詩人:どるとる | [投票][編集] |
今日を生きた
僕を無駄にしないように
今日を生きた
僕と同じように
明日も僕のままで生きてゆこう
何か イヤなこととか悲しいことがあっても小さなことと笑うことできなくても
なにがあっても死んでしまうようなことじゃないかぎりは
小さなことの範囲内さ
大げさなくらい悲しんでみたりするのは
誰かに心配されたいからだったりして
ひとりになりたい
それを強く望む 反面
ひとりじゃ辛い
そうも思う
どちらとも言えない
気持ちを抱え何も言わず 黙ったまま 生きてる
そんな毎日が孤独な自分を生むんだって気づいた頃には遅かった
僕はどうしようもなく今 ひとりだから
それでも それでも
明日の自分に会いに行こう
歩けるかい?
自分と話し合いながら
確かめ合いながら
ちょっとずつ
限りがあっても果てしない道を狭めてゆく
明日の自分に会いに行けるのは僕だけ
だから今 全てを捨ててあきらめたら僕はもう二度と生まれない
今日の涙
今日の笑顔
それさえ否定することになる
それは嫌だ
だから生きてゆくんだ
生きる喜びは証のような生きた足跡を残すこと
そして1日を終えたあとの安堵感だ
ほら 息を吸い込んで吐き出したその瞬間の恍惚がほら この世界に生きてることの素晴らしさを言葉ではなく 感覚として教えてくれる
伝わる
伝わる
満たされてゆく心
僕はもう 平気だから
幕が閉じるように瞼閉じてひろがる夢
光の迎えが来て目覚めるまで
しばらくここで休もう
そして明日の自分に会いに行こう
またとない1日の中で待っている
僕とひとつになりに行くのだ
誰の指図でも
誰の命令でもなく
僕は心から生きたいと思うから
僕は生きてゆく
明日に消えない証を残すため
明日の自分に会うために
明日の自分に会いに行く
悲しみを蹴飛ばして
その向こうに見える
喜びを糧にして。