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どるとるの部屋


[1176] 時計の上でダンス
詩人:どるとる [投票][編集]


昨日までの人生なんて全て嘘だって
言ってみたって無駄なのはわかってるのに
なぜか嘘でまた逃げようとする自分がここにいる

いやなこと
やりたくないこと
興味ないこと
この世界にはそれとは逆のことよりずっとあふれている

それでも生きることだけはやめられない
やめたくないんだよ
この世界を愛すことは自分を愛すことだと悟ったようにぼくは思うから明日もまたここで 変わらない生活をして
泣いたり笑ったりしながらあたりまえに生きる
またとない今という瞬間のひとつひとつを大事にしながら
見極めるべきものを見極めながら
ぼくはもどれない時を行くんだ

今はそれだけだよ
心に留めるもの
ほかには何もいらない
生きるだけなら
ひとりだっていいはずなのになぜかさみしすぎて 君を求める
そんな日々の中で
生きている

動き続ける時計の上でダンスしながら
転ばないように迫る針をよけて 時にはジャンプしながら

ぼくは今日も ダンスを踊る 時計の上
おふざけじゃないのさ。

2010/03/14 (Sun)

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