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どるとるの部屋


[1270] 恋桜
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


春を待つつぼみのように
胸の中にずっと秘めてた思いはやっと港を出る

君へと向かってゆく
言葉は僕のうたれ弱い心をふるわすんだ

いつのまにか恋に落ちていた
恋をするために生まれたんじゃないけど
いつのまにか恋に生きていた
そして立ち止まる僕の心に咲いた恋の花
枯らさないように
君と二人で育ててゆく
この花は二人じゃないと育てられないから
ねえ ずっと育ててゆこうね
約束を交わそう

この花の名前は
僕が名づけよう
恋桜と

はじまりの季節
そのドアを
たたくような
新しい風のような
名前だよ

ほら
そのために
咲いたんだから

笑って
迎え入れてあげよう
この悲しくも素晴らしい世界に

天秤で重さを比べずともすべて愛して。

2010/04/03 (Sat)

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