詩人:どるとる | [投票][編集] |
『生きている理由がわかったら生まれた理由もわかるだろう』
雨に濡れながら 今はただ流れる涙をごまかして愛想笑いするしかないけれど
続いてゆく明日に身をまかせてゆく
夢も 理想も 遠い昔に置いてきてしまったよ
期待はされるものじゃなく自分でするものさ
僕には
深く深く息を吸い込んで吐き出して
目を見開いて
目の前にある
見つめるべき
明日を瞳に映せ
雨は願ったところでやまないけど
僕は負けじと向かいどっしりと構え風に立ちぬ
いつか それを追い風に変えられるように
僕のほうから強くなるよ
そんな気持ちをリュックに詰めこんで
今は ただ こちらに向かうばかりのびゅーびゅーと吹き荒ぶ風の前に立つ
時には岩のように
頑丈な僕だけれど
ほんとは弱いから
守ってほしいんだ
そんな僕だけれど
少しは愛してほしいんだ
遠くから 近くから
今、波のように押し寄せては引いてゆく誰かのぬくもりが優しくって涙が止まらない そんな心境
目に見えないはずのイメージが浮かんで
僕はそこに天国を見る
悲しみは願っても消えないけど
僕は負けじと向かい風にどっしりと構え立ちぬ
いつか それを追い風に変えられるように
僕のほうから強くなるよ
こんな気持ちをリュックに詰めこんで
今は ただ こちらに向かうばかりのびゅーびゅーと吹き荒ぶ風の前に立つ
生きている理由
生まれた理由
ここにいる理由
明日を生きる理由
いろんな理由が
問われる中で
僕は何も言わず
ただ黙ったまま
時を流す
静かに流れる涙で
泥臭い汗も
悲しい記憶さえも
嘘も偽りもすべて何もかも…
口笛なんか吹いてる場合じゃないね
空を見上げれば雲行きがあやしくなって雨が降ってきそう
今にも
ここにいる理由がわかったら苦労はしない
わからないけど
明日もまた向かい風に逆らいその中に立つ僕だ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
ただこうして過ぎてゆく1日が明日に繋がるまで僕は眠ってでもいるよ
与えられた時間の末決心が固まったら
切符 握りしめて
夜空を走る 列車に乗り込みに 行こう
ただなんとなく
悲しいでは終わらない
ただそれとなく
嬉しいでは終われない
そんな1日にひときわ輝くもの
今日も僕は見つけたよ
上へ下へ右へ左へ自由に跳ね回るリズムで
シャイで引っ込み思案な僕だけれど
これからはそんな感じでゆくよ
明日が楽しみで眠れやしない夜だから
これといって何もやることはないけど
ただ ずっと空見てる
遠い未来を思うよに
夜空を走る 列車がほら迎えに来るまで
僕は まだ 眠らないで空を見てるんだよ
夢じゃないさ
夢じゃないんだ
僕はきっと
きっときっと
あざやかな未来へ行ける
そんな未来に夢みてる。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
どこまでも続いている日々は
いくつもの季節を歩いてきた僕の中でいつかその表紙を閉じて終わる
さよならを言うために僕はここにいて生まれたんじゃないけど
なんのためなのか
僕はここにいて生きている
自分の存在理由を決めるなら
僕は明日を生きるために生きているんだ
そして生まれたんだ
まだ見ぬ世界を知るために
そして君と出逢い
恋に落ちた
あの季節のページ
涙でにじんで
思い出が見えなくなるまえに 咲いてほしかった 君の中に
愛してる愛してる
何度 言葉にしてみても
響かない響かない
僕のこの気持ち
あれは 実らない恋
されど ずっと 枯れず咲き続ける恋
いうなれば恋桜
散ることなく
叶わなくても
人を病ませる
恋桜
今もあの坂道に咲いている
君との思い出
香りだけを残したまま君だけが影も残さずこの世界から消えた。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
まぶしすぎた君の笑顔
そして午後の陽射し
すべてを遮るように
襲う 悲しみ
それを また遮るように照らす喜び
僕はそんな繰り返しの中で生きている
なぜなのかと聞かれても答えようがない
静かな森のように
ただ 変わらない
営みの中にある幸せ
そんな未来を待つ
変わらない僕で
いつまでも
いつまでも
あなたが好きな僕だから
どこまでも
どこまでも
あなたも僕を好きでいて
そんな言葉だけ今は大切にして
宝物のように守ってゆくよ
世界でいちばん大切なものをみつけた日にそれは輝いた
今でもその日を覚えてる
もちろん今でもそれは僕にとって宝物だよ いつまでも永遠のね。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
なんの言葉もないけどさよならを言うよ
たったひとりだけど寂しさ押し殺して
さよならを言うよ
言葉をかける人はいないから 夕暮れに
さよなら…
無駄な言葉は何もいらない
たださよならだけで1日は優しく終わる
熱い気持ち
胸を焦がしてゆく
滲んでくように心に広がる波
僕をつつんでゆく。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
幸せな恋の終わりなんてないと思っていた
だけれど僕は今幸せな気持ちで君とさよならするのさ
いうなればこれはハッピーエンド
幸せな恋の終わり
ハッピーエンドラブソング
別れゆく君に愛に唄おう 愛の唄。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
悲しみは涙になる
喜びは笑顔になる
でも時に喜びが大きいと涙になる
でもいくら悲しすぎても笑顔にはならない
心が壊れないかぎり
人はその喜びの涙の数だけ幸せになれる
笑うってことは幸せな証だ
でもうれしすぎるあまり泣くのはもっと幸せな証だ
さあ 人よ笑顔じゃあらわしきれない喜びを通り越したもっと大きな喜びの涙を流すのだ
海を広げるくらいに
そのために生きてゆくのだ 人よ 僕よ
そして君よ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
その多彩な色でこの僕を虜にする虹よ
何故におまえのようなあたりまえな美しさに人は気づかないんだろうね
美しさはすぐそこにあるのに人はあたりまえな美しさより特別なものばかり求めすぎる
そんな傾向にある
僕自身も例外じゃない。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕は世界基準で見ればまちがいなく幸せだろう
こうして
毎日
飯を欠くことなく三食 食えて
住む家もある
着るものにも困らない
そして家族もいる
そう絵に描いたような あたりまえな生活がここにあたりまえのようにある
だけれど、そんなあたりまえな幸せさえも燃え尽きてしまいそうなことがある
南米やら どこかの国では 毎日が戦乱
僕の場合は心の中が毎日戦乱
いつでも幸せという幸せを押しのけてまずいちばんに欲望がものをいう
あれが欲しい
これも欲しい
そんな尽きることのない欲望がのたうち回ってる
バタバタと干上がった川で陽にさらされあえぎ苦しむ魚のように今にも息絶えそうな欲望が僕を駄目にする
世界の基準などは
僕からすればくだらない
大事なのは本人が今を幸せか思うかどうかだ
決めるのはいつでも自分自身
だから毎日が戦乱の南米どこそかの国だって幸せだと思う何かがあれば幸せだし
毎日が平和でも生きてるのもイヤになると思うなら不幸せだろうし
於かれてる状況を取り除けば幸せなんてどこの国にもある
道端にひっそりと咲く小さな花のように
幸せなんてすぐそこにあたりまえのようにある存在で
気づくかどうかってだけだ
あってないようなものといってもいい
そこにある花を認めるかどうか どう思うか それだけ
ただそれだけで
人なんて
幸せになれる
そして時に曖昧な言葉で
『ある意味では幸せ
ある意味では不幸せ』
そんなあやふやな言い方で表現されるのなんてまれではないから
幸せだけなはずはないし
不幸せだけなはずもないから
いちばんそれが正直な気持ちかもしれない
だから僕は僕自身の今をそんな曖昧な言葉で言い表すよ
けっして幸せではないけれど
かといって不幸せでもない
幸せ半分 不幸せ半分のハーフ&ハーフな毎日だって僕は思うのさ
正直な気持ちを偽らないならば。