す
いわば今の日々はしばらくはそのためだけの旅です
無意味じゃないのさ
ほら 見上げる空は透き通って 果てしなく広がってる、心の中は雨だけど見えるものはとても美しくあざやか
それだけで
それだけで
僕は生きていける
でもいつか心の瞳も晴らせたらいいなと思うこのごろ。
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大人になるたび変わってゆく心そして体
何かを切り捨て
かわりに何か得て
繰り返す毎日の中でただ息をするためだけに生きているというならまるで通りすがりの役をやるためだけに用意されるただ同然のエキストラ
僕は名もないエキストラ
こうして笑うことすらずっと忘れていた
だけれど君に会うまでの悲しさだった
切なさは君の愛にすべて喜びに変えられた
君の魔法のようなその優しさが 愛が 僕までも変えた
君に会うまではずっと気づかなかった世界でいちばん尊い愛というものの大切さ
今、君に届けたい
愛の言葉をあの頃は知らなかった愛を
昔の僕が今の僕を見たらきっと鼻で笑うけど今の僕は君を心の底から愛してる
それが不思議で尊くて 何よりも守りたいことだ
通りすがりのエキストラ
そんな役柄は君に会うまでのほんのわずかな神の過ち
ほんとの僕は君の王子様
ほら 白馬も バラ色のようなセリフも大きなお城も何もないけど 君への思いと深い深い愛で君に永遠を誓うから
メルヘンチックな
日々はないけど
それなりに幸せな
毎日を約束するよ
誓いは今様相を変え 夢に変わってゆく
君に会うまでのエキストラ
今、僕は君の王子様で君は僕のお姫様
ふたりの明日は見ようとしたって見れないけど
ふたりなら どんな明日でも乗り越えられる
そんなありふれたセリフで幕切れ
通りすがりのエキストラ
それは今に至るまでの君を手に入れる為の試練
ほら過ちを正せば
ふたりは晴れて結ばれる そんなラストが待ってるんだよ
僕らは通りすがりだ
だけれど運命の出会いを果たしたと言ってもおかしくないふたりだ
だから言い方を変えよう
たとえば
世の中に五万と埋まってる才能ある花の種
そんなのどうだい?
ただ僕らはね才能あれど恥ずかしがり屋の主役なんだよ。
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花は咲いてそして散ってゆくだろう
それは人も動物も命あるすべては逃れられないさだめなんだ
決まりきったことを言ったあとで大きな溜め息で心の窓をくもらす僕
明日は どう 足掻いてもおとずれるから
『どうにかなるよ、なるようにしかならないよ』
そんな曖昧な合い言葉で開く明日の扉
さあ おもむろにつぶった目をひらいて見つめよう まだ見ない明日を瞳に映せ
明日の種を誰かが蒔いたのかな
ほら 明日は僕が夢から覚めるころにはかならず 咲いてるよ
一夜にして明日をつくったよ ほら 明日は花みたいだね
不思議なんだけれど昨日とまったく同じ景色なんだね
そこがまた懐かしいのかな
日々は過ぎてゆく
風みたいに
その時は長く感じても過ぎてしまえば時間のはかなさを感じるはずだ
それはたしかに時間は一秒単位でいつでも止まることなく過ぎてゆくために流れてるから
ああ 見える今すべてが花だとしたら
満開っていうのかな
心が涙を流す
あまりの美しさに
僕は この瞳に映る世界が枯れてしまうまで生きて この世界の咲き続けるさまを見つめよう
そう思ったのは
つい最近のことだよ
明日の種が また 新しい明日を咲かす
何ひとつ変わらない
明日でも 新しい明日には違いない
そんな不思議な日々は流れてゆく
時に 船みたいにさ
世の中は 揺れながら心には思い出がかすみながら
続いてゆく魔法のような時間
この僕を 生かす
今日という明日が種なら明日の明日は花だ
今日の今日が昨日の今日には今日を咲かす種だったように
今日という1日は明日を咲かすための種で明日には花になる種なんだよ
今日がなければ明日はないように今日という今日は昨日がなければ咲かなかった花でこの僕も昨日の僕が種を蒔かなければ咲かなかった花なんだよ
そうやって今日という種を蒔いては明日という花を咲かす日々。
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今まで 生きてきた日々なんか 夢のよう
今まではまるで 眠っていた 夢のよう
今日なのさ
大事なのは
気づいたその瞬間
まるで夢から覚めたように 意識が戻ったよ
さりとて 何をすればいいかもよくわかってないけれど
僕は今日、目覚めた
日々をいつも捨て去りながら 忘れてしまいたいこと
過去にすべて 葬り去って
昨日さえ1秒前の時間さえも 思い出と馴れ馴れしく呼んで
僕はただ 今だけを
この瞬間だけを
人生と呼び
生きる
だから 僕にしてみれば昨日は嘘で1秒前も嘘で今がほんとの人生だ
日々、僕は1秒ごとに死んでは生きて死んでは生きて 繰り返す 生きてる心地などあろうはずもないけれど 僕は瞬間に生きる人だからこの瞬間を生きるだけ
新しい夜明け
小鳥のさえずり
木々のざわめき
街の音
人の話し声
そんなものをよそに
僕はまだ言ってるよ
今日、目覚めたんだ
まるで今日生まれた人みたいにほら 何もかもが新しい
はじめての景色
僕の言いたいこと
わからなくてもいい
ただ 言いたいことはね
今日、目覚めたってことだけなんだ
忘れ去られた時間の向こうで手を振り笑う思い出の中の自分
隣に寄り添う何人もの自分
年号みたいにほら
番号が刻まれてる
あれは 歳かな
まるで 夢のよう
あたかも 夢のよう
おそらく 夢のよう
今は 夢か幻か
はたまた現実か
わからないけれど
今日、目覚めたよ
新しい僕と
真っ白な頭で。
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こんなありふれた日々を愛せるかい?
僕は愛せるよ
だって 僕は 生きていられるから
存分にその喜びを感じれる
同時に邪魔な悲しみ 感じてしまうけれど
僕には この世界
だけが すべてだから
続いてゆこう
死ぬまで
素晴らしくありふれた日々
なんでもないことが恵まれた日々
平和であることが素敵な日々
そんなありふれてはいても当たり前でも素晴らしいこと
忘れないために今を生きよう
それだけでも生きるには素晴らしい理由だ
ありふれている日々のように意味のある答だ
生きてる証なんて今は無くても
何もかもあやふやでも幸せならば
それでいいのさ
白い雲が 青い空に
あるように
何ひとつ理由なんてないんだよ
それでいいんだ
ただ幸せならば
明日はその名の通り明るい日になるから。