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どるとるの部屋


[1054] 小さな詩たちの共演・5編
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『水生生物』
僕は人間でなく
魚として
生まれていたらと思うと
やっていけたかと思う
こうして見ると
多少不便ではあるけれど人間として生まれてよかったと思うよ

『光合成』
お日様の光を浴びて
元気いっぱいに咲く花のように 僕もお日様の光に勝るとも劣らない光を浴びている
それは言わずもがな「愛」という神々しい光。

『Cランク』
僕の評価はいつでもCランク
だけれどCランクのCはビタミンCのCだからなんか 栄養価がある気がしていい感じ
ポジティブインマイライフ♪

『矢』
矢は一本では
やっこいから
折れちまう
でも 何本か合わせれば
折れない
結束力がものをいう世の中ならばそんな絆で乗り越えられる
そんな気がする。

『不思議なこと』
太陽は東から昇り
西へと沈む
そんなあたりまえな出来事さえ不思議に思う気持ちがまた不思議だ
そしてそんななぜそう思うのかも不思議だ
不思議はつきない
いってしまえば
目にうつる全て
今 聞いている全て
ここにある 全て
不思議のかたまりだ
不思議じゃないものなど何ひとつない
不思議なことさえ不思議なんだから。

2010/02/10 (Wed)

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