詩人:どるとる | [投票][編集] |
予想はいつも現実に
想像はいつか現実に
期待はいつに現実に
僕の良心を蝕んでゆく
まるで優しさなど捨てちまえといわんばかりに世の中は僕を傷つけてくる
それでも正しくいたかった
それでもまっすぐいたかった
だからいつでも笑ってた
自分を笑うように世の中を笑ってた
そんなたわいもない日常がひときわ輝くのはそんなささやかな強がりが明日と今日を結んでいるから
生彩を欠いた鮮やかさのないこの部屋に日常は明日もおとずれる
いつでも身勝手で
いつでも気まぐれな
朝がこうして夜を連れ去りそこに変わらない物語がつくられる
限りある一冊の本のページをまたひとつめくるようなたやすい動作でなんてことのない今日が始まる
始まり始まり…
血も涙も滴る骨肉のおとぎ話の扉は開いて
それなのに平穏で幸せそうな朝の香りと場にあわぬおだやかさはまるで嵐の前の静けさのように
これから始まるサドンデスを恐怖させる
それでも素晴らしい光が僕を照らし
僕はその素晴らしい朝の空気を胸いっぱいに吸い込む
ああ、なんて快いリアル
幸せなのか
二次元世界よ天晴れ。