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どるとるの部屋


[100] 宇宙の端っこで意地を張る
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みんなが笑う
僕は泣いてる
みんなが泣いてる
僕は笑う

きっと
最初からね
住む世界が違うのさ
そんなさびしいことをためらいもせず口にする

夜がここから見えるだけの僕の世界を黒く染めて 明かりもポツリポツリつきはじめたら
僕は行方をくらまそう
誰も知らない夢のなかへお一人様 限定で誰も付き添いなどさせずに

今 僕は誰よりも多分孤独だけれどなんだかそんな自分がかっこよく思うよ
たとえばさ今の僕を言葉であらわしたら宇宙の端っこで意地を張るみたいなものさ
無理なことだろう?
でもできてるんだ
孤独という名前の闇の中で楽しいことも新しいことからも遠のいてわざわざひとりでいるんだもの
まるでこの部屋は世界中から隔離されたミドルサイズの宇宙みたいさ

窓の外からはお月さまが金色に光る、まるで世界の決まり事がずっとおなじであるように醜いくらいおなじ光り方で光りながら
笑いかけてみてもクスリとすら笑わない月でも情緒はあるのかい? 通りすがりの君?

何が言いたいのか
自分でもわからなくなるくらい未解決な謎が多すぎる
だから僕はひとり頭を冷やすために宇宙に閉じこもったんだ

けっして孤独になりたくてひとりになったんじゃないってことをまず君に伝えたい

そんな空の下で僕は幸せでもなく笑えるはずもない今を抱えながらもけっして不幸でもない微妙に恵まれた生活を送っている

全てはこの部屋から始まり全てはこの部屋で終わる小さな宇宙の小さな物語
不思議も何もヘッタクレもないんだぜ

多分ね
これからも。

2009/09/10 (Thu)

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