詩人:どるとる | [投票][編集] |
誰もが抱えてる悲しみだけどそれぞれにしかない悲しみがある
僕だけが悲しいと言ったら嘘になるけど確かに僕の悲しみは僕にしかわからないものだから悲しいのは事実だ
誰もが抱えてる悲しみをもしひとりの人がすべて請け負ったらきっと人は同情もできるだろう
だけれど残念ながら誰もが抱えてる悲しみだから
人は容易には優しさを見せない
かけてもらえる言葉があるとしても『みんな同じでしょ、我慢なさい』
ただそれだけだ
だから誰もが抱えてる悲しみを自分だけのものにはできない
誰もが悲しいから
悲しみはそれぞれに割り当てられひとつじゃない
けれどみんな悲しい
何かしらは悲しい
だからこそ
誰もが悲しいから
すべての人に頷いてあげることが大切だ
確かに同じではある
だけれど感じてる悲しみは簡単に束ねていいものではないし
大きさも種類も違うものだから
いっしょにはできない
だから 同じでしょだとか我慢なさいとかいう言葉では片づけられない
悲しみの色がほら
どれとはなくこの街の中に深く際立って見える
涙という小さなSOSがこぼれては流れて光ってる。