詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
傘を忘れた僕のせいで君を濡らして 風邪を牽かせてしまった
二次災害を避けることは難しかったよ
こんな僕だから いつも 辛いこと 虐げるような形になってしまってごめんね
言葉も出てきやしないや
情けなさが僕のいちばんのだめなところだって僕がこぼしたらわたしにはそういうところがあなたの魅力なのよって笑ってくれた
ひとりぼっち雨の中途方に暮れていた僕に君が黙って傘を差し出してくれたような恋だから
いつも頭が下がらないのさ 君には
感謝があふれて
止まらないんだ
めくるめく季節のページ
笑顔と笑顔 涙と涙
いつも同じ 感動をありがとう
君と同じ 時を足並みそろえて歩けること
君と同じ 景色を見て回れること幸せに感じないで何を感じればいいのかななんて
笑う 僕の顔には涙のあと
どうしても
どうしても
ぬぐいきれぬ悲しみが僕を濡らすんだ
容赦なく濡らすんだ
もうすぐ春なのに
あたたかいラブソング歌いたいのに
どうしてだろう
悲しい歌しか思い浮かばないや
そんな気持ちは
君が差し出してくれた出会いの傘で受け流せないかな
君と手を繋ぐ
こんな瞬間のひとつひとつが幸せのピースだからいつか 二人の時間として パズルが出来上がる
その日まで 幸せがずっと続くように願うよ
夜空を流れる星に僕は柄にもなく手を合わせ祈る
3月のアンブレラ
君の存在が僕を悲しみから守ってくれる
君が傍にいなくても君の存在が僕を見守っててくれる
そして君に出会えたとき 僕は君に思いを吐き出すんだ
泣きながら 抱きしめてもらうんだ
母親に甘えたい年頃はもう過ぎた
今は 好きな人に甘えたい年頃だ
3月のアンブレラ
受け流した悲しみがほら 目の前をむなしく 流れてゆく
雨水の壁
指で触れたら
氷みたいに冷たかった
僕はこんなのに悲しませられていたんだね
君と語り合う3月のおぼろ月夜。