詩人:どるとる | [投票][編集] |
いくつもの葛藤といくつもの情熱を
僕らは抱いてここで生きる
未来と今の瀬戸際でいつもただ生きる
目の前にある
今という大事な一瞬にかける思い
どれだけ 輝かせられるかな
つぼみは花になるから意味があるのさ
冬をこえて春になればつぼみが花ひらくように
大人になって実らない夢などなんの価値もないと通りすがりの人が言う
平気そうに見えていたって全然平気なはずはないよ
愛想笑いやめればほら今にも泣き出しそうな顔
舞い降る雪のように僕らはいつか溶けるさだめ
そのさだめの中でしか味わえないときめき
今 自分自身と葛藤しながら繰り返す狂いそうでなんとか持ち直す日々
ジレンマの塊を抱えたまま僕は子供と大人の境界線をいつの間にか越えてしまってたようだ
人間に生まれてきて
得したことや損したこと
そんなものは全て幻だ
だから ただ 投げかけられたことにだけ答えればいいのかな
クイズの回答者みたいにバカみたいな阿呆面で暢気に突っ立って
目先の欲望に目を奪われて 財布を空にする人に成り下がるのか
たとえばいくつかの問題があれば
その問題と同じだけの答があるように
十人いれば その十人ともひとりひとりに違った悩みがあって
違った迷いがある
そして心にはぬぐいきれない闇がある
果てしなく広がるその闇がはれるといいなと今日もわずかな望みにほほ笑んで
ジレンマとジレンマのあいださらにそのジレンマのあいだ
僕は 挟まれて
今にも どうにかなってしまいそう
誰もがそうだろう?聞くまでもないよね
今日も僕が住むこの小さな街にもやまない雨が目には見えないけれど絶え間なく降っている
あなたにも心の瞳を透かして見えるだろう?
誰もがその雨に濡れているんだ
耳をすませば聞こえてきそうなものさ
誰かの嘆きの声
そして涙の落ちる音
ジレンマの雨は降り続くばかり
無数の時代を素通りして。
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飴色の空の彼方
僕の大好きな人がいる
早く会いたい
そんなはやる気持ちが胸を焦がして
瞳に映る夕暮れを一層 切なく見せる
どこかで猫が鳴いている
ただそんなあたりまえな夕暮れがいつもより優しく思えた
今 抱えてる悩みも
ぬぐいきれない涙も
いつか 負ってしまった傷跡も
今はなぜだか 嘘みたいに心が癒されてる
カッコなんてつけないで ありのままの僕を見てほしいんだ
不器用なとこだって
愛想のないとこだって
裏を返せば僕の自慢できるところだから
ただそれを君が愛してくれればいいだけ
僕も君の抱えてる闇を全身全霊で愛すから
じゃんけんであいこになったときみたいにね 飽きず呆れず
何度だって お互いのあるべき形を見つけてゆこうよ
今、僕の中で変わりゆく気持ちはありのままの姿をもう見つけたようだ
そう 僕は僕のまま
そして 君は君のまま
何も 変わらず
何も 変えず
それでいいんだよ
何も 変えたり 嫌なものを無理やり とってつけたりする必要はないんだよ
だって 僕は変わらない君を愛したいから
今 遠くにいる君へ
僕は思う
今、なにしてるだろうとか どんなこと考えてるかなとかね
そんな些細な二人の思い合いが素敵なのさ
二人がふと互いを思い合い気持ちつながる
そんな瞬間が本当は何より大事なんだ
今 気づいたから
溢れ出る水色の涙
押し寄せる感動の波
言葉なんて必要ない
必要なのは二人の笑顔さ
ほら君に会えたその時に言う言葉
何よりのプレゼント
気取る必要も
着飾る必要もない
ただ ありのまま
ありのままのその姿を愛すこと
それが大切なことなんだ
たとえばね鬼の頭に生えた二本の角
それでもかわいい女の子なら
十分愛することができる
要は外面と中身の両方を愛せればいいのさ
なにはともあれ今日も涙と一緒に歩いてゆこう
捨てぜりふも輝くよ。
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花は咲けば
いつかは散る
それが悲しくもさだめというものらしいから
それを避けては世界は前には進めない
時代は停滞してしまう
人間の渋滞だ
地球はパンクしてしまうよ
何気なく 過ぎて行く日々
それと
なんとなくそれでいいやって 決め込んでしまう 曖昧な1日の繰り返し
僕だって やればなんでもできるはずなのに 世の中に尻尾振って媚びを売るようでどうしても堅気には生きれないのさ
今、僕を取り巻くもの
今、君を取り囲むもの
その違いなんて
説明するのもおこがましいこと
君は君の今を
僕は僕の今を
精一杯 間違いなく
生きてるから
何も 言わない 言えないよ
まあ とりあえず
今日も なんとか
なんだかんだ言ったけど 生きたから
きっと 明日も生きれるだろう
そう たかをくくる僕を 熱い眼差しで見送る君を 抱きしめずにはいられない 夜
たとえば 僕ってね愚かで救いようのない赤の他人でも頑張って生きているから
君も生きてくれよなんて 安っぽい言葉しかおくれないけど
花を咲かせ
きっと 開いた扉の向こう側では君の知らない素晴らしい未来が口をあけてるかもしれないんだぞ
その機を逃すな
明日の自分に会いに行こう
今空っぽの僕でも唯一なせる大仕事
さあ 重いもの はこんでゆこう
ひとりじゃ大変なら手伝うよ
君には僕が…
誰にもそんな人がいることを願う
今日このごろさ…
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傘を忘れた僕のせいで君を濡らして 風邪を牽かせてしまった
二次災害を避けることは難しかったよ
こんな僕だから いつも 辛いこと 虐げるような形になってしまってごめんね
言葉も出てきやしないや
情けなさが僕のいちばんのだめなところだって僕がこぼしたらわたしにはそういうところがあなたの魅力なのよって笑ってくれた
ひとりぼっち雨の中途方に暮れていた僕に君が黙って傘を差し出してくれたような恋だから
いつも頭が下がらないのさ 君には
感謝があふれて
止まらないんだ
めくるめく季節のページ
笑顔と笑顔 涙と涙
いつも同じ 感動をありがとう
君と同じ 時を足並みそろえて歩けること
君と同じ 景色を見て回れること幸せに感じないで何を感じればいいのかななんて
笑う 僕の顔には涙のあと
どうしても
どうしても
ぬぐいきれぬ悲しみが僕を濡らすんだ
容赦なく濡らすんだ
もうすぐ春なのに
あたたかいラブソング歌いたいのに
どうしてだろう
悲しい歌しか思い浮かばないや
そんな気持ちは
君が差し出してくれた出会いの傘で受け流せないかな
君と手を繋ぐ
こんな瞬間のひとつひとつが幸せのピースだからいつか 二人の時間として パズルが出来上がる
その日まで 幸せがずっと続くように願うよ
夜空を流れる星に僕は柄にもなく手を合わせ祈る
3月のアンブレラ
君の存在が僕を悲しみから守ってくれる
君が傍にいなくても君の存在が僕を見守っててくれる
そして君に出会えたとき 僕は君に思いを吐き出すんだ
泣きながら 抱きしめてもらうんだ
母親に甘えたい年頃はもう過ぎた
今は 好きな人に甘えたい年頃だ
3月のアンブレラ
受け流した悲しみがほら 目の前をむなしく 流れてゆく
雨水の壁
指で触れたら
氷みたいに冷たかった
僕はこんなのに悲しませられていたんだね
君と語り合う3月のおぼろ月夜。
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ああ 神様 今日をありがとう
今日を生きさせてくれてありがとう
ああ 神様 人生をありがとう
今日も生きさせてくれてありがとう
感謝するならば まず親にしなさいって言うけどその親をつくった人もあなたなのでしょう
やっぱりに神様に感謝すべきと僕は言うのだ
神様 今日をありがとう
素敵な 人生をありがとう
僕は尽きない感謝と涙と笑顔でもう幸せさ
神様 何度も言いたいよ
素敵な時間をありがとう
神様 今日をありがとう
今日もありがとう
いろいろありがとう
いろいろのいろいろは割愛するけど
全て 全て 全て
あなたのおかげだと思ってる
ああ ありがとう
感謝が感謝を生みまたその感謝が感謝を生むから
きりがないな
でも 言うのだ
ああ 神様 ありがとう。
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ありがとうの数だけありがとうがある
愛してるの数だけ愛してるがある
この世界はどこもかしこもそんな風に回っている
魔法仕掛けの時間のその中で
僕らは解けない魔法にかかったまま生きている そして生きてゆく これからも
同じ言葉を二度も言い交わすのは魔法にかかってるあかしだ
一度じゃ意味はない
二度 響いてこそ
素晴らしい言葉なのさ
ありがとうと愛してるは。
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不安と焦りの波に押し流されるように
僕らは明日また明日と暮らしてゆく
アンバランスなシーソーに乗っかってるような 不安定な今を抱きしめながら
今にも途切れそうな声で歌っています
悪魔の声色にも似た
堕天使のバラードを
僕らの明日はいつでも闇に閉ざされた
夜の向こう側
光なき 月の裏側
少しずつ 少しずつ
紐解いてゆく
謎めいた 夜の片結び
しがらみはひとつずつ 丹念に振りほどいて
太陽の照らすその先の小さな息づかい
光と影に交じり合い
僕は なんの証すらも無いままに生きる
僕らは明日も自由の翼を空に広げる
体中を 縛る 鎖を解き放って
鳥かごから 今 飛び出すのさ
ぼくらの明日は不安と焦りばかりで希望も揺らぎそうだけど
笑顔の入り込む隙さえなさそうに思えるけど きっとそれでもまだ諦められないぼくにも見える光があるんだ
雨に濡れたアスファルトの亀裂に咲く小さな花のようにぼくらはただ明日を信じ生きる
種も仕掛けもない
不思議な魔法で
ぼくらは明日に
絶え間ない光を描く
雨上がりの空に七色の虹を架けるように
未知なる道へと続く路
不器用なまでに折れ曲がった 僕の行方
さあ いくつもの
言葉と思いに揺られ
僕を乗せた船は進む
波に揺られても
沈むことなく
しっかり明日を目指すよ
いつでもこの瞳に絶え間ない光を宿して
ぼくらの明日は間違いなく はじまるだろう。
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今思い込めて大きな夢を抱いて飛び立つ翼は世紀末の終わりとともにまた新しい
翼を生やすだろう
光沢放つダイヤのように微塵の汚れもない美しい旅立ちに祝杯あげるぼく
昇る太陽 夜明けの空
だけど気づけば日は暮れて 空はオレンジ色
明日もまた今日と何ら変わらない日になるだろう
なんてつぶやいてね
巣にかえるように折り畳んでた翼 広げる
おれてしまいそうなほど柔く傷ついたぼくの 心に生えた
絶え間ない未来に飛び立つための翼
飛び立ちたいときに飛び立つための翼
誰にでも あるはずだ
飛びたい気持ちがあるならば きっと
飛び立てないはずなんかないから
確証なんていらない
飛び立つ 気持ちだけが明日を開く鍵になるから飛び立て その翼で 目には見えないその翼で 旅立て
新しい 明日へ まだ見たことのない始まりのその先へ
夜明けを待たずに
飛び立つ翼を今開け。
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ぼくはギスギスした人間社会は似合わないし溶け込めない質なのだ
みょうにとげとげしい人間関係に飽き飽きしたから
いつか抜け出したい
そうは思うも目処が立たない
それというのも今はただ社会から助けてもらわなくちゃ生きていけないから
下げたくもない頭を
下げるこの恥ずかしさに自分が自分で情けなくなるんだ
捨てきれない男のロマンとそして ぼくの長年の夢を
いつの日か叶えたい
イメージを叶えたい
絵の中の夢を現実に引っ張り出すように
ぼくはこんな世界から
いつの日か旅立ちたい
いくつものしがらみと悲しみに濡れながら歩く今も 思いは消えていないのさ
雨のち晴れみたいに
涙のち笑顔の日々
ぼくは生きているよ
これでもかってくらい 生きているよ
常識の捕虜にはどうしてもなれないのさ
人間として生まれたなら常識やルールに従えという考えは嫌いなのさ
ぼくはぼくの思うまま
風の吹くまま
思いのまま
誰にも縛られないで生きていたいだけ
ただそれだけで変な目で見られるくらいなんでもないさ
もう慣れたんだから
自由人よ 歩みを止めないで 枯れ葉散る秋の切なさみたいな
何かの終わり感じたなら またはじめてゆく
スタート地点は 決まってなどないから
何歳でも 凡才でも
ぼくは向かってゆくよ
誰かから バカにされても ぼくはぼくの信じるまま 風に吹かれてゆく
そう自分自身を信じてやれないでどうするんだよ
自分が自分を信じられなくなったら本当におしまいだろう
さあ 旅立ちたいこの気持ちを捨てないで
いつまでも 持ち続けてね いつの日か旅立ちの夜明けに太陽が昇るように心に朝が訪れるのを待とう
ぼくは今持てる全ての希望を解き放って思うよ
きっと夢は叶うためにあるんだと
だからこそ いつの日か旅に出たい
本当の明日を探す
そのために
今はただまずいものも嫌でも喰らう。
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『愛してる』という魔法の呪文で二人はつながった
リボンを結ぶように最初は一本ずつだったリボンがひとつに重なって ぼくらはひとつになった
小さな出来事の積み重ねが導く きらめく明日
ほら 春の陽射しの先で 日だまり 揺れている、まぶしいくらい
押し寄せる波
何かが近づく 予感
海に戻ろうとする貝殻が岸に押し戻されるように何度も願った祈りは音信不通の携帯みたいになんの音沙汰もないまま
『愛してる』という魔法の呪文は今あの日より特別になって二人の心をさらにほどけないくらい強く結び
ちょっとだけ育って
ぼくらの心によりあたたかい灯をともした
夜明けととも
見える光の先に
それとはまた違う
希望の光がまたたいた
さあ 会いに行こう
君を照らす光に
今 言葉は輝いて
一筋の閃光が 夜空に弧を描く
あの星はなんていうんだろう
そんな君の小さな疑問にさえ こたえられなかったぼくの情けなさが今になって
胸を突き刺すんだ
ごめんね 流れ星のように消えた この世界でいちばん大切な大切な人よ
魔法のようにあらわれて
魔法のように消えて行ゆんだね
おとぎ話じゃないけど
12時の鐘が鳴ったら魔法は解けて君はぼくの君でなくなるみたいに
さよなら 勝手なイメージ膨らませてた
ぼくの風船は君の涙でたやすく割れました
さよならの魔法がほら鐘を響かせから
ぼくらは手を振って
さよならしたんだ
コーヒーの中で少しずつ溶けてゆく角砂糖みたいに君は魔法のように消えたね
夢の後先
口笛の矛先へ
消えてゆく
魔法のように
恋ははじまり
魔法のように
恋は終わる
そんな魔法仕掛けの時間は今もまだ続く
大切な大切な何かが欠けたまま 未完成の魔法が ただ ぼくに悲しい夢を魅せ続ける。