詩人:どるとる | [投票][編集] |
フラッシュライトのようにまたたく光が
僕らの邪な影に寄り添うように影と光が混ざり合って
今 生まれるよ
優しい光
ずっと見つめても平気なくらいの光
僕らを照らす
カメラでフラッシュを焚くよりずっと
影が寄り添ってるからきっと光は丸みを帯びるんだね
光だけじゃまぶしすぎて逆にめまいを起こす
喜びも悲しみも片方だけではきっとうまく人を輝かせられない
影をぬぐい去り
光だけを手にしよう
そんなふざけた自分にさよならしたら
まるい光るに会いに行こう
ずっと見つめても平気なくらいの光
僕らを照らす
誰ひとり例外なく
世界を照らす
影ごと照らす
だから僕らは笑えるんだ
悲しみを抱きしめても
光がそれを支えるから
そしてまぶしすぎないように
影が光をおさえるから
だから僕らはずっとばかでいられるんだ
まるいひかりに生かされて。